令和7年5月30日、本学講義棟212教室にて、JICA日系研修「キューバ日系活性化」のプログラムで来沖中のキューバ日系研修生6名と、「地域文化演習(スペイン語圏・ポルトガル語圏合同コース)」および「中南米文化特論」を受講する本学学生・大学院生11名が交流しました。
はじめに、キューバを含む沖縄県系移民の歴史についての講義があり、続いて本学学生・大学院生によるスペイン語での自己紹介と故郷の紹介、またキューバ日系研修生によるスペイン語と日本語での自己紹介とキューバについてのプレゼンテーションがなされました。その後は大学院生によるキューバ音楽等のギター演奏、キューバ日系研修生と本学学生・大学院生との間での意見交換がなされました。
沖縄とは縁遠く見えるキューバですが、第二次世界大戦前における都道府県別キューバ日本移民数で沖縄県出身者は第二位を占めています。今回の研修参加者たちは沖縄にルーツを持っていませんでしたが、今回の交流を通して世界中のウチナーンチュの紐帯について学び、帰国後にはその知見をキューバ日系活性化に活用していただければと願っています。また本学学生・大学院生にとっては、社会主義国家における日系コミュニティの歴史や現状について学ぶことができる大変貴重な機会となりました。
長尾 直洋(国際文化学科 准教授、名桜大学沖縄ディアスポラ研究センター研究員)
キューバ日系研修生と一緒に