公立大学法人名桜大学

 

平成24年度 教育実習報告会を開催しました(2012/12/7)

 

 平成24年12月7日(金)、平成24年度教育実習報告会を開催しました。本年度の教育実習生は、小学校11人、中学校13人、高等学校12人、計36人(県外実習3人含む)でした。そのうち、島根県、鹿児島県、兵庫県での教育実習もありました。教育実習は、教員免許の種類に応じて2~4週間に分かれますが、いずれの実習においても大学の教職課程で学んだことを学校現場で検証するとともに、実践活動を通して個々の学生の教職観を鍛え直す機会でもあります。文部科学省の教員養成改革は、大学での学びと教育実習の連続的なつながりを強く求めるものとなっています。今回の教育実習報告会は、3教室に分かれ、一人の実習生につき5分間の報告を行うものでした。次年度教育実習の予定者(3年次)も参加しました。実習生からは、「実習期間中は、積極的に生徒や先生方とコミュニケーションを取ることが大切であること」「生徒の顔と名前を一日でも早く覚え、生徒と関わり合うこと」「学校における保健室と養護教諭の存在の大切さにあらためて気づかされたこと」「教材研究を徹底して行うこと」等が報告されました。3年次の実習予定者からは、「教育実習に向けての事前準備の大切さが分かった」「大学の授業の内容や教材等も、実習先でも使えるということに気づいた」等、本年度の教育実習の経験を次年度に生かそうとする姿勢が強く見られました。来年度の教育実習も実りあるものになることを期待したいと思います。

教職課程委員会委員長 嘉納 英明(スポーツ健康学科 教授)


 
教育実習の報告を行う実習生                    実習生に対し質問する3年次生

 

学生の声 Voice
子ども達の安心の場になる保健室


実習校:西原町立西原小学校 実習教科:養護

伊芸 亜弥子(人間健康学部看護学科4年次、首里高校出身)

 5月から6月にかけての4週間、母校である西原小学校で養護実習をさせていただいた。養護教諭を目指して名桜大学に入学した私にとって、この実習はたくさんの学びと、自分の目指す養護教諭像をつくっていく基盤となるかけがえのない経験になった。
初めは、子どもたちへの対応の仕方や、実習生といえ一人の教師として適切な態度で臨めるかなど不安が大きかった。しかし、実習の中で、保健室に来室する子どもたちとのふれあいや、養護教諭の業務を学んでいくうちに初めの不安は消し去られ、養護教諭という職のやりがいや充実感を感じることができるようになった。保健室は身体的な不調から心理的な不調まで様々な訴えを持つ子どもが毎日来室する。怪我や身体的な不調の時には、今後同じようなことが起こらないように注意をするなど指導をしており、子どもが健康・安全に学校生活を送れるように配慮することも養護教諭の大切な仕事であると学んだ。また、心理的な不調を訴えて来室する子には、その子の背景に目を向け寄り添い話を聞いてあげる等、安心させてあげられるような関わりが必要であるということを学ぶことができた。保健室には心身の不調を訴えての来室だけでなく、養護教諭を慕い、ささいなことを話しにくる子どもたちもおり、保健室は子どもたちが安心して来室できるように居心地の良い環境を作っていくことも大切であると感じた。
養護教諭は一人で学校全体の健康・安全の管理を行うため、業務の幅が広いということや、日々様々な訴えで子どもたちが来室してくるため、子どもたちの発するサインに気付くこととそれを受け入れることの大切さを感じた。この実習を通して、養護教諭という職の魅力とやりがいを見出すことができ、改めて養護教諭になりたいと思うことができた。今後、この気持ちを忘れずに目標に向って頑張りたいと思う。

子どもたちから「ありがとう」のメッセージが寄せられました

 

 

学生の声 Voice
実習から得られた実感


実習校:沖縄県立那覇高等学校 実習教科:保健体育

具志 直紀(人間健康学部スポーツ健康学科4年次、那覇高校出身)

