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令和元年度 看護学科臨地実習報告

掲載日:2020年1月7日お知らせ , 卒業生向け , 受験生向け , 在学生向け , 地域の方向け , 学事報告 , 教職員向け , 看護学科

基礎看護実習Ⅰ

 今年度の基礎看護実習Ⅰは、令和元年9月11日(水)~15日(日)の期間に行われました。学生数は87人です。実習初日は、沖縄県立北部病院と北部医師会病院のいずれかの病院において、学生は半日の見学実習を行い、急性期病院の役割機能を学びます。翌日からは前半実習(9月12日~13日)に44人、後半実習(9月13日~14日)43人の学生を配置し、それぞれ7グループに編成し、実習を行います。学生は配置された期間に病院または療養型施設において、看護の対象となる患者や入居者の日常生活援助の場面などを見学します。実習施設において看護者やその他の医療従事者がどのように対象者との関わりを持っているのか、具体的な見学場面から感じ、考えたことを基に看護とは何かを考えます。9月17日は実習報告会を行い14グループがそれぞれの実習での学びを発表し、看護の学びを深めました。報告会での質疑応答は活発で、学び合う姿勢から、学生の意欲を感じました。3日間の短い実習を終え、自己の看護観に繫がる学びをしていました。これからの学生の成長を期待し、理想とする看護職者を目指してほしいものです。

総評:安里 葉子(看護学科 准教授)

基礎看護実習Ⅰでの学び

大湾 絵玲菜さん(看護学科1年次、沖縄県立具志川高校出身)

n_001.jpg 私は元ハンセン病患者の方が生活している愛楽園で実習をさせていただきました。愛楽園は入居者にあった居住しやすい空間・設備が整えられていました。申し送りの際、医療従事者は入居者がより良い環境で生活することを考え正確な情報を共有し、意見交換を行っていました。入居者を尊重したケアを行い、快適な生活を送ることが出来るように医療従事者同士が連携していました。
 看護師は入居者とのコミュニケーションから本音を汲み取り、新しい情報を得ようと聞き出していました。私は普段、高齢者の方との関わりがなかったため、どこまで深く話を掘り下げていいのか分かりませんでした。しかし、看護師から「思ったことを素直に伝えることが信頼関係を築く上で大切」ということを学びました。
 今回の実習では正確に情報を共有することや看護においての傾聴について学びました。また、視野を広げて観察し行動することが大切だと感じました。患者さんの心身に寄り添ったケアができるよう、今回の実習を活かし、今後の学習に取り組んでいきたいと思います。

成人看護実習Ⅰ

 本実習は、4年次の前学期に沖縄本島中北部の急性期医療を担う病院において、特殊部署(救急救命センター、ICU、手術室、血液浄化センター)で見学実習として1週間、内科系・外科系病棟で2週間行われます。実習の目的は、健康障害により手術やクリティカルケアを必要とする成人期の患者・家族を対象に、身体的・心理的・社会的状況をアセスメントし、生命の危機的状況下(急性期)に最適な看護を実践するための能力および態度を養うことです。
 学生は、事故や外傷、慢性疾患の急性増悪等で生命の危機的状況に陥った患者・家族に寄り添いながら、看護実践を通して病態や治療法の理解を深めます。ケースカンファレンスや病棟報告会では、病棟の管理者と臨床指導者より学生個々の看護計画および看護実践に助言をいただきながら実習を展開しています。学生の貴重な学びにご協力いただきました患者様とご家族、病棟の管理者、スタッフの皆様に心から感謝いたします。

総評:野崎 希元(成人看護領域 助教)

成人看護実習Ⅰでの学び

喜屋武 美波さん(看護学科4年次、沖縄県立名護高校出身)

 成人看護実習Ⅰでは、急性期の患者さんを受け持ちました。急性期の患者さんは回復が早いため、看護者は効率よく介入し早期にケアに取り組んでいく必要があると感じました。受け持たせていただいた患者さんの看護を通して、疾患・既往歴・術式に加え、背景・ADL等の個別性を意識したケアをするために事前学習を行い、観察やケアを通して評価し、より良いケアに向けて日々介入しているということを学びました。また、ケアをするだけでなく、患者さん自身が治療に積極的に参加することができるような支援も必要であると感じました。実際に退院指導した際に、私だけが話をするのではなく、患者さんにも話をしてもらうという風に、より理解が深まるような介入を行いました。また、1回の指導で終わらせるのではなく、2回目に確認しながら退院指導を行うことで、退院指導後の相手の理解度を知ることができ、相手もより理解が深まるということを感じました。

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実習に参加した学生(左から2番目が筆者)

