沖縄の公立大学 名桜大学(沖縄県名護市)

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平成26年度 教育・養護実習報告会

掲載日:2015年1月9日お知らせ , 学事報告 , 看護学科

平成26年度 教育・養護実習報告会

実習を終えた学生と実習予定者が交互に学び合う

 平成26年11月28日(金)、本学の講義棟において、今年度の教育・養護実習報告会を開催しました。
 この報告会の目的は、①実習生が自らの体験を振り返り、自己の研究・実践の課題を再認識し、今後に活かす機会とすること、②来年度の教育・養護実習予定者(現3年次)が事前に、先輩から実習体験を聞くことで、多くの情報を収集し、教育・養護実習に対する見通しを持つ機会とすること、以上の2点でした。教育・養護実習を終えた学生59人と実習予定者67人が相互に学び合う機会となりました。
 今年度の教育・養護実習生は、保健体育(中学校)21人、保健体育(高等学校)5人、英語(中学校)10人、英語(高等学校)3人、情報(高等学校)1人、養護19人、合計59人でした。
 実習を終えた学生は、「授業づくりの大切さを痛感した。実習前から、教材研究を深め、早めに授業準備に取り組むことがよい」、「担当の先生や児童生徒だけではなく、他の先生方とも積極的にコミュニケーションを図り、限られた実習期間を充実させることが大切」、「児童生徒の名前を早く覚えて、コミュニケーションを図ることの大切さを学んだ」等、実習を通して得られた貴重な学びを提供してくれました。今回の報告会を踏まえ、来年度の教育・養護実習も、より一層実りあるものになることを期待します。

総評:教員養成支援センター長 嘉納 英明


実習生による報告                          傾聴する実習予定の学生


先輩の実習報告を基に質問する後輩学生               質問に答える先輩学生


教育実習を終えて

実習校:広島県福山市立駅家南中学校 実習科目:保健体育

中山 貴太(スポーツ健康学科4年次、広島県立府中高校出身)

 私は、平成26年6月2日(月)~6月20日(金)までの3週間、母校である広島県福山市立駅家南中学校で教育実習を行いました。3週間という短い間でしたが、先生方そして生徒のおかげでとても充実したものとなり、教師になりたいという決意を新たにした日々となりました。また、実際に教育の現場に入って、自分の目で見て、肌で感じたことは私自身を大きく成長させてくれるものとなりました。
 この実習では多くのことを学びましたが、その中でも「授業づくり」について最も学びを深めることができたと感じます。授業についてはただ行えばよいというものではなく、生徒が本当に理解しやすいものか、生徒自身が活動する時間は十分に設けられているのか等、多くのことを考える必要がありました。だからこそ、教師の授業づくりは指導案作成だけでなく、日々の生徒との関わりがとても重要になるということでした。
 今回の実習で多くの学びが得られたのも、担当の先生をはじめ、周りの方々の支えのおかげだと深く感謝しています。この学びを無駄にすることなく、教師になった時にしっかりと活かせるように精進していきたいと思います。


信頼される養護教諭を目指して

実習校:豊見城市立長嶺中学校 実習科目:養護

本若 晶子(スポーツ健康学科4年次、沖縄県立向陽高校出身)

 今回、母校である長嶺中学校で養護実習を行い、あっという間の4週間でとても充実した学びある実習になりました。たくさんの生徒と触れ合うことができ、大学で座って聞く講義では学ぶことのできない、自分の目や肌、五感を通して学ぶことができるものとなりました。
 まず、この4週間で、養護教諭の業務の多さに驚かされました。生徒対応をしているだけでも1日が過ぎてしまい、業務をこなしていくためには、要領よく何を優先すべきかを見極める力が必要だと感じました。そして、養護教諭には、気付きと信頼がとても重要で、ささいなことから子どもたちの変化に気付くこと、子どもたちの変化には必ず理由があることを指導教員の生徒との関わりのなかで学びました。それは、ある生徒が髪を染めてきたときのことでした。指導教員は、その生徒を叱るだけや、指導するだけでなく、家庭で何があったのか、友人関係で何かあったのかを聞いて、その変化の背景にある理由を見出しました。
 今回の養護実習では、生徒や先生方からの学びが多くあり、自分自身の大きな成長となりました。この実習で得たことをこれからの将来の夢へと生かして教員になれるよう頑張りたいです。


小中アシスト教育相談員の講話                  熱中症の模擬授業


養護教諭の魅力を実感した4週間

実習校:沖縄県立普天間高等学校 実習科目:養護

田仲 あゆみ(看護学科4年次、沖縄県立普天間高校出身)

 私は、母校である普天間高等学校で4週間養護実習をさせていただきました。初めは不 安と緊張でいっぱいだったのですが、生徒も教員もとても温かく迎え指導してくれたため、 自分らしく実習を行うことができました。
 養護教諭は周りから見たら「暇そう」、「いつも何しているのだろう」と思われがちで、自分も実際に目指し、経験してみるまではそう思っていた部分もありました。しかし、実際にはとても多くの仕事をこなしており、忙しい中でいかに保健室に来室した生徒に余裕を見せ安心させるかというところが養護教諭のすごい力だなと実感することができました。また、簡単に見えていた生徒への対応もとても難しく、上手くできなかったり、慣れが生じて軽く対応してしまったりなど失敗もあり、実際に経験してみないとわからない部分や、気づけない部分も多くあり、今後の自分の課題を見つけることもできました。
 今回の実習では、養護教諭としてだけではなく、クラスを受け持たせてもらうなど、担任としての役割など多くの経験をさせていただきました。4年間の講義で学んだこともたくさんありましたが、実際に現場に出てみるとそれ以上の学びを得ることができたと感じます。
 実習中、生徒と関わるのは本当に楽しくて、養護教諭の魅力ややりがいも体験できたため養護教諭になりたいという気持ちが強くなりました。


性教育についての授業風景


一生の思い出になった教育実習

実習校:名護市立大宮中学校 実習科目:英語

平岡 史帆(語学教育専攻4年次、大分県立佐伯鶴城高校出身)

 私は平成26年9月9日(火)から10月2日(木)の約4週間、名護市内にある大宮中学校で英語科の教育実習を行いました。
 実習中には先生方の講話や授業観察、授業実践、学級活動、研究授業、部活動見学、行事等に参加させていただきました。最初の1週目は戸惑いの日々でしたが、時間を重ねるにつれ、生徒とのラポートができ、生徒に支えられて、大きく成長させられました。
実習を通して、教師には臨機応変な対応が求められることを学びました。授業一つでも生徒のその日の様子や進捗状況によって、計画していたプランを変更しなければなりません。しかし、生徒の理解が第一なので教員は1時間の授業で子供たちに何を伝えたいか、授業の柱をしっかりと自分の中に持つことが大事だと指導教員に教わりました。
 最初はなんとなく受講していた教職課程でしたが、4年間様々なことを学び、そして教育実習で改めて教師の仕事に魅力とやりがいを感じました。これからも教師になる夢に向かって日々精進していきたいと思います。
 来年教育実習に行く後輩の皆さん、誰しも最初から上手くできる人はいません。失敗を繰り返し、経験を積んで成長します。準備をしっかり行い、実習に臨んでください。
 最後に、ご指導いただいた名桜大学の先生方、大宮中学校の皆様、そして陰で支えてくださった皆様、本当にありがとうございました。


担当したクラスの写真(2列目右から2人目が筆者)

  

実習最終日に生徒から寄せられたメッセージ

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