沖縄の公立大学 名桜大学(沖縄県名護市)やんばるの豊かな自然の中で国際的教養人を育成します!

環太平洋地域文化研究所研究

環太平洋地域文化研究所紹介

 環太平洋地域文化研究所は、前身である名桜大学総合研究所として設立されてから23年間にわたり、「沖縄県北部の地域社会へ研究成果を還元し、地域のシンクタンクとしての機能を果たすこと」を趣旨として活動してきました。業務は、所員の研究支援と研究成果の地域への還元に大別されます。研究支援活動としては、研究費および出版費の助成、科研費等の競争的外部資金獲得支援および研究倫理コンプライアンス研修、紀要の発行、研究成果の地域への還元活動としては、シンポジウムや名桜やんばるアカデミーの開催が挙げられます。
 組織体制としては、2018年度に、学際的な研究を促進すべく6部門(言語文化部門、経営情報部門、観光産業部門、社会政策部門、健康科学部門、看護科学部門)を廃止しました。それにより北部地区の自然環境を生かす研究、地域における教育・医療に関する研究、環太平洋地域に在住する沖縄県系ネットワークに関する研究等の推進を可能とする体制を構築しました。つづいて、2019年度からは総合研究所の名称を「環太平洋地域文化研究所」と新たにし、さらなる進化を目指すことになりました。今後はさらに、沖縄を中心に環太平を主体とした言語・文化、経営情報、観光産業および医療・健康分野において文系・理系を横断する学際的な研究を支援することが名称変更の趣旨となります。
 これまで研究所に賜りましたご支援に感謝申し上げますとともに、今後ともご指導ご鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

2020年4月1日
所長 仲尾次洋子
副所長 小嶋洋輔

特定研究

実績年度研究代表者共同研究者研究テーマ
令和2年度 大谷健太郎(国際学群) 伊良皆啓(国際学群)、宮城敏郎(国際学群)、永田美和子(看護学科)、大城凌子(看護学科)、新城慈(看護学科) 相互作用としてのホスピタリティに着目した教育と地域貢献に関する基礎的研究
令和1年度 大谷健太郎(国際学群) 伊良皆啓(国際学群)、宮城敏郎(国際学群)、永田美和子(看護学科)、大城凌子(看護学科)、新城慈(看護学科) 相互作用としてのホスピタリティに着目した教育と地域貢献に関する基礎的研究

学際的共同プロジェクト研究

実績年度研究代表者共同研究者研究課題
令和2年度 長嶺絵里子(看護学科) 小西清美(看護学科)、大浦早智(看護学科)、下地幸子(看護学科)、神田奈津子(スポーツ健康学科)、高村寿子(自治医科大学) 思春期の輝く未来を支える性と生の健康教育プログラムの構築やんばる地域でつながる・育むピア活動
令和2年度 中里 収(国際学群) 三嶋博之(早稲田大学)、大川茂樹(千葉工業大学) ソーシャルメディアを利用するIoT機器とそのインタラクションに関する研究
令和2年度 田代 豊(国際学群) 野波寛(関西学院大学)、坂本剛(名古屋産業大学)、大友章司(甲南女子大学)、青木俊明(東北大学) 公共政策の決定場面における当事者優位化の派生経緯とその変容可能性:倫理学・社会心理学・ゲーム理論を用いた多角的検証
令和2年度 東恩納玲代(スポーツ健康学科) 奥本正(スポーツ健康学科)、山本直史(愛媛大学) 沖縄県男性の肥満改善を目指した身体活動(運動)の実践・継続に関わる要因
令和2年度 照屋 理(国際学群) 波照間永吉(国際文化研究科)、小番達(国際学群)、小嶋洋輔(国際学群)、屋良健一郎(国際学群) 琉球和文学の解釈・鑑賞研究のための基盤構築
令和2年度 アリ・ファテヘムアリムF(国際学群) 新垣裕治(国際学群)、島康貴(地域連携機構)、ラビア・アブドゥル(マレーシア国民大学) 地域の遊休農地活用における情報共有システムの確立
令和1年度 長嶺絵里子(看護学科) 小西清美(看護学科)大浦早智(看護学科)下地幸子(看護学科)神田奈津子(スポーツ健康学科)高村寿子(自治医科大学) 思春期の輝く未来を支える性と生の健康教育プログラムの構築やんばる地域でつながる・育むピア活動
令和1年度 中里 収(国際学群) 三嶋博之(早稲田大学)大川茂樹(千葉工業大学) ソーシャルメディアを利用するIoT機器とそのインタラクションに関する研究
令和1年度 田代 豊(国際学群) 野波寛(関西学院大学)坂本剛(名古屋産業大学)大友章司(甲南女子大学)青木俊明(東北大学) 公共政策の決定場面における当事者優位化の派生経緯とその変容可能性:倫理学・社会心理学・ゲーム理論を用いた多角的検証

