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平成30年度 臨地実習報告 人間健康学部看護学科

掲載日:2019年1月24日お知らせ , 卒業生向け , 受験生向け , 在学生向け , 地域の方向け , 学事報告 , 看護学科

基礎看護実習Ⅰ 成人看護実習Ⅰ 公衆衛生看護実習Ⅱ 公衆衛生看護実習Ⅲ

基礎看護実習Ⅰ

 基礎看護実習Ⅰは平成30年9月10日(月)~14日(火)の期間に行われました。実習生は1年次82人です。実習初日は急性期病院を見学し病院の機能と役割を学びます。その後2日間は病棟や療養型施設において、看護の対象となる患者や入居者と医療従事者との関わりの様子や看護師のケアに参加し、バイタルサインの測定や日常生活援助の場面などを見学します。見学した具体的な事実から学生自身が感じ・考えたことを基に看護とは何かを考えます。看護師と対象者との会話の様子から「相手の興味や関心事から会話を引き出している」ことや「相手の目を見て話すことが大事」、「常に会話しながら様子を見ている」、また食事介助では「すべて手助けするのではなく入居者の力を最大限にすることが大事」などに気づき、学んでいました。3日間の実習を終え実習報告会では、学びを全体で共有しました。「患者さんと関わりが持てて楽しかった」「看護技術を学びたい」「理想とする看護師をみつけることができた」などの感想が聞かれました。
 短い実習ですが看護とは何かを個々の学生が自己の看護観に繫がる学びを得ていました。看護の初学者としてこれから自分自身の理想とする看護を描き、学び広げてほしいものです。

総評:安里 葉子(看護学科 准教授)

01.jpgコミュニケーションの大切さ
1年次 島袋 千夏(沖縄県立与勝高校出身)
 私は元ハンセン病患者の方々が生活を営んでいる愛楽園で実習をさせていただきました。愛楽園は穏やかな雰囲気で、入居者が快適に過ごせる施設の構造となっていました。医療従事者と入居者との関わりの様子から、強い結びつきを感じました。また、医療従事者の職種を超えた連携や入居者を尊重したケアなど、入居者と同じ目線に立つことで、快適な生活の場の提供がされていると感じました。
 入居者の方たちは親しみやすく、私たち学生に笑顔で接し、様々な話をしてくださいました。私は、会話の目的は入居者と楽しい時間を過ごすことだと考えていました。しかし、看護師は入居者との会話やコミュニケーションの中で必要な情報を聞き出していることがわかりました。このことから、会話というのは、楽しむだけでなく、必要な情報を聞き出す重要な手段であると学びました。
 今回の実習では看護ケアの基本である傾聴や看護師の役割を学びました。そして、自分なりの看護師像を描くことができました。患者さんに心身ともに寄り添い、頼られるような看護師になるためにも、今回の学びを今後の学習に活かしていきたいと思います。

成人看護実習Ⅰ

 成人看護実習Ⅰは、沖縄本島中北部で急性期医療を担う病院で実習を行いました。実習開始時、沖縄県では麻疹が流行しており、抗体価の低い学生にはワクチンの追加接種を促し、実習時期も調整するなどの感染症対策を講じて臨みました。救急センターなど感染症に暴露されやすい環境で実習をしていることを再認識しました。
 さて、急性期にある患者は、身体に大きな侵襲を受け、迅速かつ適切な医療的介入を必要とします。生命維持にきわめて重要な身体機能の支障によりさまざまな苦痛を抱き、不安や抑うつ状態など心理的な影響もあります。学生は、急性期にある患者を受け持ち、病態・治療を学習し、急性状態を脱せられるような心身の苦痛緩和・ケアを考え実践します。さらに、早い時期から退院後の生活も視野に入れ、患者・家族のセルフケア能力の回復や獲得に向けて支援方法を模索します。患者・家族、現場の指導者の多大な支援を受けながら、急性期看護に必要な知識・技術・態度を学ぶことができました。

総評:清水 かおり(看護学科 上級准教授)、下地 紀靖(看護学科 准教授)、野崎 希元(看護学科 助教)

看護問題の優先順位を見極める力!
4年次 増田 美咲(鹿児島県立伊集院高等学校)
 成人看護実習Ⅰは、急性状態で入院してきた患者が、回復し退院していく過程を支援でき、やりがいがあると感じました。一方、全身状態が不安定な場合は急変する危険性もあり、現在の患者の病態・治療経過を理解した上で、どのような看護が必要かを考え、同時に、患者・家族にわかるように伝えることも大事だと感じました。
 3年次からの領域実習を通し、患者を全体としてみる力はついてきましたが、領域毎に視点が違うため、患者の個別性をふまえ必要なケアを考えることに難しさを感じました。また、他学生の担当した症例を通して、仕事をしている方が自分よりも仕事を優先してしまう心理に陥ることを知り、患者が置かれている状況を理解し、優先すべき治療・処置に参画出来るよう、関わり方を工夫する必要性も学びました。治療が終わると、患者は生活の場へと戻っていくので、入院時から退院を見据えた看護の視点を持つことも重要であると学びました。

