沖縄の公立大学 名桜大学(沖縄県名護市)

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ソフトバンク株式会社との産学連携に関する協定締結式を挙行(11/6)

掲載日:2023年11月6日お知らせ , 健康情報学科 , 地域の方向け , 教職員向け

 公立大学法人名桜大学(沖縄県名護市、理事長:高良文雄、学長:砂川昌範 以下、名桜大学)は、ソフトバンク株式会社(以下、ソフトバンク)と、このほど「公立大学法人名桜大学とソフトバンク株式会社との産学連携に関する協定(教育パートナーシップの確立によるデジタル人材育成と持続可能な地域振興に向けて)」(以下「本協定」)を締結しましたのでお知らせします。今後は、双方の有する資源を有効活用し、次世代デジタル人材育成や沖縄県北部地域でのデジタルリテラシーの向上を目指し共創していきます。
 昨今のICTの進歩は目覚ましく、AI、IoTを活用できる次世代デジタル人材の育成が求められており、名桜大学では2023年4月に学部再編を実施しました。数理・データサイエンス・AIの手法を用いて健康分野において新たな価値やサービスの創出に貢献できるデータサイエンティストを育成する健康情報学科を設置したほか、全学的なAI・データサイエンス教育の拡充を図っています。 また、ソフトバンクはICTを活用した社会貢献活動を全国で展開しており、沖縄県内においても児童生徒への教育支援や地域住民を対象としたスマホ教室等の取り組みを通して、デジタルリテラシー向上を推進しています。
 本協定により、それぞれが持つ教育研究における人的・物的資源を活用した連携により、本学生を含む次世代デジタル人材の輩出をはじめ、本学がある沖縄県北部地域で急速に進行している少子高齢化や過疎化による社会課題の解決に学生が興味関心を持ち参画できるよう、共に取り組んでいきます。


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(左から)ソフトバンク株式会社 コーポレート統括 CSR本部 地域CSR統括部 中四国・九州・沖縄地域CSR部 部長 澤田 大輔、同本部 本部長 池田 昌人、公立大学法人名桜大学 副学長 林 優子、学長 砂川 昌範


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ロボットプログラミングに挑戦している人間健康学部健康情報学科学生らを囲んで

 協定締結にあたり、本学の砂川昌範学長は以下の通り述べています。
『本学は本年4月に、人間健康学部に健康情報学科を開設していますが、同学科にはソフトバンクに勤務されていた方が教授職に着任され、かつクロスアポイントメント制度を活用してソフトバンクの業務にも兼務をいただいております。これにより、学生を含む本学関係各位とソフトバンクの関係各位との産学間における交流が拡がっていくことと期待をしております。また、本学では地域との連携を通じた人材育成を掲げており、本連携により学生が地域活動を通じて課題解決力の素地を身につけて、地域社会ひいては国際社会で活躍できる人材の育成へとつながることを期待しております。その第一弾の取り組みとして、本学学生がソフトバンクやソフトバンクロボティクスの社員の皆様からロボットプログラミングの指導をいただき、ソフトバンクロボティクスの人型ロボット「Pepper」を活用するプログラム作成を行っています。今後はこのロボットと共に本学学生が地域の小中学校や高齢者施設などを訪れ、ロボットプログラミングを体験いただいたり、高齢者のフレイル予防に活用するといったことを計画しています。
 このようなデジタルを媒体とした人材の活躍の場を提供していただけることは、大学での理論習得を深め、高められる貴重な機会であると捉えております。これらの活動を通じて地域貢献や地域活性化、人材育成、また、持続可能な社会の発展に寄与できるよう相互の連携に取り組んでまいりたいと考えております。』
IMG_4669.JPG ソフトバンクコーポレート統括CSR本部の池田昌人本部長は以下の通り述べています。
『ソフトバンクは、ソフトバンクグループの経営理念「情報革命で人々を幸せに」の下、当社のサステナビリティ基本方針に基づき持続可能な社会の実現に向けて「情報化社会の推進」「次世代育成」「多様な社会への対応」「環境・資源対策」「災害対策・復興支援」の五つを注力テーマに、強みであるテクノロジーを活用しながら地域社会への貢献活動に取り組んでいます。 沖縄県内においては、今年5月から当社のCSR部門の社員を、名桜大学を含む沖縄県の専任担当者として配置しており、今回当社としては沖縄県内で初となる産学連携協定を名桜大学と締結しました。この連携により、沖縄県北部地域を中心とした「持続可能な地域振興」に向けて、名桜大学と共に、ICTを活用した次世代人材育成に取り組んでいきます。 名桜大学の地域連携機構における地域連携の取組みや名桜大学ヘルスサポートをはじめとする学生団体・サークルの活動に、当社が持つICTやDXのノウハウ、ナレッジを活用いただくことで、地域課題の解決や、持続可能な未来のまちづくりに向けた取り組みを支援できると信じています。  2023年度は、プログラミング教育に使用するPepper1台を貸与して活用いただきます。名桜大学では、プログラミング体験会を皮切りに、学生の皆さまに、Pepperを使った「うちなーぐち」の伝承コンテンツの作成に挑戦していただきます。名桜大学の学生と共に地域の小中学生にもPepperのプログラミングなどを体験いただき、次世代を担う子どもたちが、知識と技術の基礎を身に付け、沖縄の文化を世界に発信できる人材に育ってほしいと願っています。  また、高齢者の方々が住みやすいまちづくりをサポートするため、デジタルデバイドの解消に向けた「スマホ教室」と「健康測定会」を開催する予定です。名桜大学の得意分野である、フレイル予防と健康維持に関する施策をセットで体験いただくなど、高齢者が参加しやすい工夫を考えているところです。今後、さまざまな活動を通じて、名桜大学と共に持続可能な社会の実現に向けて取り組んでいきます。』

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「公立大学法人名桜大学とソフトバンク株式会社との産学連携に関する協定(教育パートナーシップの確立によるデジタル人材育成と持続可能な地域振興に向けて)」概要

1. 協定締結日
2023年11月6日

2. 協定目的
名桜大学及びソフトバンクがロボットやAIなどと共生するSociety5.0で実現する社会で活躍する人材の育成を見据え、それぞれが有する教育研究における人的・物的資源を有効に活用した連携により、沖縄県北部地域を主とした社会課題の解決に取組む次世代デジタル人材育成やデジタルリテラシーの向上を目指す。

3. 協定に基づく連携項目
(1) ICT等を活用した次世代デジタル人材育成に関すること
(2) 次世代デジタル人材育成を通じて地域社会の持続可能な発展の貢献に関すること
(3) ICT等を活用できる人材育成を通じた高齢者の社会参画機会の拡大に関すること
(4) 本協定に基づく情報発信の強化に関すること
(5) その他、本協定の趣旨・目的達成のために双方が協議し合意したこと


※ SoftBankおよびソフトバンクの名称、ロゴは、日本国およびその他の国におけるソフトバンクグループ株式会社の登録商標または商標です。
※「Pepper」はソフトバンクロボティクスの登録商標です。ソフトバンクロボティクスのPepperを活用し、名桜大学が独自に実施しています。



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