公衆衛生看護実習Ⅱ

 公衆衛生看護実習Ⅱは、保健師課程選択コースの4年次の実習です。本年度は、編入生の5人を含む31人の学生が北部保健所、中部保健所、南部保健所、那覇市保健所で1週間の実習を展開しました。実習目標として、保健所の役割、機能、業務と各班における所掌業務の目的と意義、地域連携体制について理解することとしています。正味4日間の臨地実習では、各班の所掌業務についてのオリエンテーション、保健師の所内相談、家庭訪問、他機関との調整等、様々な内容を組んでいただきました。
 また、臨地実習最終日には、実習の振り返りと手厚いご指導を受け、学内報告会では、学生同士で各保健所での学びを深めることができました。このような実習が展開できたことは、保健師をはじめとした職員の皆様、関係機関の皆さまの丁寧なご指導の賜物であります。深く感謝申し上げます。

総評:田場 真由美(看護学科 教授)、比嘉 憲枝(看護学科 上級准教授)、本村 純(看護学科 上級准教授)、島袋 尚美(看護学科 助教)

保健所保健師の役割を学んだ実習でした

森田 侑希さん(看護学科4年次、沖縄県立向陽高校出身)

n_003.jpg 保健所実習において、地域保健班の母子・難病・特定町村を支援する保健師につき、小児慢性特定疾病・指定難病の申請受付や申請時の個別面談、支援方針会議、家庭訪問での見学を通して、地域における保健所保健師の役割や実際の業務内容について学びました。保健所実習を通して、難病などをもつ地域住民を、地域で生活する「生活者の一人である」という視点を持った上で、対象者が症状と上手に付き合っていけるよう支援を提供することや、多くの関連機関と連携し、対象者が生活しやすい環境を整えていくことが保健所保健師の重要な役割であることを学びました。今後、地域で働く一人の保健師として、今回の保健所実習で学んだ視点や考え方を心にとめ、公衆衛生活動に生かしていきたいと考えています。

 

公衆衛生看護実習Ⅲ

 公衆衛生看護実習Ⅲは公衆衛生看護実習Ⅱの保健所実習と連動して、市町村行政機関の保健師活動を経験する実習です。今年度も保健師課程選択コース4年次の学生31人が北部地域の市町村を中心に、北部離島村、中部地域の市村の計14か所で3週間の実習を行いました。実習の目的は地域で生活する住民の健康権を保障するために、住民とのパートナーシップのもとで効果的に協働する公衆衛生看護活動を学び、地域ケアシステムを活用して健康課題を解決する方法を習得することです。
 この実習は市町村の保健師が学生を受け持ち、マンツーマンで指導にあたります。はじめに、実習地域の特徴と健康課題を知るために地域診断を行い、課題解決のため保健事業計画を考え、実際に健康教育を計画して健康教室を実施します。また受け持ちケースの自宅へ家庭訪問し、看護ケアや保健指導を経験します。さらに健康相談、健康診査などの保健事業を通して、地区組織自主活動グループや住民との関わりの中から公衆衛生看護活動を理解していくことになります。実習はじめに「公衆衛生活動って分からない」と悩む学生もおります。しかし、実習が進むにつれ、最後には公衆衛生看護は「人のライフステージや生活にも関わり範囲が広く深く、でも学ぶことが大きかった」と成長した学生たちの姿を見ることができ、そのたびに感動して指導保健師の皆さんに感謝する実習でもあります。

総評:田場 真由美(看護学科 教授)、比嘉 憲枝(看護学科 上級准教授)、本村 純(看護学科 上級准教授)、島袋 尚美(看護学科 助教)

気づきの多い実習でした

内之倉 静香さん(看護学科4年次、宮崎県立宮崎大宮高校出身)
武野 知恵さん(看護学科4年次、宮崎県・宮崎日本大学高校出身)

 伊江村での公衆衛生看護実習Ⅲを通して、保健師さんからの熱心なご指導をいただきながら恵まれた環境の中で、保健事業への参加や健康教育の実施、島での生活など多くの貴重な経験をすることができました。
 7月は健康づくり月間であり、村民の健康増進を図る多くの保健事業に参加したことで、保健師は住民のことを思い、向上心を持ちながら対象者の特性やニーズに応じた支援を行う必要があることを学びました。また、計画立案に苦労した健康教育では、小学校6年生を対象に興味を持ってもらえるよう劇式での授業や薬物の断り方についてのロールプレイを取り入れる工夫を凝らし、薬物乱用防止教室を行いました。薬物への理解だけでなく、自分や家族の健康について考えてもらえたことで、やりがいを感じることができました。
 3週間の実習を通して、漠然としていた保健師の公衆衛生活動が「みえにくい」ものから「みえた」気づきの多い実習になりました。

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実習に参加した内之倉さん(左)、武野さん(右)、島袋助教(中央)

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