沖縄の公立大学 名桜大学(沖縄県名護市)やんばるの豊かな自然の中で国際的教養人を育成します!

嘉納 英明Kano Hideaki

プロフィール

生年月 1963年4月
出身地 沖縄県 沖縄市(旧コザ市) 父(奄美大島出身)、母(糸満出身)
研究室 研究棟510
メールアドレス kano(at)meio-u.ac.jp
最終学歴

琉球大学教育学部小学校教員養成課程(教育学専修)卒業(1987年3月)

熊本大学大学院教育学研究科(修士課程)学校教育専攻 修了(1989年3月)

九州大学大学院人間環境学府博士課程単位取得満期退学(2010年3月)

学位

博士(九州大学、2012年)

担当科目

【学部】

教職概論A/B、教育原理、教育制度論、教育方法、国際文化系基礎演習、地域文化演習、現地実習(沖縄コース)、国際文化専門演習Ⅰ.Ⅱ.Ⅲ.Ⅳ

【大学院国際文化研究科(修士課程)】

教育学特論、比較教育文化思想特論、言語文化研究演習Ⅰ・Ⅱ

【大学院国際文化研究科(博士後期課程)】

現代沖縄教育特論

【大学院看護学研究科】

看護教育学(兼担)

専門分野

教育学(教育政策学、社会教育学、子ども社会学)

研究課題
  1. 沖縄の戦後教育史
  2. 地域社会教育論
  3. 子どもの貧困研究
所属学会

九州教育学会、日本教育政策学会(中国、四国、九州、沖縄選出理事2016年7月~2017年7月)、日本社会教育学会、日本教育制度学会、日本生活体験学習学会、日本子ども社会学会(共同研究事業委員会委員)、日本公民館学会、基礎教育保障学会、東京・沖縄・東アジア社会教育研究会(略称:TOAFAEC)常任委員(第12期)

