公立大学法人名桜大学

 

平成28年度海外スタディツアー in 中国を実施

 平成29年2月21日(火)から26日(日)、リベラルアーツ機構主催「平成28年度海外スタディツアー」を実施し、学生19人と引率教員3人の計22人のグループで中国の天津市と北京市を訪問しました。海外スタディツアーでは、海外渡航の準備から現地における調査実習まで幅広く学び、グローバル社会における国際教養人としての資質を身に付けることを目的としています。
 まず、私たちは中国国家重点大学の一つである南開大学(天津市) を訪問しました。漢語言文化学院(対外中国語教育学部)では語学研修「中国語入門」、中国伝統文化体験「切り絵」・「太極拳」を受講し、外国語学部日本語学科では大学院生との国際交流の場を楽しみました。
 また、学外でのフィールドワークでは中国茶文化講座のワークショップへの参加、天津博物館、天津市指定の歴史遺産街として有名な古文化街、北京市にある世界遺産の故宮博物院等を訪れました。さらに、北京市で事業を展開しているイオンモール では、総経理の中根健氏から「現地日本人から見た現代中国人の価値観」、「これからのグローバル社会において大学生に求められること」等をテーマにした座談会を開いていただきました。このように現地でのさまざまな活動を通して、ヒト・歴史・文化・社会空間の面から中国への見識を深めることができました。
 今回の国際交流や伝統文化体験を通して、学生たちは異文化を肌で感じ、外国語習得への意欲が高まったのと同時に、日本文化や沖縄文化を改めて見つめなおす良い機会となりました。自分たちが生まれ育ってきた故郷の素晴らしさを同年代の外国人に伝え、また彼らからまだ見ぬ世界の文化を知るという「国際交流の楽しさ」を実感できたことは、何ものにも代えがたい大きな成果となったことでしょう。
 これから事後学習講義を通して、現地での「体験、享受、検証、理解、実証」のプロセスを調査結果としてまとめ、海外スタディツアー事後報告会を5月に開催する予定です。皆様のより多くのご参加をお待ちしております。
 この度、海外スタディツアーを実施するにあたり、企画の段階から多くの方々に貴重なアドバイスをいただきました。本スタディツアーの主旨に賛同し、快く協力してくださった南開大学の先生方をはじめ、天津、北京でお世話になった皆様に重ねて御礼申し上げると共に、この場を借りて帰国の報告とさせていただきます。
 
リベラルアーツ機構 上級准教授 山城 智史(外国語教育中国語担当)

参加者の声

私は国際文化に興味があり、実際に海外に行くことで、より深く文化を感じることができると思い、この海外スタディツアーに参加しました。渡航前は、中国に対して治安や衛生面などあまり良いイメージは持っていませんでした。また、私は中国語の講義を受講していなかったので、現地の人と上手くコミュニケーションを取ることが出来るか心配でした。しかし、実際に中国を訪れてみて不安や心配事が無くなりました。街並みや空気も想像以上にきれいで、中国人の方々も優しい方ばかりでした。店内で商品のことが分からなかった際に、中国語が分からない私に対しても丁寧に説明して下さいました。他の商品を持ってきて比較して説明するなどしていただき、無事に買い物を済ませることが出来たので良かったです。その店員の方にはとても感謝しています。特に、現地で印象に残ったことは、北京で世界遺産である故宮博物院を訪れたことです。建物の大きさや広さだけではなく、施設内に入るまで、一時間以上かかるほどの人の多さにもとても驚きました。建物は、赤色の壁に瓦の屋根で、少し沖縄の首里城に似た印象でした。元々、宮殿だったと言うこともあり、全体的に派手で華やかな雰囲気がしました。今回の海外スタディツアーを通じて、他の国にも行ってみたいと思いました。そして、そこで外国の文化に沢山触れると共に、日本の文化についても改めて考えていきたいです。外から日本を見ることで、今まで考えることのなかった部分も見えてくると思うので、是非機会があれば行ってみたいと思います。
国際学群2年 岩下剛(熊本県立大津高校出身)
 