 私は、母校である沖縄県立那覇高等学校に3週間教育実習に行きました。2年生のクラスを担当し、実習の内容としては、教科指導や部活動指導等を行いました。また、実習中に開催された高校総体の激励会や校内弁論大会にも参加し、充実した実習期間を送ることができました。
 実習中は、教師としての難しさや大変さを学ぶ機会が多くありました。特に生徒とのコミュニケーションや実技の指導は、生徒一人一人に合わせた指導を考えなくてはならず、同じように話しても伝わる生徒とそうでない生徒がいて、とても大変でした。しかし、教師としてどのように伝えたら生徒が理解できるのかを考え、そのために教材研究をすることは大切であることが分かりました。実習期間中に、生徒にも理解できるように説明を工夫し、それを生徒が理解し、できるようになった時は、教師としての喜びを味わうことができました。
今回、実習を通して多くのことを学びました。実習を終える頃には、「もっと現場で学びたい」と感じました。実習中、時には辛いこともありましたが、様々な失敗も含め、経験したことを自分の成長につなげたいと思います。そう思える素晴らしい実習期間を過ごせたことに感謝したいと考えています。

実習最終日に撮った記念写真

 

学生の声 Voice
Imagine it, Plan it and Do it.


実習校:八重瀬町立東風平中学校 実習教科:英語

渡慶次 那津子(国際学群語学教育専攻4年次、糸満高校出身)

 今、改めて教育実習記録を読み返してみても、まだまだ残る色々な思いが込み上げてきて胸が一杯になります。私は教育実習を行うにあたり教科指導の目標として、「生徒に少しでも英語を話してみたいと思ってもらうこと」としました。私が特に力を入れたのがウォームアップです。英語の教科ではこの時間を使って頭(脳)を日本語から英語に切り替えます。毎回英語面白クイズを用意することで生徒の注意を英語に向かせることができ、事前準備の大切さを実感することができました。また、私は海外留学経験があるので、教科書の内容に合わせて、自分の経験談を取り入れながら海外の文化を紹介することも行いました。生徒の「お~!」という反応に力をもらいながら大学で学んだことを大いに取り入れ授業展開することができたと感じています。
実習中は楽しい事と同じくらい、うまくいかない事も沢山ありました。特に教科外の指導では悪戦苦闘の繰り返しで悩む時も続きました。しかし、Nothing comes from nothing. 発想を変えて行動することで違った景色が見えることが分かりました。新しい景色に飛び込んで来たのはもちろん笑顔の生徒たちです。最後に、実習初日に教頭先生から贈られた言葉を後輩の皆さんにも贈りたいと思います。「教員たるもの真剣に、しかし深刻にはなるな」。

教室に書かれた私宛のメッセージ

 

 

学生の声 Voice
夢への第一歩


実習校:学校法人大多和学園 開星中学校・高等学校 実習教科:保健体育

門脇 彬人(人間健康学部スポーツ健康学科4年次、島根県・開星高校出身)

 私は開星中学校・高等学校で3週間、教育実習をさせていただきました。体育の授業では全学年、球技大会に向けた「バレーボール」の授業を行いました。また、中高一貫校であったため、中学校の体育も担当させていただきました。
教育実習を通して、生徒と接する中で様々なことを経験でき、その中で、できたこと・できなかったこと等、多くの学びがありました。また、「もっとあのようなことをすれば」と後悔すると共に力不足を痛感しました。しかし、このような経験が私自身にとって大きく成長するための「キッカケ」になるのではないかと思います。
また、担当教員から「教師は、元気と夢を与える職業である」、「まずは、真似ることからスタート。そして、徐々にオリジナリティーを出していく」等、有り難いお言葉をたくさんいただきました。このような、お言葉が私自身にとって、大きな励みとなり、もっともっと成長したいと感じました。
3週間という短い期間でしたが、多くの生徒と接する中で「教師になりたい」という気持ちが強くなりました。教育実習での経験を何年経っても忘れず、今後に生かしていきたいと思います。

  
担当クラスでの集合写真                 生徒からいただいた色紙