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第一回「中国知識界の近代的動向」国際学術シンポジウム参加記

掲載日:2016年12月26日お知らせ , 教育・研究活動レポート

 平成28年12月14日(水)と15日(木)の2日間にかけて、中国文化大学歴史学部、中国歴史学会、中国近代史学会、聯合南京大学民国史研究センター、浙江大学蒋介石研究センター、上海復旦大学近代中国人物与档案文献研究センター、香港樹仁大学歴史学部の共同主催による、第一回「中国知識界の近代的動向」国際学術シンポジウムが、「1950年代中国知識分子と新たな文化運動の再展開」と題して台湾・台北の中国文化大学(市内サテライトキャンパス大新館)を会場に開催されました。
 2日間におよんだ大会では、午前・午後を通じて5つのセッション、14の発表が設けられ、多岐にわたる研究の成果が発表されました。筆者は15日午前の第4セッションで、中国語による「羅家倫と1950年代台湾の簡体字論争」と題した報告を行いました。.
 本会議は、2019年の五四運動100周年を前に、年1回開催される予定のシリーズ企画の第一回目でした。今回は、近現代中国における初のナショナリズム運動とされる五四運動の諸影響について、1950年代に焦点を当てて検討されましたが、今後は毎年時代を遡り、最終年度に1919年当時の五四運動そのものを検討予定とのことです。筆者は、台湾・国史館の前館長で、現在中国文化大学特約講座教授も務めておられる呂芳上先生からのお誘いを受けての参加でしたが、台湾、香港、中国から第一線の研究者が会して開催された本シンポジウムに唯一、日本、そして沖縄代表として加えていただいただけでなく、羅家倫の肉親である羅久蓉先生にコメンテーターをご担当いただけことに大変感激しました。最後に、今回のシンポジウムの運営・実施にご尽力くださった陳立文先生に心よりお礼を申し上げます。
菅野 敦志(国際学群国際文化教育研究学系 上級准教授)
総合討論にて(左から韓桂華氏、区志堅氏、筆者) シンポジウム登壇者・関係者による記念写真

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