主要論文・著書等
  1. 嘉納英明著『戦後沖縄教育の軌跡』那覇出版社、1999年
  2. 共著『那覇市教育史(通史編)』2002年
  3. 共著『おきなわの社会教育-自治・文化・地域おこし』エイデル出版社、2002年
  4. 寺本潔・嘉納英明編著『風土に気づき→地域を再発見する総合学習』明治図書、2003年
  5. 共著『具志川市史(教育編)』2006年
  6. 嘉納英明「沖縄の字公民館幼稚園の成立過程に関するー考察-沖縄島・具志川を中心に-」日本子ども社会学会『子ども社会研究』第15号、2009年
  7. 嘉納英明「近代沖縄における学事奨励会の就学及び修学機能-読谷村の事例を中心に-」日本子ども社会学会『子ども社会研究』第16号、2010年
  8. 嘉納英明「教職履修生の学習支援ボランティアにおける学びと自己成長」(日本生活体験学習学会『日本生活体験学習学会誌』第11号、2011年)
  9. 嘉納英明「沖縄の字公民館幼稚園の成立に関する研究」(『名桜大学総合研究所紀要』第21号、2012年)
  10. 嘉納英明「戦後沖縄の子どもの健全育成と『沖縄少年会館』の建設」(『名桜大学紀要』第18号、2013年)
  11. 嘉納英明「学生の教職観を育む学校支援に関する実践的研究-学習支援ボランティアを通して-」『日本生活体験学習学会誌』第14号、2014年
  12. 名桜大学教員養成支援センター編『教職を拓く―名桜大学教職入門書―』東洋企画、2014年(編集委員長)
  13. 嘉納英明「沖縄の地域共同体と社会教育」(松田武雄編著『現代の社会教育と生涯学習』九州大学出版会、2015年)
  14. 嘉納英明著『沖縄の子どもと地域の教育力』エイデル研究所、2015年
  15. 嘉納英明「沖縄の子どもの貧困対策をめぐる動向-2015年度を中心に-」(沖縄大学地域研究所紀要『地域研究』第18号、2016年)
  16. 嘉納英明「沖縄の字幼稚園を支える保護者の意向ー名護市・宮里幼稚園の保護者アンケート調査の分析からー」(九州教育学会『九州教育学会研究紀要』第44巻、2016年)
  17. 嘉納英明「沖縄の子どもの貧困問題について考える-近年の貧困対策をめぐる動向-」(日本子ども社会学会『子ども社会研究』第23号、2017年)
  18. 嘉納英明著『子どもの貧困問題と大学の地域貢献』沖縄タイムス社、2017年
  19. 嘉納英明「子どもの貧困問題と大学の地域貢献ー子どもの居場所学生ボランティアセンターの設立を中心にー」基礎教育保障学会『基礎教育保障学研究』創刊号、2017年
  20. 嘉納英明「子どもの学びの場と居場所づくりー名護市の学習支援教室を通してー」(沖縄大学地域研究所紀要『地域研究』第21号、2018年)
  21. 嘉納英明「日本の多文化共生教育のこれから-人口減少と移民政策をめぐる議論と関連して-」(名桜大学総合研究所『総合研究』第28号、2019年)
獲得した外部資金
  1. 「地方大学と自治体の連携による教育ボランティアの教育的効果に関する実践的研究」(給付額1,000千円)研究期間:2010年度、日教弘本部奨励金、研究代表者:嘉納英明
  2. 「沖縄の字公民館幼稚園の成立過程に関する研究―宮古・八重山諸島を中心に―」(研究費2,470千円)研究期間:2010~2012年度、基盤研究(C)一般、研究代表者:嘉納英明
  3. 「沖縄県の小中学校における津波防災教育の「自校化」と地理教材資料の作成」(助成金額660千円、研究期間2012~2013年度、財団法人国土地理協会、研究代表者:寺本潔、共同研究者:嘉納英明)
  4. 「沖縄本島北部の離島・山間部における学習支援ボランティアの実践的研究」(助成金額850千円、研究期間2012~2013年度、公益財団法人三菱財団助成金、研究代表者:嘉納英明)
  5. 「名護市学習支援教室ぴゅあ」の情報機器整備助成費 2013年度「りゅうぎんユイマール助成会」 助成金額150千円(申請者:嘉納英明 学習支援ボランティアサークル/ぴゅあ・サポート顧問)
  6. 「沖縄の歴史と文化を体験的に学び合う大学生と中学生の交流の旅」(助成費300千円)事業期間:2013年度、全労済地域貢献助成事業、申請者:嘉納英明(学習支援ボランティアサークル/ぴゅあ・サポート顧問)
  7. 「『沖縄』を丸ごと学び合う大学生と中学生の交流の旅」(2014年度実施予定)2013年度 公益財団法人 大和証券福祉財団「第20回ボランティア活動助成」300千円 公立大学法人 名桜大学 学習支援ボランティアサークル・ぴゅあサポート(顧問:嘉納英明)
  8. 「中学生の学力保障と居場所づくり-名護市学習支援教室ぴゅあ/2年間の軌跡―」森村豊明会社会福祉助成(2014年度)350千円 申請者:嘉納英明(学習支援ボランティアサークル・ぴゅあサポート顧問)
  9. 「沖縄の歴史と文化を学び合う大学生と中学生の交流の旅」公益財団法人おきぎんふるさと振興基金(2015年度)700千円 申請者:嘉納英明(名桜大学 学習支援教室ぴゅあ顧問)
  10. 「沖縄の字公民館幼稚園を支える地域の教育自治に関する研究」(研究費2,080千円)研究期間:2016~2018年度、基盤研究(C)一般、研究代表者:嘉納英明
  11. 「2016年度沖縄こども未来プロジェクト/沖縄の歴史と文化を学び合う中学生と大学生の学習旅行」(支援金210千円) 実施期間:2016年度、嘉納英明(名護市学習支援教室ぴゅあ顧問)
  12. コープおきなわボランティア団体援助金(2016年度、50千円)実施期間:2017年度、嘉納英明(名護市学習支援教室顧問)
  13. 金秀青少年育成財団助成金「沖縄の歴史と文化を学び合う大学生と中学生の交流の旅 in 伊江島」(助成金192千円)実施期間:2017年度、嘉納英明(名護市学習支援教室顧問)
  14. コープおきなわボランティア団体援助金(2017年度、50千円)実施期間:2018年度、嘉納英明(名護市学習支援教室顧問)
  15. 「地域連携型による自律的な教職課程の質保証に向けた評価システムの開発」研究期間:2018~2021年度、基盤研究(B)一般、研究分担者:嘉納英明
  16. 「2017年度 ろうきん・わしたシマづくり運動基金」からの団体への寄付(2017年度102千円、2018年度100千円、2019年度100千円)、名護市学習支援教室顧問(嘉納英明)
  17. 「1950倶楽部委員会」からの団体への助成金(2018年度、200千円)、名護市学習支援教室顧問(嘉納英明)
  18. 「地方における家庭教育支援施策の展開」(助成金800千円)研究期間:2019年9月~2021年8月、公益財団法人 北野生涯教育振興会 生涯教育研究助成、研究代表者:嘉納英明
受賞

