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第10回世界ウチナーンチュ学生サミットを開催

掲載日:2025年11月11日お知らせ

 令和7年10月26日(日)、学生会館サクラウム6階スカイホールにおいて、「第10回世界ウチナーンチュ学生サミット」を開催しました。本学学生、留学生、沖縄県費留学生、市町村海外子弟研修生、JICA研修員など約110名の参加がありました。
 増井蒼爽さん(国際文化学科3年次)、金城凜さん(語学教育専攻3年次)による日本語・英語・スペイン語を織り交ぜた司会のもと、実行委員長の長井千里さん(国際文化学科3年次)による挨拶でサミットが開会しました。
 第1部は、はじめに本イベントの創設者である比嘉 アンドレス オスカルさん(沖縄NGOセンター)と伊佐 正 アンドレスさん(本学教務課職員)によるイベント創設の経緯と趣旨説明、次に長尾直洋准教授(国際文化学科)よる「世界のウチナーンチュ概論」についての説明がありました。続くプレゼンテーションでは、クララ・キアラモンテさん(本学留学生、ロンドリーナ州立大学学生)によるブラジルでの沖縄文化との出会いについての紹介や、本年度の現地実習(中南米スペイン語圏・ポルトガル語圏合同コース・国内実施)参加者による、日本国内の南米系住民集住地域等での学びについての動画報告がありました。さらに、上原なつき准教授(国際文化学科)によるペルーからのビデオメッセージも届けられました。
 第2部では「戦後80年を節目として 世界のウチナーンチュの繋がりと平和」をテーマにグループディスカッションを行いました。学生実行委員がファシリテーターとなり、留学生が通訳としてサポートしました。メキシコ、キューバ、コロンビア、ブラジル、ペルー、ボリビア、アルゼンチン、中国など、出身地も言語も異なる中、参加者は各地での沖縄文化の継承や交流、そして世界平和について、現状と将来の展望に関する議論を交わしました。
 第3部の交流会では、伊地海里さん(国際文化専攻4年次)による三線、城間盛音ファミリーによるスペシャルライブ、名桜エイサーによる演舞が披露されました。また、第10回目の開催にあたり、砂川学長からイベント創設者の比嘉さんと伊佐さんへ感謝状が授与されました。最後は、参加者全員によるカチャーシーと実行委員による挨拶で閉会しました。
 国籍や言語が違っていても、沖縄にルーツを持つウチナーンチュとして様々な共通点があることを学ぶことができました。

報告:長尾 直洋(国際文化学科 准教授、名桜大学沖縄ディアスポラセンター研究員)

01【第2部】グループディスカッション2.JPGグループディスカッションの様子

02【第3部】学長表彰.JPG

イベント創設者のお二人に感謝状が授与されました
(左から)比嘉さん、砂川学長、伊佐さん

03集合写真.jpg参加者全員で記念撮影


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