沖縄の公立大学 名桜大学(沖縄県名護市)やんばるの豊かな自然の中で国際的教養人を育成します!

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平成29年度名桜大学卒業式・大学院修了式 式辞

掲載日:2018年4月9日学長室から

 平成29年度の学群・学部卒業生、助産学専攻科修了生および大学院修了生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。本日、名桜大学を巣立つ学群・学部学生467名、助産学専攻科修了生6名、そして大学院生7名の皆さんと、ご家族、関係者の方々に心よりお慶びを申し上げます。本日は、また、公務ご多用にもかかわらず、卒業式にご臨席賜りました本学の設立団体であります北部広域市町村圏事務組合理事長の渡具知武豊名護市長をはじめ、北部12市町村の市町村長の皆様、議会議長および議員の皆様、そしてご来賓の皆様に、名桜大学学長として厚く御礼を申し上げます。

 さて、本日学群・学部を卒業する皆さんは、平成26年4月に名桜大学に入学しました。助産学専攻科は去年設置されましたので、本日修了する皆さんは名桜大学助産学専攻科初の修了生となります。平成26(2014)年は、本学が開学20周年と公立大学法人化5周年を迎えた年でありました。本日、学群・学部を卒業する皆さんは、そのような重要な節目の年に入学したのであります。

 あらためて、この4年間を振り返ってみますと、皆さんは本学のキャンパスの目覚しい変化を実感していることでありましょう。皆さんが入学した年の11月に名桜大学のリベラルアーツ教育の中核となる学生会館「SAKURAUM(サクラウム)」が完成しました。サクラウムは、日本の大学の特色ある建築物として文科省によって選定され、全国から多くの大学関係者が視察に訪れるようになりました。サクラウムとその中にある3つの学習支援センターは、新しい大学教育のモデルとして全国的に知られるようになっています。本日卒業する皆さんは、サクラウムをフルに活用した最初の卒業生になります。

 また、平成27年度には、長年の課題となっていました多目的グラウンドが完成しました。緑と青の鮮やかなグラウンドが完成してみると、それまで欠けていたパズルのピースがカチッとはまったような印象です。キャンパス全体が引き締まり、教育・研究、課外活動、そして地域貢献がより充実するようになりました。

 さらに、現在、図書館の増改築計画が進行中です。今年の早いうちに工事が始まり、来年の春までには21世紀の最新の設備を備えた図書館が完成します。

 これまで話したことは、皆さんが直接目にすることのできるキャンパスの整備事業です。しかし、大学にはカリキュラムの再編や、教育方法の改革、研究の進展など、教育、研究、地域貢献に関する多くの企画・戦略があります。昨年は看護学科に助産学専攻科が設置され、他にも教育・研究組織の改組・再編が検討され、いままさに進行中のものもあります。また、さまざまなかたちで本学の全国的、国際的な教育・研究の連携が推進され、設立団体と協力して地域貢献事業も展開されています。皆さんは、このように変化し、充実していく名桜大学で4年間または複数年学んだのであります。名桜大学の姿は、皆さんが入学してから大きな変貌を遂げました。

 なぜ、このようなことをお話しするかと言いますと、二つ理由があります。一つは、大学には大学の理想や目標があり、大学にも、人と同じように、大学として出会いたい自分の理想の姿がある、ということを申し上げたいからです。沖縄北部・やんばるに大学をつくることは不可能だ、無理だと言われていたことに挑戦し、名桜大学はここまで成長しました。名桜大学はこれからも着実に成長し、変貌し続けていきます。

 二つ目は、4年前、平成26年4月3日の入学式で、皆さんに申し上げたことをいま一度思い出していただきたいからです。私は、4年前の入学式で、「本学の先進的なカリキュラムと美しいキャンパスで、皆さんが4年後の自分と出会うために自らを磨き、新たな知と学びの世界へと大きく飛躍することを期待します」と申し上げました。覚えていますでしょうか。皆さんは、この4年間でどのように自らを磨き、本日、どのような自分と出会うことができたでしょうか。

 当然のことながら、人間としての成長は、大学の4年間だけで終わるものではありません。長い人生からすれば、4年は短い期間です。しかし、この4年間で学んだことは、皆さんの人生を支える強固な基盤となります。私たちは生涯を通して自らを教育し、成長し、新しい自分と出会い続けます。皆さんがどこにいようと、どのような職業についていようと、自らを磨き続けることをやめるわけにはいきません。子供は宇宙に教育されるために生まれてくると、19世紀のイギリスの教育者が言いました。人間の無限の可能性について語っているのです。夢や理想を追求する中で、「それは不可能だろうな」、「絶対に無理だよ」、と言われることもあるでしょう。しかし、そのような言葉に呪縛されて立ち止まる前に、まずは自分で行動して確かめてみようではないか。「そこまでは行けないよ」と言われるのであれば、それなら自分で<そこ>まで行ってみようではないか。そして<そこ>で発見した自分の言葉で世界を表現してみようではありませんか。勇気を持って一歩踏み出し、飛躍していく新しい自分を想像してみてください。

 皆さんが名桜大学で身につけた批判的・論理的思考力、自立して課題に取り組む力、新しい世界に踏み込んで行くチャレンジ精神、生涯を通して学び続ける力、他者と力を合わせて目標に到達する人間力ーー。これらはけっして古びることはありません。皆さん一人一人が試練に満ちた人生の舞台で躍動することを期待しています。

 本日、名桜大学を卒業・修了していく皆さんが、心身ともに健康で21世紀の社会で活躍されることを願って卒業式および修了式の式辞といたします。卒業、修了、まことにおめでとうございます。

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