第39回沖縄タイムス出版文化賞(児童部門賞)
受賞対象作品 文・かのうひであき、絵・すずきちかこ『沖縄発→平和を願う絵本 82さいの中学生 はっちゃん』沖縄時事出版、2018年

社会的活動
  1. 読谷村史編集委員会委員(2009年~現在に至る)
  2. 名護市社会教育委員(2010年~2013年)
  3. 沖縄県社会教育委員会委員(2012年~2019年)
  4. うるま市立公民館運営審議会委員(2012年~現在に至る)
  5. うるま市立図書館協議会委員(2013年~現在に至る)
  6. 沖縄県家庭教育支援推進委員長(2014年~2019年)
  7. 沖縄県生涯学習審議会委員(2015年~現在に至る)
  8. 子どもの居場所学生ボランティアセンター(副センター長)(2016年度)
  9. 沖縄県振興審議会専門委員(学術・人づくり部会)(2016年~2018年)
  10. 社会福祉法人風の谷福祉会評議員(2017年~)
  11. 沖縄県教育委員会公立中学校夜間学級等設置検討委員会委員長(2017年度~2019年度)
  12. 「沖縄子どもの未来県民会議」普及啓発・評価部会員(2018年~2019年)
  13. 沖縄こども未来プロジェクト運営委員(2018年~2019年)
  14. 沖縄市こどもの生活等に関する調査協議会委員(2018年6月~2019年3月)
  15. 沖縄市教育委員会委員(2018年7月~2021年7月)
  16. うるま市具志川市史編さん委員会委員(2019年3月~2021年3月)
  17. うるま市市民協働学校推進協議会委員(2019年4月~2021年3月)
  18. 読谷村教育振興基本計画策定委員会委員長(2019年3月~2020年3月)
  19. 沖縄県振興審議会専門委員(学術・人づくり部会)(2019年7月~2022年3月)
  20. 沖縄県公私立高等学校協議会委員(2019年~2020年)
  21. うるま市教育振興推進委員会委員(2019年7月~2021年3月)
  22. 「うるま市子ども・子育て会議」委員(2019年8月~2021年11月)
  23. 名護市史『戦後生活史編』調査員(2019年9月~2020年3月)
支援可能な内容・領域

学校教育・社会教育関係のシンポジウム等の企画、コーディネーター

講演活動

  1. 「戦後沖縄の子どもと社会」九州地区大学教職課程研究連絡協議会(2017年)、於:パシフィックホテル沖縄
  2. 「学校と地域での学びをふりかえり、これからを考える」第40回中頭地区学力向上実践推進大会(2018年)、於:かでな文化ホール
  3. 「沖縄の子どもの戦後生活史」沖縄県平和祈念資料館主催(2018年)、於:沖縄県平和祈念資料館
  4. 「戦後沖縄の子どもと社会」名桜大学地域出前講座(2019年)、於:沖縄科学技術大学院大学(OIST)同時通訳
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■平成26年1月、パールハーバーを訪れた。ビジター内の博物館は、戦争勝者の米国の視点で描かれ、戦艦アリゾナ記念館の海面は今でも油が漂う。学童疎開船「対馬丸」を撃沈させたボーフィン号も港湾内に係留され、船内を見学した。それぞれの国の立場から「戦果と戦史」が語られていることを痛感した一日であった。

■平成26年度の教職の授業から、『教職を拓く―名桜大学教職入門書―』を活用。このテキストは、本学の教職関係の専任教員や非常勤講師の協力によって出版したものである。大学独自の教職本の出版は、ユニークな試みである。『教職を拓く』を手がかりにしながら、教育文化の世界を深めて欲しいと願っている。同書の中の似顔絵は、本学の学生が描いたものである。なかなかの腕前である。

■平成26年9月、イギリスのロンドンとリバプールを訪れた。訪問先は、子どもを含む家族の健康、福祉、教育支援を展開しているChildren’s Centreである。イギリス全土で展開しているChildren’s Centreを見学して、これからの日本の地域教育福祉を考える際の貴重な手がかりを得た。

■平成23年から、現職の小学校教師と授業について語る学習会を立ち上げた。“おきなわ小学校授業研究会”という名称であり、別称“朋友遠来”と呼んでいる。学習会の場所は、沖縄市内の居酒屋。居酒屋で、熱く教育(授業)論議をしている学習会は、珍しい。時々、小学校の教室を会場にして、国語や算数の公開授業や教育講座を開催するが、毎回、100名前後の現場教師が参加する。意外と現場からは好評である。刺激のある学習会である。最近は、本学の卒業生で小学校の教師に採用された者が(通信で小学校の免許を取得)、公開授業等に参加したりして、より楽しい学習会となっている。

