公立大学法人名桜大学

 

平成25年度国際学群3年次[インターンシップ報告]

「今後の課題:残された学生生活をどう過ごすか」について、強い意志をもって実践してほしい

 去る10月30日(水)に国際学群インターンシップ報告会が行われました。この夏にインターンシップ(科目名:インターンシップ実践)を行った学生が、それぞれの体験を踏まえた実習報告を行いました。
 今年度のインターンシップは、例年と比べ実習希望の人数が多く、国際学群の6つの専攻それぞれから145人の学生が夏季の実習を行いました。実習期間は平成25年8月12日(月)から8月23日(金)の2週間(実習先により別日程)で、実習先は沖縄県庁をはじめ各市町村役場、病院、マスコミ、銀行、製造、建設、流通、情報通信、旅行、ホテル、観光の合計75の機関で行われました。
 実習に先立ち、「インターンシップ基礎」という科目で実習の準備を行い、週に1回の講義では、自己分析、履歴書作成、実習先研究、実習先研究報告、ビジネスマナー講習等を行ってきました。最初のうちは、普段の講義とは違う雰囲気にとまどう学生もいましたが、毎週の講義を通じて学生と社会人の違いを知り、徐々に実習生としての自覚ができてきたようでした。
 実習を終えての今回の報告会は、皆熱心に取り組んでおり、特にプレゼンテーションの技術が向上しているように思えました。優秀賞に選ばれた学生の発表はもちろんですが、全体的に発表準備をしっかりとし、聞いている人のことを考えながら工夫した報告ができたことは良かったと思います。
 実習生諸君には、今回報告した「今後の課題:残された学生生活をどう過ごすか」について、強い意志をもって実践して欲しいと思います。インターンシップの価値は今後の取り組み如何にかかっています。
 最後になりましたが、実習先各機関の皆様にはお忙しい時期に実習生の受け入れ、指導、貴重な意見をいただきましたこと、心よりお礼申し上げます。また、実習準備と実習報告にご協力いただいた教職員の皆様にも感謝いたします。おかげさまで大きなトラブルもなく無事にすべての学生が実習を終えることができました。ありがとうございました。

総評:国際学群平成25年度インターンシップ担当

中里 収(経営情報教育研究学系 教授)  


  
報告会で優秀賞に選ばれたインターンシップ生一同                 それぞれの実習内容について報告


現場で活躍する診療情報管理士 ~琉球大学医学部附属病院~

実習先:琉球大学医学部附属病院

宮城 樹(診療情報管理専攻3年次、沖縄県立読谷高校出身)

 今回、平成25年8月12日(月)から8月23日(金)までの約2週間、琉球大学医学部附属病院(以下琉大病院)で実習をさせていただきました。
 実習前までは、多量の患者情報を医師や看護師等が必要な時に、提供できるようしっかりと管理することが診療情報管理士の主な業務だと考えていました。しかし、琉大病院の診療情報管理士はそれぞれの部署で業務内容が異なり、様々な業務を行っていました。実習を通して学んだことは、同じ診療情報管理士でも全く同じ業務を行っているのではなく、それぞれの部署で業務内容は異なっているということです。それを知ったことで、何か自分なりの特徴を作り出すことが必要だと感じることができました。
 今回の実習を通して、診療情報管理士の業務の一つであるがん登録に興味を持ちました。 がん登録とは、がん患者さんのがんの部位や性状、治療内容の情報を登録することです。がん登録に興味を持つことができたことは、私にとって実習で得た大きな成果だと考えています。今後の課題として、まずは診療情報管理士の資格取得、さらに私なりの特徴を見出していきたいです。
 琉大病院の皆様、今回は現場でしかできない貴重な体験をさせていただきとても感謝しています。実習で学んだことを今後の学生生活、就職活動に生かしていきます。本当にありがとうございました。

お世話になった琉球大学医学部附属病院の方々と(右から2人目が筆者)



空の玄関でのおもてなし

実習先:株式会社エアー沖縄

髙須賀 梨緒(語学教育専攻3年次、愛媛県立今治北高校)