出版助成

著者発行年書名出版社
嘉納 英明 2015 沖縄の子どもと地域の教育力 株式会社エイデル研究所
高嶺 司 2016 日本の対中国関与外交政策―開発援助からみた日中関係 株式会社明石書店
大峰 光博 2016 野球における暴力の論理学 株式会社晃洋書房
住江 淳司 2017 カヌードスの乱―19世紀ブラジルにおける宗教共同体 春風社
迫田 幸栄 2018 現代日本語における分析的な構造をもつ派生動詞 株式会社ひつじ書房
仲尾次 洋子 2020 台湾の会計制度―会計基準の国際化と国家戦略― 同文舘出版株式会社

新規採用者助成

実績年度研究代表者研究課題
令和2年度 波照間永吉(国際文化研究科) 琉球文化圏における祭祀と歌謡の関係の研究
令和1年度 立津慶幸(リベラルアーツ機構) 微量In元素添加により実現した新奇Fe-Pd相の安定性に関する理論的研究
令和1年度 岡部麻里(スポーツ健康学科) ミャンマー連邦共和国の生徒における低成長とその因子
令和1年度 浦添美和(看護学科) 沖縄県北部地区に在留する外国人労働者とその家族の健康に関する実態調査 ~ネパールからの在留外国人の健康課題について~
令和1年度 神田奈津子(スポーツ健康学科) へき地等指定学校における救急処置に関する困難感や課題について
令和1年度 溝口広紀(看護学科) 地域活動に参加していない一人暮らし高齢者の死生観ー語りに焦点を当ててー

科学研究費

申請および獲得状況に関する年度推移

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図1.採択件数・助成額 図2.申請率 図3.採択率

科学研究費:採択研究課題(25件)令和2年度実績

研究種目研究課題研究代表者(所属)
基盤研究(C)
H28~R2
乳がん患者の生命予後に影響するオーダーメイドのウォーキングプログラムの開発 と普及 玉井なおみ(看護学科)
基盤研究(C)
H29~R2
国民国家建設期の東南アジアにおけるマレー・ムスリムのネットワーク 坪井祐司(国際学群)
基盤研究(C)
H30~R2
『離島の子育て"届ける"支援プロジェクト』~村・医・学連携システムの構築~ 小柳弘恵(看護学科)
基盤研究(C)
H30~R2年度
都市部と農漁村部における地域力を活かした「近助」ケアシステムの開発 安仁屋優子(看護学科)
基盤研究(C)
H30~R2年度
ヘルスリテラシーの向上に着目した島民の「肝臓を守る健康教育プログラム」の開発 島袋尚美(看護学科)
基盤研究(C)
H31~R3年度
ヨーロッパ言語と日本語・中国語比較による主題構造のカートグラフィー研究 中村浩一郎(国際学群)
基盤研究(C)
H31~R3年度
談話と理解度を中心とした小学校英語教員のオンラインによるスピーキング能力の開発 渡慶次正則(国際学群)
基盤研究(C)
H31~R3年度
離島・へき地で働く看護職者のキャリア発達支援と継続教育方法の検討 清水かおり(看護学科)
基盤研究(C)
H31~R3年度
輸入感染症の脅威にさらされている沖縄県在住大学生の危機意識の実態と支援体制の構築 西田涼子(看護学科)
基盤研究(C)
H31~R3年度
精神障害者の生活行動に急速な改善をもたらすフットケアによる看護援助モデルの開発 鬼頭和子(看護学科)
基盤研究(C)
H31~R3年度
認知症支援困難事例から始まる地域と大学との協働による地縁ネットワーク開発 下地幸子(看護学科)
若手研究
H30~R2年度
台湾進出日本企業を対象とした国際財務報告基準の戦略的適用に関する研究 仲尾次洋子(国際学群)
若手研究
H30~R2年度
近現代の比叡山におけるツーリズム空間化による教団システムの変容 卯田卓矢(国際学群)
若手研究
H30~R2年度
明治期における条約改正交渉と「琉球処分」政策のトランスナショナルな連動性 山城智史(リベラルアーツ機構)
挑戦的研究(萌芽)
H30~R2年度
沖縄の地域文化に根ざした自死遺族支援の構築―相互扶助の中で忌避される自死― 鈴木啓子(看護学科)
挑戦的研究(萌芽)
H30~R2年度
島嶼地域における女性の主体的移動と近現代社会に与えた普遍的インパクトに関する研究 小川寿美子(スポーツ健康学科)
若手研究
H31~R4年度
和歌・和文から見た琉球・日本の文化交流 屋良健一郎(国際学群)
若手研究
H31~R3年度
へき地のソーシャル・キャピタルを「8050」世帯の支援に活かす介入研究 田場真由美(看護学科)
若手研究
H31~R3年度
国際的スポーツイベントを通じた都市ブランディングに関する実証的研究 平野貴也(スポーツ健康学科)
若手研究
H31~R3年度
卓球において回転戦術が得点に及ぼす影響の定量化 玉城 将(スポーツ健康学科)
若手研究
R2~R3年度
へき地における若年母親のベビーマッサージプログラムをきっかけとした居場所づくり 大浦早智(看護学科)
基盤研究(C)
R2~R4年度
戦後日本における同和教育思想の形成・変容過程についての研究 板山勝樹(国際学群)
基盤研究(C)
R2~R5年度
乳がん患者の持続可能なオーダーメイドウォーキング・ケアプランの構築と標準化の確立 玉井なおみ(看護学科)
基盤研究(C)
R2~R6年度
がん化学療法患者の離職予防に向けた就労関連スティグマ低減の双方向支援ツールの開発 木村安貴(看護学科)
基盤研究(C)
R2~R3年度
不妊治療の終結をめぐる夫婦の意思決定支援に有用な看護アセスメントガイドの開発 阿部正子(看護学科)

