令和7年7月30日(水)、本学に鹿児島県徳之島町教育委員会が主催した徳之島町インターンシップ教育事業に参加した徳之島町の中学校・高等学校の生徒9名が名桜大学に来学し、本学Social Innovation Club(以下、SIC)所属の学生14名との交流会と、林優子副学長による特別授業が開催されました。
徳之島町インターンシップ教育事業では、徳之島町の中高生に県外を訪問し、都市部での会社訪問や生活体験を通して自身の将来像を具現化し夢の実現に向け努力する心構えを身につけることを目的として毎年実施しています。今年度は沖縄県を研修地とし、沖縄県内の大手企業などでインターンシップを重ねてきました。そして沖縄研修旅行4日目となった7月30日には名桜大学に来学し、学生との交流などを行いました。
交流会では、まず1年次の学生による明るい司会進行でSICの活動などを紹介され、和やかな雰囲気が作られました。続いて、3つのグループに分かれて本学学生が案内するキャンパスツアーが行われました。図書館や講義棟、学生会館SAKURAUMなどを巡って大学の雰囲気を知っていただき、在学生自身の経験も交えながらリアルな学生生活を知っていただくことで、将来徳之島町を離れて進学した後の自分を具体的にイメージしていただく時間とするこができました。
その後、本学副学長で国際学部の林優子教授よる特別授業が行われました。テーマを『起業する(会社をつくる)』として、近年増加している起業という選択肢に焦点を当てて生徒たちが抱く素朴な疑問に答えていきました。「そもそもどうやって会社をつくるのか?」といった具体的な方法論から、「なぜ会社をつくるのか?」という起業の根本的な意義まで、多角的な視点から理解を深めていきました。参加者は起業をより身近なものとして捉え、自らの将来の選択肢の一つとして深く考えるきっかけを得ることができたようです。
短い時間ではありましたが、徳之島町の中高生と本学学生との交流は、互いにとって貴重な学びの機会となりました。本学学生にとっても、未来を担う若者たちとの交流は、自身の成長に繋がる貴重な経験となりました。今後もこのような交流の機会を増やし、地域社会との連携を深めていきたいと考えています。
報告:成瀬 叶梧(健康情報学科2年次/SIC所属、福岡市立福翔高校出身)
名桜大学に来訪した徳之島町の中高生9名を囲んで健康情報学科1年次の喜屋武あんずさんの司会でスタート
林優子副学長による特別授業