沖縄の公立大学 名桜大学(沖縄県名護市)やんばるの豊かな自然の中で国際的教養人を育成します!

海外協定大学派遣交換留学の心得及び諸手続き海外留学・国際交流

留学前

◆留学の目的や将来設計を明確にする
 留学は憧れだけでは成功しません。留学する前に、「なぜ留学したいのか」、「留学でどんな成果を得たいのか」、「留学がベストな選択肢か」、「将来の目標は」などを考慮して留学を決定してください。そして、自分自身の留学目的に応じて、留学したい国・地域と協定大学を選びましょう。その際、第2希望、第3希望と幾つか候補を検討しておくとより可能性が広がります。また、留学するためには保護者の支援を得ないといけませんので、保護者にも留学の目的や将来の目標を伝え、事前に相談するようにしてください。せっかく、高額な費用を使って留学するからには留学に対する明確な目標設定が必要です。
◆早い時期から留学の準備を始める
 留学希望先が決まったら、応募時期や留学時期までにどのような準備(応募資格・提出書類等)が必要なのか、希望留学時期から逆算して留学計画を立てましょう。派遣先大学の入学手続き、パスポートの準備、学生ビザの申請、授業の登録、学生尞やホームステイの申し込み、航空券の予約、空港送迎の手配、健康診断・予防接種などは遅くとも4ヵ月前から準備をする必要があります。留学計画に沿って、本学での学修や語学力の向上(語学基準のクリア)、本学と派遣先大学への提出物や諸手続きの確認など、入学後の早い段階から準備を進めることが非常に重要です。
◆留学先の情報は自ら集める
 留学する前にインターネットやトラベルガイドブック等を用いて、派遣先国・地域と派遣先大学について自ら入念に調べることがとても大事です。例えば、派遣先国・地域の歴史・文化、気候、治安情勢や感染症等、派遣先大学の概要・特徴、学部・学科、学生生活やキャンパス・施設等の下調べが必要です。特に外務省と各協定大学の公式ホームページで事前に情報収集するようにしてください。また、国際交流センター窓口でも随時に派遣先大学や留学費用などに関する個別相談が可能です。それに加えて、毎年年に2回、前期と後期に名桜大学留学フェアを開催し、派遣留学生OB・OGによる体験談発表の他に、各協定大学のブースで派遣留学生OB・OGと受入交換留学生に留学先での生活について直接相談できる時間も設けていますので、本フェアに積極的に参加することをおすすめします。
◆語学力を磨き、自国の文化を伝える
 現地では学校のみではなく、生活のあらゆる場面で現地の語学力が堪能でなければ様々な困難を引き起こすことになります。そのためにすべての協定大学の留学選考試験で本学独自の語学試験が実施されます。留学の目的が現地の語学力を磨くことである学生が多数ですが、留学前に高い語学力を身につけている学生は、留学中の語学力の伸びの程度が高いと言われています。また、留学前に少しずつ語学力を向上させないと、派遣先大学の講義についていけず、計画通りに単位修得ができなくなる可能性があります。
 さらに現地では日本文化や習慣の紹介を求められる場合があります。他国の文化理解のみではなく、日本や沖縄の文化を紹介できることが広い意味での異文化理解と言えますので、なるべく派遣国の言語でいつでも紹介できるように準備しておきましょう。
◆可能な限り多くの単位を修得し、教務関係の諸手続きを行う
 留学中に派遣先大学で修得した単位は本学で卒業単位として認定されますので、留学の期間を含めて4年間で卒業することが可能ですが、認定される単位数は多くありません。そのため、早い段階で指導教員や教務課に相談し、留学前にできるだけ多くの単位を修得するなど、計画的な科目履修・単位修得に努めることで留年すること無く卒業できる可能性が高くなります。また、留学中はEメール等を利用して指導教員と連絡を取り合いながら、「基礎演習」や「専門演習」(2年次~4年次対象)の講義を履修することになりますので、留学前に必ず『留学中における「演習」履修指導計画』を教務課に提出してください。そして、留学後に単位認定がスムーズにできるように『留学中における単位認定計画書』も併せて教務課に提出する必要があります。
◆海外旅行保険に加入する
 本学の派遣交換留学制度では、留学する学生全員に危機管理の観点から海外旅行保険に加入することを義務付けています。派遣先大学から入学許可書が届き次第、入学許可書に記載されている留学期間をもとに、海外旅行保険の期間を決めて、加入手続きを行ってください。加入手続き後は、保険証書のコピーを国際交流課職員へ提出する必要があります。海外旅行保険に加入することで留学中の各種トラブルが費用面で補償され、海外で安心・充実した留学生活を送ることができます。例えば、自分自身のケガや病気に関する補償(治療・救援費用保険金・傷害死亡保険金等)、持ち物に関する補償(携行品損害保険金)や他人にケガ等をさせてしまったときの補償(留学生賠償責任保険金)などがあります。このように、海外旅行保険は留学中の安全・安心をより確かなものにしますので、留学前に必ず保険に加入し、保険内容と利用方法を確認しましょう。

