平素より本学の教育・研究活動にご理解とご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
このたび、本学の大学入学共通テストを利用した入学者選抜において、得点集計処理に誤りがあり、本来合格であった受験者を不合格と判定していたことが判明しました。対象となった受験者の皆様及びご家族をはじめ、関係する皆様に多大なご迷惑とご心痛をおかけしたことを、深くお詫び申し上げます。
1. 判明の経緯と確認された事案
2026年7月29日、成績開示に関連する問い合わせを契機として再確認を行い、本件が判明しました。直接的には、募集要項に定めた得点処理と異なる集計処理が行われ、さらにその誤りを合否判定までの確認工程で発見できませんでした。
本事案を踏まえ、直近4年度について全学的に入学者選抜の合否判定資料を再点検しました。その結果、以下の通り合否に影響した対象者は10名にのぼることが判明しました。
| 年度 | 選抜区分 | 内容 | 合否への影響 |
| 令和7年度 | 一般選抜 前期日程 | 大学入学共通テスト得点の集計処理上の誤り | 本来合格の6名を不合格と判定 |
| 令和7年度 | 一般選抜 後期日程 | 大学入学共通テスト得点の集計処理上の誤り | 影響なし |
| 令和8年度 | 一般選抜 前期日程 | 大学入学共通テスト得点の集計処理上の誤り | 本来合格の4名を不合格と判定 |
2. 判明後の対応
対象者10名全員に事実説明と謝罪を行い、現在の状況や今後の意向を個別に確認しています。また、8月6日には文部科学省に、今回確認した3件の得点集計上のミスを正式に報告し、本来合格であった対象者の受入方法等について相談を行いました。追って8月10日に危機管理委員会を開催し、本件を大学全体の危機事案として対応することを確認しました。
3. 対象者への対応・補償
本人の意向を最大限尊重し、不利益を可能な限り軽減するため、大学として最大限の救済措置を検討します。対象者については、本人の意向や現在の在籍・履修状況を確認した上で、法令・学内規程、単位認定、教育課程上の実現可能性等を踏まえ、これらの条件を満たす範囲で受入方法を個別に検討します。補償については教育上の救済と分け、個々の事情と本件との因果関係を確認し、顧問弁護士等の助言を受けながら誠実に対応します。
4. 原因と再発防止
本事案は、大学として業務工程と確認体制の組織的課題と認識しています。再発防止に向けて令和9年度入学者選抜から、次の緊急措置を実施します。
- 募集要項と得点集計のルール・設定を事前に照合
- 別担当者が元データから再計算し、結果を照合
- 作成者と確認者を分け、複数段階で確認し、確認記録を保存
- 導入予定の入試システムを本番運用前にテストし、導入後も当面は別担当者による確認を併用
- 人員配置、業務分担、責任体制、学科との連携を含む入学者選抜実施体制を見直し
5. 個人情報保護への配慮について
対象者の将来的な個人特定を防止するため、学部・学科名、氏名、出身高校・都道府県、現在籍校、個々の入学意思等、情報一切の公表は差し控えさせていただきます。ご理解とご配慮につきまして何卒ご協力をお願いいたします。