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第7回世界ウチナーンチュ学生サミットを開催

掲載日:2023年2月14日お知らせ , 卒業生向け , 受験生向け , 在学生向け , 地域の方向け , 教職員向け

 2022年10月15日(土)、サクラウム6階スカイホールAにて、「第7回世界ウチナーンチュ学生サミット」を開催しました。例年は学内外から多くの方々にご参加いただきますが、今回は人数を制限しての対面開催となりました。参加者は学生17人、留学生および研修生22人、県内国際交流団体等関係者5人、教職員3人の計47人でした。
参加学生は8月から事前準備を開始し、神奈川・愛知・大阪の移民関連施設や史跡での動画撮影、沖縄県系人集住地域での参与観察を行い、当日のディスカッションに必要なデータを収集しました。
 当日は、開会あいさつに続いて、本サミットの創始者の一人である卒業生の比嘉アンドレスさんによって開催の経緯と目的が説明されました。その後、第一部としてブラジル、ペルー、アルゼンチン、ハワイからの元留学生・研修生によるプレゼンテーションが行われ、それぞれが留学の理由と沖縄イメージの変化について語りました。第二部はグループディスカッションで、5つのグループに分かれた後、参加学生によって用意された日本国内の移民関連映像の視聴と意見交換を行い、また各地の沖縄県系人がなぜ県人会活動や沖縄文化の実践を行うのかについて海外出身参加者と討論しました。話されている言語が分からない場合、他の参加者が通訳して意味を伝えるなど、言葉の壁を乗り越えて、それぞれのテーマについて活発に議論する参加者たちの姿がとても印象的でした。
 ディスカッションの後は、うちなーぐち、日本語、英語、スペイン語、ポルトガル語での乾杯の音頭とともに、参加学生と海外出身参加者による交流会が催されました。新垣アンドレさんによるペルーの楽器カホンの演奏、當山ヒノ・ブルーノ・ヒデキさんによるブラジル音楽のギター演奏、在学生の末吉りんかさん(国際文化専攻4年次、沖縄県・沖縄尚学高校出身)による琉球舞踊が披露され、沖縄文化と沖縄県系移民先の各国文化との交流がなされました。また、参加学生が企画したジェスチャーゲームでは、サッカーや相撲、スフィンクスなど様々な難易度の問題が出され、参加者たちは解答者へ内容を伝えるべく必死にジェスチャーをしていました。最後に参加者全員でカチャーシーを踊り、次年度の沖縄での再会を誓い、盛況のうちに閉会を迎えました。

報告:上原 なつき(国際文化教育研究学系 准教授)
長尾 直洋(国際文化教育研究学系 准教授)

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元留学生・研修生によるプレゼンテーション

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グループディスカッションで意見交換を行う

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第7回世界ウチナーンチュ学生サミットを終えて。参加者一同

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