01.jpg実習生間で実習状況を共有

公衆衛生看護実習Ⅱ

 公衆衛生看護実習Ⅱは、保健師課程選択コースの4年次の実習です。本年度は、編入生の5人を含む30人の学生が北部保健所、中部保健所、南部保健所、那覇市保健所で1週間の実習を展開しました。実習目標として、保健所の役割、機能、業務と各班における所掌業務の目的と意義、地域連携体制について理解することとしています。正味4日間の臨地実習では、各班の所掌業務についてのオリエンテーション、保健師の所内相談、家庭訪問、他機関との調整等、様々な内容を組んでいただきました。
 また、臨地実習最終日には、実習の振り返りと手厚いご指導を受けました。学内報告会では、学生同士で各保健所での学びを深めることができました。このような実習が展開できたことは、保健師をはじめとした職員の皆様、関係機関の皆さまの丁寧なご指導の賜物であります。深く感謝申し上げます。 

総評:田場 真由美(看護学科 教授)、比嘉 憲枝(看護学科 上級准教授)、本村 純(看護学科 准教授)、島袋 尚美(看護学科 助教)、松田 めぐみ(看護学科 助手)

公衆衛生看護実習Ⅱを通して
4年次 渡久地 結香(沖縄県立那覇高校出身)
 私は実習を通して、法的根拠に基づいた保健所保健師の役割について学ぶことができました。保健師に同行し、保健所での住民との面談や家庭訪問を実際に見ることで、対象者に専門的な視点から適切な支援を行っていたり、対象者の話を引き出すような関わりが成されていたりと、座学では学ぶことのできなかった保健師の役割や魅力を感じることができました。
 私もいずれは、対象者の立場から支援方法を考え、他の機関と連携しながら地域を支えることのできる保健師になりたいと思いました。

01.jpg地域を支える保健師を目指します!

公衆衛生看護実習Ⅲ

 公衆衛生看護実習Ⅲは、4年次で行われる保健師課程選択コースの実習です。実習期間は3週間で、市町村行政における保健師活動の実際を学びます。事前学習として既存資料やデータをまとめ、地域の特徴と考えられる健康課題や地理的特徴、強みを抽出する地区診断を行います。
 実習では地域住民及び関係職種と協働した健康課題の解決の実際を学び、かつ、個別支援方法としての家庭訪問、集団支援方法としての健康教育を実施します。また、特定健康診査や乳幼児健診への参加を通して、予防活動の実際を体験しました。平成30年度は5月~7月に北部地区を中心に、離島2か所を含めた14箇所の市町村で展開しました。3週間という短い時間ですが、公衆衛生看護活動への学びを深化することができた実習だと感じます。指導保健師および関係者による具体的な指導と、何より、学生達を快く受け入れていただいた住民やご家族の皆様のご協力の賜物です。ご協力いただいた皆様に心より感謝申し上げます。

総評:田場 真由美(看護学科 教授)、比嘉 憲枝(看護学科 上級准教授)、本村 純(看護学科 准教授)、島袋 尚美(看護学科 助教)、松田 めぐみ(看護学科 助手)

離島実習で保健師と地域の結びつきを実感しました
4年次 内山 遥香(鹿児島実業高校出身)
4年次 小﨑 愛美(長崎県立佐世保南高校出身)
 私たちは、伊平屋村住民課で3週間の公衆衛生看護実習Ⅲをさせていただきました。沖縄にいる今でしか学べないことを学びたいと思い、離島での実習を希望しました。伊平屋村での実習では、保健師と家庭訪問やミニデイ、予防接種など多くの事業に参加しました。小さい島だからこそ保健師と住民との繋がりが強いのですが、保健師は、他職種と密に声を掛け合い連携して、今ある資源を有効活用し対象者を支援していました。また、実習中、住民課の一員として伊平屋村まつりにも参加させていただきました。住民の皆様との交流を通して、伊平屋村の良さを再発見でき、改めて住民同士の強い繋がりを感じ、地域全体の支え合いを実感しました。島の生活は初めてでしたが、役場職員の方々や住民の皆さまの温かさに支えられ、3週間充実した日々を送ることができました。指導してくださった保健師をはじめ実習を支えてくださった伊平屋村の皆さんに感謝しています。

01.jpg
健康教育の実際

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実習記念植樹にて

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