留学中

◆現地到着後はすぐに本学国際交流課に報告し、在留届等の諸手続きを行う
 現地に到着したら、まずは国際交流課職員まで到着報告のメールをしてください。その後、在留届の提出(法律上の義務)だけでなく、海外安全情報配信サービス「たびレジ」と海外安否確認支援アプリ「プロ・ファインダー」の登録も行う必要があります。これらの手続きを行うことで外務省や日本大使館・総領事館から現地での事件・事故、テロや災害などの情報、現地での生活に必要な最新の安全情報を日本語で受信できます。また、現地で事件・事故や災害等に巻き込まれた場合は、日本大使館・総領事館が迅速に安否確認・支援活動等を行うことが可能となります。
・「在留届」の提出:https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html
・「たびレジ」の登録:https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html
・「プロ・ファインダー」の登録:本学加入の危機管理保険の保険会社(日本アイラック)より登録案内のメールが届きます。
◆留学中の行動は自己責任であり、自分の身は自分で守る
 留学中の各種トラブルに対しては保険会社や本学が不測の事態に備えています。しかし、留学中の行動についてはあらゆる場面において自分で責任を持って判断する必要があり、自らの安全は自ら保障する考えが大切です。留学中は「危険な時間帯」と「危険な場所」に常に気を配り、現地の情報にアンテナを張り、危険の察知に敏感になる必要があります。
 また、留学中は日本でも予想できない様々な困難を自らの判断と能力で解決しなければいけません。留学先できちんと学業と生活ができる自立心や責任感があるか、今一度自分自身に問いかけてみてください。
◆留学中は本学の指導教員や留学担当職員と「報・連・相」をしっかり行う
 留学中に問題が発生した場合や住居を変更する場合は本学の指導教員や留学担当職員に速やかに連絡してください。なお、現地の協定大学には必ず留学生担当のアドバイザーがいますので、現地で解決できる問題はまず留学先のアドバイザーに相談するようにしましょう。また、留学先の生活や学業状況を把握するために、派遣先大学の学期末ごとに国際交流課職員へ「派遣留学現状報告書」をメールにて提出しなければなりません(計 2 回)。 
※留学期間を延長・短縮したい場合は「海外協定大学交換留学期間変更願」を、留学を辞退したい場合は「海外協定大学交換留学辞退願」を提出しなければなりません。

留学後

◆帰国報告と単位認定の手続きを行う
 帰国後は、本学の指導教員(学年担当教員・ゼミ担当教員)に帰国したことを速やかに報告し、国際交流課職員へ「派遣留学終了報告書」をメールにて提出してください。また、国際交流センター窓口にて派遣先大学の成績証明書を受け取って、指導教員と相談した上で、単位認定の諸手続きを行ってください。本学での単位認定がスムーズに行えるために必ず留学先で受講した科目のシラバスを持って帰ってください。留学期間中に修得した単位の認定は、諸委員会の審議を経て行われます。
※休学をして私費留学する場合、留学している期間は本学の在籍期間とならないため、私費留学先において修得した単位は認定されません。

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