沖縄の公立大学 名桜大学(沖縄県名護市)

看護学研究科 看護学専攻(博士後期課程)学部・専攻科・大学院

沖縄の歴史や文化に根差したケアリングの理解をもとに、人々の健康と生活の質向上のための看護学研究を自律して行い、看護学の発展に寄与する高度な研究能力を有する教育研究者を育成します。

学位

博士(看護学)

標準修業年限

3年

入学定員

2名

教育研究上の目的

本博士後期課程は、沖縄の歴史や文化に根差したケアリングの理解をもとに、人々の健康と生活の質向上のための看護学研究を自律して行い、看護学の発展に寄与する高度な研究能力を有する教育研究者の育成を目的とする。

育成する人材

ア 沖縄の歴史や文化に根差したケアリングの理解をもとに、人々の健康と生活の質向上のための看護学研究を自律して行い、看護学の発展に寄与する高度な研究能力を有する教育研究者を育成する。
イ 沖縄県及び我が国の地域医療の課題に取り組み、牽引する看護人材の継続教育を主導できる人材を育成する。
ウ 看護ケアが提供される場に存在する多様な課題を研究しその成果に基づき、看護実践の改善・改革を主導できる看護人材を育成する。

ディプロマ・ポリシー学位授与方針

看護学研究科看護学専攻(博士後期課程)は、以下の要件を満たした大学院生に博士(看護学)の学位を授与します。

ア 高い倫理観と論理的思考力を持ち、看護学の発展・深化に寄与する研究を自律して行うことのできる能力を有している。
イ 生涯に渡り自己研鑽し、高度な専門的知識と教育指導力を持って次世代の看護職を育成できる能力を有している。
ウ 沖縄の歴史や文化に根差したケアリングの理解をもとに、人々の生活及び地域のニーズに添った保健・医療・福祉の発展に貢献できる能力を有している。
エ 看護の専門性を追究し、看護ケアが提供される場における多様かつ複雑な要因の解明ができ、看護実践の改善・改革に取り組むことができる能力を有している。

博士学位論文評価基準

論文審査の観点は、博士論文としての学術的価値、実践的な有用性、倫理的な観点及び完成度等から、論文の水準を客観性及び厳密性をもって判定する。審査の観点は、以下のとおり名桜大学大学院看護学研究科看護学専攻博士後期課程学生便覧及び名桜大学ホームページにより公表する。

① 論文の意義
ア 看護学の研究として意義があるか
イ 独自性があるか
ウ 新たな知見を提示しているか

② 倫理的配慮
ア 研究対象者の人権を擁護できているか
イ 他者の著作権を守る配慮ができているか
ウ 倫理委員会の承認を得ていることが記載されているか

③ 論文の内容
ア 研究題目が研究内容を適切に表しているか
イ 要旨には研究の概要を適切に記述しているか
ウ 研究題目に関する十分な知識・概念が検討され用いられているか
エ 国内外の文献を検討した結果に基づき研究の背景・意義を明確に論述しているか
オ 研究目的は明確か
カ 研究目的に適った研究デザイン・研究方法を用いている、
キ 研究方法が詳述されているか
ク 既存の方法論を正確に適用できているか
ケ 研究目的と考察に一貫性があるか
コ 文献との照合に基づく考察がなされているか
サ 研究成果とその解釈を区別して論述できているか
シ 結果と考察から妥当な結論が導きだされているか

