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平成24年度 人間健康学部スポーツ健康学科[看護臨床実習報告]

 

平成24年度 人間健康学部スポーツ健康学科[看護臨床実習報告]

 今年度の看護臨床実習は、8月10日(金)から8月27日(月)まで、北部地区医師会病院、北部福祉保健所で行った。
病棟実習では、援助技術を通して、コミュニケーション、観察力、判断力、気づき、思いやり、健康の重要性などを学ぶことができた。看護師さんの患者様や、そのご家族への関わり方を通して、相手を思いやる気持ち、気配りの大切さ、相手の気持ちを理解する姿勢等、効果的なコミュニケーションを図るための方法について学べた。さらに、関係各職種の機能や役割について知ることで、各職種との連携を円滑に行うことが、様々な視点から個々に応じた適切な援助につなげられることも学べた。
北部福祉保健所実習では、地域の健康課題を知ることが、健康教育に生かす重要な情報になることや、保健所が健康推進など地域住民のこころと生活の支援を行っていることを学ぶことができた。また、保健所は養護教諭と連携・協力していく重要な機関であることも再認識できた。
実習事後学習は、臨床実習での気づきや反省を踏まえ行った。例年、事前学習で基礎看護技術等の振り返り学習後、看護臨床実習に臨むが、体験的に学ぶことで、知識技術の必要性を再認識する実習生が多い。それらを踏まえて、実習事後学習では、基礎看護技術や疾病に関すること等、学生個々の課題やグループでの課題から内容を検討し再学習を行ったことで、学習の深まりが得られたと考える。
実習態度では、言葉遣いや積極的な態度は評価されたが、身だしなみの指摘があった。実習心得を周知徹底したい。また、実習を円滑に行う試みとして、事前行動計画表を前日に提出しているが、効果的に生かされていない学生もいた。次年度は事前行動計画表について検討をしたい。
健康についての学びでは、健康づくりや疾病の予防、疾病の治療や重症化の予防について、検診センター、保健所、病棟のそれぞれの実習場所で学ぶことにより、健康を害する影響因子の多さを再認識することができた。そして、心身への健康支援をどう行うのか考える機会となった。さらに、健康であることの幸福をどう伝えるか等、健康に対する意識が高まったと考える。
今回の学びが養護教諭を目指す学生にとって、次の実習場所となる教育現場で効果的に生かされることを期待したい。
今年度も看護師さんをはじめ、各職種関係者、患者様を通して、多くの学びが得られた。ご多忙の中、実習を引き受けてくださり、丁寧なご指導をくださった実習施設の皆さまに感謝申し上げます。ありがとうございました。

総評:前川 美紀子(スポーツ健康学科 准教授)

 


学生の声 Voice接遇・相手の個性を尊重し共に考える事を学んだ実習

上原 瑠莉(3年次、首里高校出身)

 

私は養護教諭を目指すにあたって「病院・保健所・地域の関わり合いはどういったものなのか、またそれぞれの仕事でのコミュニケーションの取り方について学ぶ」ということを目標に実習に取り組んだ。
保健所実習では、保健所の仕組み、環境づくりの大切さを学んだ。また関係機関を把握し、連携の取り方についても学ぶことができた。養護教諭にとっても学校・保健室という場所を、子どもたちにとってより良い環境にする役割を担っているため、保健所での学びはとても発見が多かった。
病院では、病棟実習を中心に検診センター、外来、中央材料室、救急救命センター、救急外来の見学・実習をすることができ、それぞれの業務内容・役割について学ぶことができた。それぞれが連携・協力・情報共有をし合って病院が成り立ち、私たち住民がより良い医療を受けられていることが分かった。医師や看護師、保健師は患者さんの体のケアだけでなく心のケアも同時に行い、その中で患者さんの変化や異変に気づき、声掛けやケアをしていくといった支援も病院の役割の一つということを学ぶことができた。
今回の実習では、実際の現場で自分が持っている知識・技術を場合に応じて使わないといけないことが多く、自分の知識・技術の未熟さを痛感した2週間だった。養護教諭や看護師などは一歩外に出れば、教科書やマニュアルがなくても迅速かつ適切な判断・対応が求められるので、それができるためには知識・技術はもちろんメンタルも備わっていなければいけないと感じた。今回の経験を生かし、今後の学生生活も成長できるよう有意義に過ごしていきたい。