「必ずもう一度中国に行く」中国スタディツアー最終日、北京空港を飛び立った飛行機の中でそう決意しました。元々中国語圏には興味があり、台湾の協定校に交換留学を考えていました。そんな中、今回の中国スタディツアーの広告を見て、「きっとこの機会に中国に行かないと、もう行く機会はないだろう」と思い、参加することに決めました。中国は私が思っていたイメージよりもキレイで、何よりもスケールが大きかったです。私たちが訪れたのは北京と天津という観光客が数多く訪れる大都市で、観光地化しているということもありましたが、道路にはゴミ一つ落ちていなくて、日本と変わらない清潔感がありました。現地では、できるだけ多くの中国人と関わることを意識しました。中国語は話せませんが、事前学習で学んだ中国語フレーズを使い、中国人と触れ合うことでちょっとでも現地の人々の雰囲気や空間を感じたかったのです。現地の人はすごく温かくて優しい人が多かったです。私が日本人で、中国語を話すことができないと分かっても、ジェスチャーで表現したり、紙に書いて見せてくれたりと、コミュニケーションを取ろうとしてくれる人が多かったです。お互いに意思が伝わりにくい分、伝わった時の達成感というのか、満足感が大きかったのが印象的でした。多くの日本人は中国に対して、あまりいいイメージを持っていないように感じます。私もその一人でした。今回の中国スタディツアーに参加して、「百聞は一見に如かず」を身をもって体験することになりました。より多くの日本人に、実際に中国に行って欲しいと思いました。そして本当の中国を知ってほしい、見てほしい。テレビや新聞では取り上げられることのない、中国を。
国際学群2年 具志堅彩華(沖縄県立読谷高校出身)
 
私はこれまで一度も海外に行ったことがありませんでした。行きたい気持ちはずっとあったのですが、修学旅行や家族旅行などで海外に行くという機会がありませんでした。個人での海外旅行に不安を感じていた時に、海外スタディツアーの募集を見て、これだ!と思い参加しました。渡航前は、中国に対して良いイメージがなく不安でいっぱいでしたが、初めての海外ということもあり、とてもわくわくしていました。実際に中国へ行ってみると、人が優しかったり、町が綺麗で空気も汚染されていなかったりと、今まで何でこんなに悪いイメージしかなかったのだろうと不思議に思うぐらい中国が大好きになりました。中国にいって特に印象に残っているものが二つあります。一つ目は、建物の広さです。図書館やショッピングセンター、大学など一つ一つの建物がとても広くて驚きました。大学の見学や体験をさせてくれた天津にある南開大学の敷地面積は455.69万平方メートルで、学部・学院数は24個、学生数は25647人と、とても大きな大学でした。大学内に幼稚園や美容院など色々なお店があり、まるで一つの町のようでした。二つ目は、食べ物の美味しさです。日本で食べる中華料理よりもやっぱり、本場中国で食べる中華料理はとても美味しかったです。特に美味しかったのは小籠包で、美味しすぎて感動したことは今でも忘れられません。機会があるならもう一度本場の小籠包を楽しみたいです。最後に、今回の海外スタディ―ツアーを通して、実際に行ってみないと分からないことは沢山あるんだなと思いました。他人から情報を得ることはもちろん大切ですが、自分の目で見て耳で聞いた情報はもっと大切だと思うので、自分で感じた情報を増やしていきたいです。
国外学群2年 寺本佳奈美(岡山県立総社高校出身)