④ その他
ア 引用文献の表記が適切か
イ 図・表を正確に作成しているか
ウ 適切かつ明瞭な文章表現となっているか

カリキュラム・ポリシー教育課程編成方針

ディプロマ・ポリシーで示した能力を育成するため、以下の方針に沿ってカリキュラムを編成します。

ア 看護実践並びに看護学の発展に寄与する教育研究者の養成に必要な基盤となる要素を学習し、自律して研究を計画・実施できるために、「看護学研究特論」「看護教育学特論」を必修の共通科目として設定する。
イ 沖縄の歴史や文化に根ざしたケアリングの理解をもとに、地域課題の特性を学習し、社会のニーズに対応できるために「沖縄のケアリング文化と看護」を必修の共通科目として設定する。また「沖縄の保健看護政策特論」を必修の共通科目として設定する。
ウ 生体内外の環境の変化及び調節機構を評価する指標や科学的エビデンスに基づいた看護実践を開発できるように「生体環境看護科学特論」を選択必修の共通科目として設定する。
エ 生涯にわたり高度な専門性をもって教育・研究活動を行い、専門性の高いケアが実践できるように「基盤看護学分野」として「看護キャリア開発学特論」を、「応用看護学分野」として「がん看護学特論」「成育健康看護学特論」を、「生活支援看護学分野」として「地域包括看護学特論」「精神保健看護学特論」を選択必修の専門科目として設定する。
オ 看護の専門性を追究し、看護の発展に寄与する優れた学位論文を計画的に遂行し作成するために「看護学特別研究」を設定する。

教育課程の概要

本博士後期課程の教育課程は、以下の表に示すとおり「共通科目」「専門科目」「研究科目」の3つの科目により構成する。

共通科目

看護実践並びに看護学の発展に寄与する教育研究者の養成に必要な基盤となる要素を学習し、自律して研究を計画・実施できるために「看護学研究特論」「看護教育学特論」を必修の共通科目として設定します。また、沖縄の歴史や文化に根ざしたケアリングの理解をもとに、地域課題の特性を学習し、社会のニーズに対応できるために「沖縄のケアリング文化と看護」を必修の共通科目として設定します。さらに「沖縄の保健看護政策特論」「生体環境看護科学特論」を選択必修の共通科目として設定します。

専門科目

博士後期課程の分野は、修士課程の専門分野を統合・発展させることを目指し、「基盤看護学分野」「応用看護学分野」「生活支援看護学分野」の3分野を設定しています。
「基盤看護学分野」では、質の高い看護実践を行う専門職者として、看護実践の基盤となる教育方法を検討し、キャリア開発のモデルを探究します。
「応用看護学分野」では、健康のレベルやケアの場に共通した看護実践を応用的に捉えて、がんに罹患した人々、女性と子ども及び家族支援のエビデンスを創造し看護学のモデルを探究します。
「生活支援看護学分野」では、保健医療福祉のニーズを見据え、社会の中で生活者として生きる人々の尊厳を保持し、生活の質及び自立を促進する当事者主体の看護を探究します。
さらに、それぞれの分野に生涯にわたり高度な専門性をもって教育・研究活動を行い、専門性の高いケアが実践できるように、専攻領域を置いています。
「基盤看護学分野」の「看護キャリア開発学」専攻領域では「看護キャリア開発学特論」を、「応用看護学分野」の「がん看護学」専攻領域では「がん看護学特論」を、「成育健康看護学」専攻領域では「成育健康看護学特論」を、「生活支援看護学分野」の「地域包括看護学」専攻領域では「地域包括看護学特論」を、「精神保健看護学」専攻領域では「精神保健看護学特論」を選択必修として設定します。

研究科目

看護の専門性を追求し、看護の発展に寄与する優れた学位論文を計画的に遂行し作成するために「看護学特別研究」を設定します。

授業科目
科目区分授業科目の名称配当年次単位数
必修選択
共通科目 看護学研究特論 1前 2 -
沖縄のケアリング文化と看護 1前 2 -
沖縄の保健看護政策特論 1後 - 2
生体環境看護科学特論 1後 - 2
看護教育学特論 2前 2 -
専門科目 基盤看護学 看護キャリア開発学特論 1通 - 2
応用看護学 がん看護学特論 1通 - 2
成育健康看護学特論 1通 - 2
生活支援看護学 精神保健看護学特論 1通 - 2
地域包括看護学特論 1通 - 2
研究科目 看護学特別研究 1~3通 6 -

