沖縄の公立大学 名桜大学(沖縄県名護市)

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ゲートキーパー養成講座 IN 名桜大学

掲載日:2017年1月25日お知らせ , 教育・研究活動レポート

 平成29年1月18日(水)、沖縄県保健医療部健康長寿課主催の沖縄県ゲートキーパー養成研修講師派遣事業が、本学学生会館SAKURAUM3階の大講義室Bにて行われました。
 沖縄県における20~39歳の各年代の死因の第一位は、自殺となっており、自殺予防対策として、悩みを持つ人が確実に「支援」に繋がるような、相談体制の強化が求められています。本学でも、学生相談室を設け解決へ導くことができるような対策を行っていますが、学生相談室へ足を運ぶ学生は一部にしか過ぎず、1人で悩んでいる場合が多いと予測されています。そこで、本研修はゲートキーパーについて基本的な知識を学び、学生がお互いに支援を行い解決へと導くことができるようになることを目的として開催され、本学学生をはじめとする32人が参加しました。
 講座では、自殺についての現状や、国や沖縄県としての取り組みについて大変わかりやすく説明されていました。またグループワークでは、学生4・5人で1つのグループになり、自殺についての思いやゲートキーパーの役割について、さらに、自殺に対する考えや自殺を回避するためにはどうすればよいか、どんな時に死にたいと思うのかをディスカッションし、具体的な対策について発表しました。
 講師を務めた仲村千枝子氏(一般財団法人日本産業カウンセラー協会沖縄支部長)は、「今回は初めて学生を対象にゲートキーパー養成研修講座を行いました。学生から素敵な意見が多く出て、自分の立場に立って考えることができていました。またゲートキーパーにとって大切な傾聴について理解されている学生が多かったです。こちら側が感謝するほど、楽しく講演を行わせていただきました」と総括しました。
 保健センター長の前川美紀子上級准教授は、「みんなでやれば怖くない!今回の講座で学んだことを活かしながら、同志で支えあえるような学校の雰囲気を一緒に創りあげていきましょう」と活気づけました。
報告者:具志堅時乃(保健センター看護師)
参加学生の声
比嘉真子さん(人間健康学部看護学科4年次、沖縄県立名護高校出身)
 グループワークを行う中で、自殺者が自分だったらという視点で改めて考えさせられました。将来は看護師を目指していて、医療の知識だけではなく、家族や友人など悩んでいる身近な人たちに躊躇せず声をかけていきたいです。
学生に「自殺」ついて
問いかける仲村氏
産業カウンセラーの説明している
國仲郁代氏(産業カウンセラー)
和気あいあいと
グループワークを行う学生たち


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