沖縄の公立大学 名桜大学(沖縄県名護市)

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広報誌第36号(2013年6月発行)

掲載日:2013年6月1日就職活動支援レポート

キャリア支援課の就職支援

 新年度がスタートして2カ月が経ち、新入生も大学生活に慣れてきたことかと思います。大学生活の中で避けて通れないのが就職活動。低学年次の皆さんは、「就職活動はまだまだ先のこと」だと思っているかもしれませんが、就職活動が本格的にスタートする3年次はあっという間にやってきます。1・2年次のうちから就職について意識して、順調なスタートが切れるように準備しましょう。
就職活動で大切なのは、『行動力』・『情報収集』です。キャリア支援課では、様々な就職支援を行っていますので、キャリア支援課に気軽に足を運んでください。スタッフ一同応援します。


キャリア支援課による就職活動サポート

対象年次 事業名 内容
3・4年次
大学院生
県外就職活動支援事業 県外就活(採用試験のみ)に係る費用の一部を補助
3年次 就職の翼事業 東京・福岡で合説、会社訪問等を行う就活合宿
1~4年次 就職活動支援
プログラム
ガイダンス
(自己分析、面接対策、ビジネスマナー講座等)、
公務員対策講座、公務員(上級)試験対策講座
1~4年次 各種検定試験 日商簿記検定、実用英語技能検定、中国語検定
日本語検定、秘書技能検定



平成25年3月卒業生の就職戦線を振り返る
本学の平成25年3月卒業生の就職内定率は、次の数字に示す通りです。

平成25年3月卒 平成24年3月卒 比較
就職希望率
91.2%
内定率
73.7%
就職希望率
89.7%
内定率
74.8%
就職希望率
1.5ポイントアップ
内定率
1.1%ダウン

 平成25年3月卒業生の就職希望率は、上の数字に示す通り、平成24年3月卒業生と比較して1.5ポイント上昇しています。逆に就職内定率は、1.1ポイントダウンしています。(分母が増えれば内定率は下がりますので、前年度並みの数値と言えます。)ここ数年、本学の就職希望者は、僅かながら上昇傾向にあるものの、内定率は、70%台を低迷している状況にあります。
 大学全体の就職内定率は73.7%ですが、看護学科に限れば98.7%と、全国でもトップクラスの数値です。つまり、本学の就職内定率は、看護学科の内定率に押し上げられた数値であり、大学全体から看護学科を除いた、その他の学部学科等の内定率の平均値は66.0%に止まります。

次に本学の内定状況の推移(10月末~最終【5月1日】)を示します。

10月 11月 12月 1月 2月 3月 最終
大学全体 23.5% 26.4% 30.5% 32.9% 41.2% 60.1% 73.7%
看護学科を除いた数値 13.3% 16.7% 20.3% 23.2% 29.5% 48.2% 66.0%


 本学の学生の就活動向を上の表から大まかに読み解くと、4年次の前学期に内定を得た積極層が約2割(看護学科を除くその他の学部学科等では1割強)存在すると見て取れます。この層の学生の多くは、本人の第一志望・第二志望の企業から内定を得ており、また、複数の企業から内定を得た者も少なくありません。
 10月から1月までの期間、内定率が伸び悩んでいる理由としては、卒業研究・論文の仕上げの段階に入り、就活が滞った結果ではないかと推測します。
 本学の学生の就活動向の最も特徴的な点は、2月~最終にかけて内定率が急激(40ポイント以上)に上昇することです。つまり、本学の約4割の学生は、卒業の目途が立った後に就活を本格化させる傾向にあると解釈できます。勿論、この時期に大手企業や有名企業の採用は殆どありません。また、"本人が真に志望する企業又は職種への就職なのか"についても疑問が残ります。いわゆる、『取敢えず就職』の可能性も否定できません。『取敢えず就職』は、ミスマッチにつながり易いとの指摘もあるため、こういった傾向(特徴)には注意を払わねばなりません。職業選択は本人の自由であり、また、就活は、自己責任の基に行われるものであるため、教職員による強引な指導、過度の助言等は控えなければなりませんが、『取敢えず就職』の傾向を示す学生へは、むしろ指導の強化(「5年後、10年後のなりたい自分に向って目的意識を持って働くこと」等)が必要です。
 積極層の学生を除いて、本学の学生の就活について総じて言えるのは"準備不足"です。学生の多くは、自分のタイミングで物事を進めたがる傾向にあります。しかし、企業の採用活動には順を追った手続きがあり、また、期間も限定されています。就職を希望する学生は、そのルールに従うしかありません。このルールをまず理解してほしいと思います。そして、これから就活を始める学生は、保護者や指導教員とよく相談をし、キャリア支援課・S-CUBEを早めに活用されることをお勧めします。 

2013-01-16

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