 私は、株式会社エアー沖縄で、約3週間の実習を行いました。株式会社エアー沖縄を志望した動機は、グランドスタッフの仕事に興味を持っており、現場で働く方々の声を聞き、仕事内容を詳しく知りたいと考えたからです。
 実習では、手荷物受託業務の補助・ラウンジ業務の補助・搭乗口業務の補助を主に行い、グランドスタッフの仕事を間近で拝見し、また、実際に補助として業務を行ったことで、身をもってグランドスタッフの仕事内容を学ぶことができました。手荷物受託業務の補助では、主にお客様の手荷物をベルトコンベアーに乗せ込む作業を行いましたが、その間に、お土産袋やベビーカーへのビニール袋掛けやペット等の特殊手荷物の手運びなども行い、お客様の荷物を大切に預かるというスタッフの心配りを実感しました。実習を通して、グランドスタッフの仕事内容はもちろん、接客方法やお客様へのおもてなしの心を学ぶことができました。
 実習を終え、多くのことを学んだと同時に、自分自身の今後の課題が見つかった今、この課題解決のために自分が今何をすべきかを考え、行動し、今後の学生生活や就職活動に生かしていきたいです。
 実習期間が繁忙期と重なっていたにも拘わらず、丁寧に指導していただき、また、貴重な経験をさせていただいた株式会社エアー沖縄の皆様には心から感謝申し上げます。


農業の可能性を求めて

実習先:ファーマーズマーケットやんばる はい菜!やんばる市場

川﨑 吉将(経営専攻3年次、宮崎県立日向高校出身)

 今回私は、「ファーマーズマーケットやんばる はい菜!やんばる市場」でインターンシップを行いました。志望理由は、幼少の頃より農業に関わる機会が多く、「農業はきつくて儲からない」というイメージを持っており、農家の現状と現在研究している農作物流通に関して調査を行うためでした。
 実習先では、「農家直売」を特徴とした流通システムが構築されており、顧客に対し農家の方々が、自分で栽培した農作物を流通機関を使用せず、直接ファーマーズに出荷し、販売を行っていました。   現在の産業の特徴でもある分業のシステムとは異なり、自分が育てた作物を自分で販売戦略を立て、お客様に喜んでいただく販売を行う取り組みには、新しい可能性を感じることができました。 また、JAが運営している集荷場や、堆肥工場等の見学や、農家の方と農作業を行う機会にも恵まれ、ファーマーズとは異なる流通システムを同時に学ぶことができました。
 これからは、今回の経験を用い、農作物流通を農家の視点から、いかに効率性を高め、利益を高めていくことができるのか、その可能性に関し、研究していきたいと考えています。
 お忙しい中、今回の素晴らしい経験を提供してくださった、JA関係者の皆様には、心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

北部地域の農家が育てた農産物が店内に並びます



仕事をスムーズにこなすには

実習先:株式会社東開発

肥後 月海(経営専攻3年次、沖縄県立名護高校出身)

私は、株式会社東開発の総務部で2週間の実習を行いました。
 志望動機は、東開発が「人のため・地域のため」という理念を掲げており、地域に密着した経営とは具体的にどのようなものであるか、ということを学びたいと考えたからです。
 実習では、紙媒体の資料のデータ化及び管理ファイルの作成や、安全パトロールへの参加、CADという設計を支援するソフトを用いた図面の作成等の業務を行い、主に事務作業で必要とされるスキルについて学ぶことができました。
 業務の合間には、社員の方々から現在の建設業界の動向や、業界で必要とされている人材について、社会人としての心構えについて等、様々なお話を聞くことができました。また、志望動機にもある地域に密着した経営についても、質問して回答を得ることができました。
 今回、会社の中で実際に仕事の一端を体験してみて、常に先のことを考えて動くことが特に大切だと感じました。理由は、社員の方々の動きはスムーズで、そのように動くために必要なことだと考えたからです。そこで、現状をしっかり把握すること、素早く考えを組み立てることを今後の課題とし、大学生活の中で実践していこうと思いました。
 最後に、今回の実習でお世話になりました皆様、このような気付きの機会を与えてくださり、誠にありがとうございました。