沖縄の公立大学 名桜大学(沖縄県名護市)

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上本部中学校にて英語教育活動を実施

掲載日:2018年2月2日お知らせ , 受験生向け , 在学生向け , 地域の方向け

 平成30年1月31日(水)、本部町教育委員会から依頼を受け、上本部中学校で英語教育活動を実施しました。中学校1年生、2年生の生徒を対象に、中学生が既習のフレーズや単語を活用し「必要な情報を質問して聞き取る」という学習を行いました。本学の学生11人が外国人(英語スピーカー)という設定で、2~3人のグループに分けられた中学生が挨拶、名前、出身地、趣味、好きな食べ物などの質問をし、必要な情報を英語で得るという活動内容としました。中学生にとっては体験的に既習事項を活用することで学習の成果を実感し、知識・技能の定着が図られた様子でした。また、参加した大学生にとっても中学生の純粋な学ぶ姿勢を目の当たりにして、活動への充実感と今後の地域貢献のあり方を考えるよい機会となったようでした。
 沖縄県は観光立県を掲げ、経済成長政策を進めている現状があります。また、多くの観光客が沖縄を訪問することによって、国境を越えた異文化交流が促進され、外国語を話す方たちが非常に身近な存在となってきています。今後はさらにこのような地域と大学が協働で教育活動に携わる機会を活用し、生徒・学生たちが観光の現場で実践的に「学んだ英語を使った交流」の機会が増えていくことを期待しています。

報告:玉城 本生(リベラルアーツ機構 外国語教育 英語)

参加学生の声
「1つの授業をつくるということ」
山田 潤平(国際学群1年次、沖縄県立コザ高校出身)
 今回授業補助として中学校での授業作りに参加させてもらい、大学の講義外での貴重な経験をさせてもらいました。教職課程を取っているわたしにはとても大きな経験になり、学校現場で、各教科の先生たちによって1つ1つの授業がいかに考えられてつくられているかを目にすることができました。
 大学生として、このような形で地域貢献に参加できることに喜びを感じ、将来的には、塾に通うのが難しい家庭の子供たちに学びの場を提供するといった活動をしていきたいと思いました。
 子供たちに楽しく学んでもらうというのはとても難しいことで、まだまだ私自身、英語学習が必要だと改めて考えさせられました。大学の4年間という時間を中身のある時間にするため今後も地域貢献ができるよう努力していくとともに、熱意のある教師になるため頑張っていこうと思います。

「貴重な時間をどのように活用していくか」
岸川 代世(国際学群1年次、佐賀県立鹿島高校出身)
 今回の活動は、私たちが教える立場となり、中学校の授業を行うという今までに体験したことのない活動でした。授業の目的として「必要な情報を質問して聞き取る」というテーマのもと、私たち学生が外国人になりきって中学生からの質問に答えていき、中学生がどれほど情報を正確に聞き取れているのかをゲーム形式で行う活動をしました。その活動の準備段階で非常に驚いたことがありました。それは、今までの自分も同様に生徒にとっては1時間の英語の授業ですが、その授業の作成を行う先生方は多大な時間や知恵を使われているということです。先生方は生徒の学力向上だけでなく授業の楽しさや勉強の面白みを生徒に感じてもらおうと1時間の英語の授業にどれほど手間をかけられているのかと感心するばかりでした。私たち大学生は高校生までとは異なり自由な時間・自分の時間が多くあります。その貴重な時間を今後どのように活用していくかは自分次第なのだということを改めて認識しました。これからも地域貢献を踏まえた活動や、学生だからこそできる活動の多くに積極的に参画していきたいと思います。

「学びを地域でつないでいく」
大迫 由佳(国際学群2年次、福岡県立宗像高校出身)
 今回、上本部中学校の英語授業に補助として参加し、貴重な経験をさせていただきました。上本部中学校の生徒さんたちは本当に楽しんで授業に取り組んでくれていて、こちらもとても楽しみながら参加させてもらいました。そして改めて、英語を学ぶことの楽しさを中学生の皆さんに教えていただいた時間でした。また、学生と地域のつながりの重要性も感じました。学生だからこそできる学びを地域でつなげていくことが私たちにはできるのだと思い、とてもいい経験でした。生徒にもっとたくさんのことを教えられるように私自身もこれからももっと地域の方とのかかわりを大事にして名桜大学生としての自覚と責任を持って活動したいと思います。

「自分の課題を発見」
川島 さやか(国際学群2年次、福岡県・福岡工業大学附属城東高校出身
 中学生や先生方と交流できたことは、私にとって貴重な経験だったと思います。中学生をはじめ、私たち学生も楽しみながら交流ができました。今後も名桜大学の学生が地域の小中学校に授業補助を行うなどの地域貢献ができたらいいと思っています。また、今回の活動で、英語を積極的に話す経験ができ、「自分の発音を良くしたい」という課題を見つけることができました。今後は、留学などを通して自分の英語力をもっと向上させたいと思っています。

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英語教育活動開始!
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"What your name?"からスタート

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