※専門科目は、5科目から1科目を選択する
※「1前」「1後」「1通」・・・数字は学年、「前」は前学期、「後」は後学期、「通」は通年を指す。

修了要件

修了要件は、本博士後期課程に 3 年以上在籍し、所定の単位(16単位以上)を取得するとともに、必要な研究指導の下、研究計画書審査及び研究倫理審査を経て、論文審査及び最終試験に合格する必要があります。ただし、名桜大学大学院学則に基づき、在学中に優れた研究業績を上げた者として研究科が認めた場合に限り、2年以上3年未満の在学期間による早期修了を認めます。

専門分野
分野専攻領域教員主な担当授業科目
基盤看護学分野 看護キャリア開発学 教授 グレッグ 美鈴 看護教育学特論
看護キャリア開発学特論
看護学特別研究
応用看護学分野 がん看護学 教授 玉井 なおみ
上級准教授 木村 安貴
がん看護学特論 
看護学特別研究
成育健康看護学 教授 流郷 千幸
教授 阿部 正子
成育健康看護学特論 
看護学特別研究
生活支援看護学分野 地域包括看護学 教授 永田 美和子
教授 田場 真由美
教授 大城 凌子

地域包括看護学特論 
看護学特別研究
精神保健看護学 教授 鈴木 啓子
教授 平上 久美子
精神保健看護学特論 
看護学特別研究
研究スケジュール概要
1年次2年次3年次
前期(4月~9月) 後期(10月~3月) 前期(4月~9月) 後期(10月~3月) 前期(4月~9月) 後期(10月~3月)
授業科目履修 共通科目・専門科目、看護学特別研究の履修 共通科目履修
看護学特別研究履修
看護学特別研究履修 看護学特別研究の履修
研究スケジュール
4月
  • 研究領域・指導教員等の決定
7月
  • 論文題目提出(仮)
  • 合同検討会:研究進捗状況発表
8月
  • 研究実績報告書提出
2月
  • 合同検討会:研究計画発表
  • 研究実績報告書提出
4月
  • 研究計画書申請
  • 研究計画書審査
5月
  • 倫理審査申請
  • 倫理審査
7月
  • 合同検討会:研究の進捗状況発表
8月
  • 研究実績報告書提出
2月
  • 合同検討会:研究の進捗及び成果発表
  • 研究実績報告書提出
6月
  • 博士論文審査願及び題目提出
  • 合同検討会:研究の進捗及び成果発表
8月
  • 研究実績報告書提出
9月
  • 予備審査の申請
10月
  • 予備審査を受審
11月
  • 学位論文審査申請
12月
  • 学位論文審査
2月
  • 公開論文発表会及び最終試験(口述)
  • 最終論文提出
  • 研究実績報告書提出
3月
  • 修了認定、学位授与式
修了後の進路

(1)看護系大学・大学院における質の高い教育を実践する教育研究者
(2)保健・医療・福祉機関における地域医療を牽引する看護職の継続教育を主導する看護教育担当者
(3)看護ケアや看護実践の改善・改革を推進する看護専門職者

社会人も学べる教育環境

社会人が仕事を続けながら学修できる教育環境。

昼夜開講制を導入

社会人学生の事情を考慮して、昼間に加えて、平日の夜間や週末及び夏季休業等にも授業又は研究指導を行うことができる教育環境を整備。

長期履修制度を導入

「職業(定職)を有している等の事情」のある学生を対象として、6年を上限とする長期履修制度を設けています。この制度による授業料は、標準の修業年限3年間分の授業料総額を計画的に履修することを認められた一定期間の年数で分割して納めることになります。長期履修制度を利用したい学生は、入学後の指定の期間内に申請してください。

施設の夜間利用

図書館は、大学院学生の修学時間に合わせて、月~金曜日においては午前8時50分~午後10時まで、土曜日は午後12時~17時まで開館。また、大学院生専用の研究室・共同演習室を整備している。

入試情報

入試情報はこちら arrow_big_shikaku_greene 博士後期課程 入試情報

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