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【助産学専攻科】教育研修を通して「助産師のアイデンティティを育む」

掲載日:2022年5月30日お知らせ , 受験生向け , 在学生向け , 地域の方向け , 教職員向け , 教育・研究活動レポート

 名桜大学助産学専攻科は、6期生の学生を迎えました。専攻科の特色として沖縄の地理・歴史的文化的特性、とりわけ健康長寿社会の中で育まれた人々の豊かなケアリング文化に根ざした助産ケアの提供や安心して健康な子どもを産み育てられる地域づくりに貢献できる助産師の養成を目指しています。
 令和4年4月8日(金)、今年度から助産学専攻科の教育活動の一貫として地域の文化や課題を理解し、助産師のアイデンティティ形成や助産力を高めることを目標に1日間の教育研修を実施しました。研修施設は、「一般社団法人おきなわ子ども未来ネットワーク」と「西来院 達磨寺」を訪問し施設長から講話をいただきました。教育研修を通して、沖縄県の課題である若年出産や特別養子縁組等の支援事業への新たな取り組みを理解しました。また、妊産婦の健康や子どもの成長を願い、現在においても安産祈願での「腹帯」を装着することが人々の生活の中にあり、お産や育児が息づいていることを学ぶ機会となりました。
 これからスタートする助産学専攻科の1年間において、教育研修での学びも活かし、「助産師観」「助産師魂」を高めながら自身の目指す助産師像を描き、豊かに成長していくことを心から期待しています。

報告:長嶺 絵里子、小西 清美、大浦 早智(助産学専攻科)

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西来院 達磨寺にて

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達磨寺「安産を祈願した腹帯」

「沖縄の現状や、人の心に寄り添うことの大切さを学ぶ」

源川 深優(助産学専攻科1年次)
 教育研修を通して、沖縄県の抱える課題や現状と取り組み、地域に根付く文化などを学びました。おきなわ子ども未来ネットワークで、印象的だったのは、沖縄県では若年妊婦が多いにもかかわらず、特別養子縁組では養子を希望する養親の方が多いことでした。予想外の現実でしたが、産むことがゴールになっている人が多く、産んだ後の生活を考えられる人は少ないと聞きました。出産はゴールではなくこれからの新たな生活の始まりであるため、親子が安心して過ごしていくための幅広い支援が重要であると感じました。また、若年妊産婦へは、もしかしたら妊娠しているかもと悩んでいる時から親子が自立できるまで長期的な支援が重要だと考えました。その中でも、SNSの活用など対象者に合わせて支援を工夫することで、より効果的な介入ができると感じました。若年妊婦の支援では保健、福祉、医療や地域の民間事業なども含めた様々な関係機関での連携が重要であり、地域全体で親子を支え、自立を目指す支援体制をより充実させていく必要があると考えます。
 達磨寺では住職さんから話を聞き、何事も考え方次第でポジティブにもネガティブにもなること、自分自身が仏様で自力本願であることなど、これからの人生においても大切な考え方を学ぶことができました。また、安産祈願や水子供養なども行われているが、それらも祈りをする人自身の気持ちが大切であり、その方達の祈りに寄り添うことが重要だと感じます。
 今回の教育研修で、これから助産学を学んでいく前に沖縄県の現状や、人の心に寄り添うことの大切さを学び、自分自身の目指す助産師像を改めて考える機会になりました。今回の学びを忘れずにこれからの1年間も積極的に学びを深めていきたいです。

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