■平成28年に入り、沖縄県の子どもの貧困率が国内で最も高い数値を示し、深刻な状況にあることが明らかになった。「貧困の連鎖」を断ち切る方策を、国・沖縄県は推進し始めているが、一過性のものではなく、長期的な視点に立って、政策の展開と検証をして欲しいものである。子どもの貧困問題については、県内の大学による支援の動きもあるが、大学の地域貢献の視点からもっと議論されても良いかと思う。

■平成28年6月、名護市学習支援教室ぴゅあの第二教室(きじむなー)を開設した。場所は、大中区である。子どもの居場所として開設し、市役所の関係部局、「子どもの居場所学生ボランティアセンター(事務局・琉球大学)」と連携して活動を展開している。地域からの学習支援に対する要望は強い。支援者である学生の事情を考慮しながら、一歩ずつ、前進していきたい。

■2016年12月、「教育機会確保法」が公布された。この法律は、学校以外の場で学ぶ不登校の子どもの支援等を目的にしたものである。不登校の子の教育機会の確保のため、国や自治体は財政支援に努めること等が盛り込まれている。同法の成立は、公立夜間中学校等の設立についても追い風となっている。沖縄での公立夜間中学校・夜間学級の議論はこれからである。教育の機会を享受できなかった方に、国や自治体の支援が議論され始めた。大いに期待したい。

■2017年(平成29)11月、オランダとポーランドに行く機会を得た。オランダでは、アンネ・フランクの生家と隠れ家、ポーランドではアウシュヴィッツ強制収容所を訪れた。戦争体験を次世代にどのように伝えていくのかが大きな課題になっているなか、あらためて、戦争の爪痕に直接ふれることの大切さを痛感した。アウシュヴィッツでは、イスラエルの高校生が涙を流して見学している姿が印象的であった。

■2013年度に設立した名護市学習支援教室ぴゅあ。この教室は名護市役所と大学が連携して市内の中学生の無料塾として開設したものである。また、毎年、支援者である大学生と中学生の学習旅行(一泊二日)を実施してきた。沖縄の歴史や文化を学ぶことをテーマに、沖縄県平和祈念資料館、ひめゆり平和祈念資料館、対馬丸記念館、中城城址等をコースの定番にしてきた。2017年度は伊江島を訪問した。大学生と中学生が寝食を共にして関係性が深まり、沖縄への関心をより一層高める機会となっている。

■2018年10月、日本社会教育学会第65回研究大会を本学で開催した。本学では、教育関係の全国学会の開催は、「初」である。同学会の沖縄開催も初めてのことなので、記念すべき大会であった。初日は、台風の影響で中止となり残念であったが、その後の2日間は全国から集まった会員の熱心な議論が展開された。「会場校企画」は、「やんばるの地域課題と社会教育」をテーマとして実施し、エクスカーションは、屋部公民館、名護博物館、辺野古の海等であった。本学の教職員、学生、地元の関係者と 全国の会員が交流できたことは何よりも嬉しかった。

■2019年3月、侵華日軍南京大屠殺遭難同胞紀念館(南京大虐殺記念館)を訪れた。広大な敷地に立つ記念館の入り口には、犠牲者数300000の数字がある。本学の中国人留学生と現地の中国人学生の2人の案内で、館内を見学した。当日は、平日にもかかわらず、数多くの親子連れや花を手向けた者が訪れ、関心の高さをみせていた。「歴史をしっかり銘記しなければならないが、恨みは記憶すべきではない」という南京大虐殺の生存者の言葉が心に残った。

■2019年9月、国際文化専攻の南米ペルーの現地実習に同行した(引率者、上原なつき先生)。私は、南米は初めてである。ナスカの地上絵をセスナ機から眼下に望み、天空の都市・マチュピチュの壮大な姿を楽しんだ。今回の現地実習では、特に、ペルーの沖縄県人会との交流が印象に残った。本学の学生8名と県人会の20代の青年が集い、昼食を楽しみながらレクレーションで盛り上がった。ペルー在の県系人の自助努力と沖縄県等の支援により建設された県人会の施設は、ホールや食堂、サッカー場、ゲートボール場、プール等を有し、県人会の交流と憩いの場所として機能している。沖縄から遠く離れた南米ペルーに、“沖縄”があった。

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