沖縄の公立大学 名桜大学(沖縄県名護市)

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小学生対象サマー合宿の実施報告

掲載日:2016年10月31日お知らせ , 教育・研究活動レポート

 平成28年8月27日(土)、28日(日)、私たち名桜大学学生とNPO法人沖縄NGOセンターさんで、平成28年度学生・教育支援等プロジェクト経費を利用し、沖縄県立名護青少年の家において、小学生を対象にした1泊2日のサマー合宿を開催しました。子供たちがさまざまな国の文化に触れ、多文化共生について理解を深め、国際感覚を養うことを目的として、今回の合宿を企画しました。以下、合宿の主な活動内容を紹介します。
 初日の主な活動は、ピニャータ作りでした。ピニャータとは、メキシコのお祝い事でよく使われる、くす玉人形のようなもので、中にお菓子などを詰め、叩き割って中身を取り出すという遊びです。作り方はとても簡単で、身近にある材料で作ることができます。子供たちは工作感覚であれよあれよと、色とりどりのピニャータを仕上げました。その後、いろいろな国の民族衣装を試着し、全員で集合写真を撮りました。初めて見る派手な衣装に子供たちは興味津々で、大人が説明する前に、「これってどこの国の服?」と頻繁に聞いてくれました。
 二日目は、沖縄・外国のことを学ぶワークを行いました。具体的には、移民クイズや買い物ゲーム(スペイン語)、貿易ゲームなどをしました。子供たちは積極的にこれらのワークに取り組み、思ったことをどんどん発言していました。そして、最後の活動はピニャータをバットで壊す作業です。前日に作ったピニャータは、各自持って帰らせ、ここではあらかじめ学生が作っておいたものを用意しました。子供たちはそれぞれ渾身の力でバットを振りましたが、結局ピニャータは壊れることなく、最後は大人の手で中のお菓子を取り出しました。
 全体的に見て、本事業は成功したと思います。途中、寂しくて帰宅してしまった子が出ましたが、終始笑顔の絶えない最高の思い出になったと信じています。反省点としては、行動するのが少し遅かったという点が挙げられます。というのも、今回の合宿のことを多くの子供たちに知ってもらおうと、名護市内の小学校にチラシを貼りに行こうとしたのですが、ちょうどその頃、小学校は夏休みだったため、周知を図ることができませんでした。
 幸いなことに、私(吉川)は、学童クラブで指導員をしていたので、そこで参加者を募り、最低限の人数を確保することができました。もっと早く行動していれば良かったのですが、後悔先に立たずとはこのことです。しかし、スタッフを含め総勢14人という、小規模なものではありましたが、その分、一人ひとりと接する時間を十分にとることができました。参加者の保護者の方々からも、たくさんの感謝の言葉をいただきました。
 最後に、今回の合宿を開催するにあたって、沖縄NGOセンターさんのスタッフの方々、特に、中村可愛さんには大変お世話になりました。活動内容について多くのアドバイスを頂き、食費の工面もしていただきました。また、このような貴重な機会を与えてくださったこと、その他サポートしていただいた方々にも、この場をお借りしてお礼を言いたいと思います。本当にありがとうございました。
報告 : 国際学群語学教育専攻3年次 吉川尚吾(石川県立野々市明倫高校出身)
国際学群国際文化専攻3年次       川原大尚(長崎県立大村高校出身)
〃      金城彩紀(沖縄県立宜野座高校出身)
〃      富永慎一(長崎県立長崎南高校出身)
〃       西平将紀(沖縄県立名護高校出身)
買い物ゲーム
中村さん(右)がスペイン語で話すため
言葉が通じず、パンを買うのにも苦戦
民族衣装試着
自分のお気に入りの衣装で写真撮影
ピニャータで遊ぶ
学生が創ったピニャータ(ピンク色の物体)を
バットで力いっぱい叩く!

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