宇流麻学術研究助成基金令和2年度実績

研究代表者研究課題
伊波弘幸(看護学科) ハンセン病療養所入所者の最後の場所(納骨)への思い<br/ >沖縄愛楽園における納骨の現状と課題
村上満子(看護学科) やんばるで暮らす精神障害者の健康ニーズ調査<br/ > ・地域の可能性を踏まえたヘルスプロモーションプログラム作成に向けて

アイランドキャンパス事業 (鹿児島県離島振興協議会)令和1年度実績

研究代表者研究課題
屋良健一郎(国際学群) 種子島と沖縄の交流史

受託研究令和2年度実績

研究代表者研究テーマ委託者
砂川昌範(看護学科)<br/ >H30~R3 真の社会イノベーションを実現する革新的「健やか力」創造拠点

講演会・シンポジウム等令和1年度実績

部門内容概要
シンポジウム With / Afterコロナにおけるやんばるの産業
第Ⅰ部 「コロナ禍における企業の取り組みと今後」
第Ⅱ部 パネルディスカッション「With/After コロナにおけるやんばるの産業」
日時:令和3年3月13日(土曜日)14:00~16:00
開催方法:オンラインZOOM

「コロナ禍における企業の取り組みと今後」として,3社の創業期からのあゆみ,コロナ前の現状およびアフターコロナを見据えた取り組みについてご講演いただいた。
「With/After コロナにおけるやんばるの産業」をテーマに,地域との関わり,地産地消を目指した商品開発,循環型社会,起業の成功の秘訣などについて議論を深めた。

シンポジウム 第34回日本観光研究学会全国大会 シンポジウム
「持続可能な観光のあり方を考える -沖縄の取組みと課題から-」
(日本観光研究学会・環太平洋地域文化研究所 共催)
日時:2019年12 月14 日(土)
持続可能な開発目標における観光をグローバルかつローカルの視点から捉え返し、観光インパクトの再考や沖縄の事例を通して、今後の日本における観光地のマネジメントに関する議論を深化させた。 20191214.jpg
シンポジウム 国際シンポジウム「琉球諸語と文化の未来」 共催:琉球新報社
場所:琉球新報ホール(那覇市泉崎1丁目10番地3号)
日時:令和2年2月15日(土)14:00~16:30
琉球・沖縄の文化を継承し,さらに発展させていくために今何をすべきかについて,「琉球諸語と文化の未来」と題して,博士後期課程・国際文化研究科長,現在を代表する知識人と研究者,そしてハワイ語の復興に取り組み大きな成果をあげてきた協定大学であるハワイ大学の専門家をお招きし,国際シンポジウムを開催した。当日は約300人が来場し,会場から登壇者への質疑や意見が多く寄せられ活発な意見交換が行われた。

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名桜やんばるアカデミー令和1年度実績

映画『Cu-bop (キューバップ)』上映・高橋慎一監督講演会
「国境を越える人と文化~アメリカとキューバを結ぶジャズ・ミュージック~」
日時:令和元年6月12日(水)14:45~18:00

ボリビア日本人移住120周年記念 映画『パチャママの贈りもの』上映・講演会
日時:令和元年10月12日(土)13:00~16:00

 2019年4月より大学院国際文化研究科国際地域文化専攻(博士後期課程)が開設されました。そこで、地域の方々に博士後期課程を担当する教員の研究分野を公開講座として開講し、本学の新たな取り組みに触れる機会を下記のとおり提供しました。

日時担当教員内容
第1回(令和元年10月23日) 赤嶺守 教授 沖縄における中国文化の受容 yanbaru.jpg
第2回(令和元年11月6日) 山里勝己 教授 アメリカ文学の中の自然
第3回(令和元年11月13日) 山里純一 教授 ヤンバルの「星」にまつわる伝承と習俗
第4回(令和元年11月27日) 波照間永吉 教授 琉球文学の中のヤンバル
第5回(令和元年12月11日) 住江淳司 教授 ブラジル人の処世術―ジェイチーニョ・ブラジレイロ ブラジル人の問題解決法

お問い合わせ

環太平洋地域文化研究所

電話番号:0980-51-1107
FAX番号:0980-51-1136

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