沖縄の公立大学 名桜大学(沖縄県名護市)

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第23回名桜大学ポルトガル語暗唱・弁論大会

掲載日:2017年7月5日お知らせ , 教育・研究活動レポート

 去る平成29年2月19日(日)、第23回ポルトガル語暗唱・弁論大会が、山里勝己名桜大学学長、西原篤一在那覇ブラジル名誉領事、並びに上地修名護市国際交流協会会長のご臨席のもと、名桜大学本部棟4階第1会議室で開催されました。本大会は、名桜大学が設立された平成6年から毎年開催してきた伝統のある九州・沖縄地域で唯一開催の大会です。今年の暗唱部門には3人の参加者があり、その内の2人は国際学群1年生でした。もう一人は国際学群2年生で昨年も参加した学生でした。また弁論部門は2人の参加者があり、1人は国際学群3年生で、もう1人は国際学群2年生でした。
 今回の大会を終えての感想を述べると、まず暗唱部門の参加者3人は約2カ月間、ポルトガル語研究会が用意した課題テキスト(ブラジルの民話で、アマゾン地方のピンクイルカの謎について)の練習に精魂を傾けました。その努力の甲斐もあって大会前には参加者全員が、テキストをほぼ暗記するレヴェルまでになっていました。次に今回の弁論部門の参加者は、経営専攻の3年生で、その内容は、経営の授業で「幸せは金の量に比例する」と聞いて違和感を覚えたそうです。そこで弁士は、世界一貧しい大統領と呼ばれているウルグアイ大統領のホセ・ムヒカの言を引用し、「自由な時間を大切にすることこそ幸福だ」と述べたのです。もう一人の弁士は、「変化する伝統」と題した内容でした。すなわち弁士は沖縄の伝統芸能であるエイサーを取り上げ、エイサーは、現代の変化したエイサーと伝統的なエイサーの両方の要素がうまく混じりあって残っている伝統の一つであると主張し、フロアの聴衆に問いかけていました。その内容の卓越さ、ポルトガル語のレヴェルの高さ、それに暗唱力は過去の大会を遥かに凌ぐもので、全国大会に出場しても上位入賞は確実であるという印象をうけました。また、フロアの聴衆者も30人ほど南部から来て頂き、とても活気のある大会となったことは本大会を主催するものとして大変喜ばしいことでした。審査の結果は次の通りです。
暗唱部門:名 桜 大 学 学 長 杯
受賞者: 室田 あこ(国際学群1年次、北海道恵庭北高校出身)
      :在那覇 ブラジル名誉領事杯
受賞者: 野田 愛里彩(国際学群1年次、福岡県立久留米商業高校出身)
弁論部門:名護市国際交流協会長杯
受賞者: 比嘉 修平 (国際学群2年次、沖縄県立読谷高校出身)
総評:国際学群 国際文化専攻 教授 住江淳司

主催者・共済者・参加者一同。ブラジル国旗を囲んで

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