私は名桜大学に入学してから、海外スタディツアーの存在を知りました。大学に入学したら絶対に海外に行くと決めていたので、このスタディツアーにすぐに応募しました。「中国」と聞いて私が持っていたイメージは、あまりよくありませんでした。家族も友達も、大気汚染やスリなどの問題についてとても心配していました。そういったあまりよくない印象があったので、中国の空港に着くまで不安でいっぱいでした。しかし、中国の地に降りてみると、私が勝手に想像していたものとは全くの別世界でした。中国でマスクしている人はあまりいませんでした。実際に、空気が澄んでいて大気汚染など気になりませんでした。治安も日本のほうが悪いのではないかと思えるほど、夜の街並みも危ないと感じることは全くありませんでした。最も印象に残ったことは、中国の交通量です。日本では想像もできないほどの車線数と道路の広さ、そして車はもちろんバイクや自転車などどの道を通っても渋滞で衝撃を受けました。中国の人口の多さを肌で感じた気がしました。それだけでなく、どの車も自分が優先というようにクラクションが町中に響いていました。自転車や歩行者もそんな音は気にせず堂々としていて、こういった身近なところにも日本との違いがあるということに驚くとともに、中国という国にいるということを実感し、感動しました。「国境を越える」とはこういうことなのだなと思いました。私は今回、海外スタディツアーに参加して、多くのことを学び、貴重な経験をしました。海外へ行くことによって、自分がもともと持っているイメージと実際に感じた国のイメージは全く異なっていました。海外は自分の足で行って自分の目で実際に見てみなければわからないのだと心の底から感じました。もっといろいろな国へ行ってみたいと思うようになりました。スタディツアーはたくさんのことに興味・関心を持たせてくれる最高の授業でした。
国際学群2年 石田真矢(群馬県立前橋高校出身)

平成29年2月21日~26日の5泊6日中国の天津市、北京市に行って来ました。実際に中国を訪れる前の私が考えていた中国のイメージは、あまり良くありませんでした。なぜなら、テレビや自分の周りから聞く話が悪いイメージを連想させるものが多かったからです。なぜ悪いイメージの多かった中国に私が行こうと思ったのか、理由は大きく2つあります。1つ目の理由は、元々海外に興味があり大学生活のうちに沢山海外に行きたいという思いがあったからです。次に2つ目の理由は、先に述べた中国を訪れる前に抱いていた中国に対するイメージが本当なのか、自分の目で見て確かめたかったからです。中国の天津市にある南開大学に行き、中国人学生との交流をしたときにとても刺激を受けたことがありました。それは、学生の勉強に対する姿勢でした。皆、日本語を話せるようになりたいという思いが強く、留学経験が無くても話せる人が多くて驚きました。南開大学の学生との交流を通して、語学の勉強だけでなくどの勉強においても、学びたいという気持ちと、学ぶからには積極的な姿勢が大切だと改めて気づかされました。そして私も、南開大学の学生らに負けない気持ちで言語習得や勉学に励みたいと強く思いました。また、5泊6日の短い期間の中で、沢山の人の温かさに触れることが出来ました。久しぶりに南開大学に帰ってきた山城先生への歓迎の気持ちが、学生の皆、学内の市場の皆からあふれ出ていました。また、私たち日本人学生のことも温かく迎え入れてくれました。中国人というと人に対して冷たいという先入観がありましたが、実際に交流した皆さんはその先入観の真逆でとても温かい人たちばかりでした。中国を訪れる前までは、悪い先入観ばかり持っていましたが、5泊6日のスタディーツアーを通してイメージしていた、また日本にいるときに周りの人から聞いていた話とは違うことばかりで驚きの連続でした。かなり街は発展しているところが多く、人は皆親しくなると温かい人ばかりでした。そして、国の文化(異文化)はその国に行き自分の目で見て、肌で感じてこそ理解できるものだと気づきました。また、言語も異文化理解において大事なツールだと改めて気づかされました。これから留学へ行く私にとってこのスタディーツアーはとてもいい経験になり、この経験がこれからの私に活かされていくと確信しています。これからは、先入観だけで行動するのではなく、何事においても自ら一歩踏み出す勇気をもって沢山のことに挑戦していきたいです。
国際学群2年 喜友名新奈(沖縄県立読谷高校出身)

 

 
 
 

現地の学生と交流を図りました 故宮をバックにハイチーズ
中国茶ワークショップを終えて 「切り絵」に挑戦しました
海外スタディツアー参加メンバーで記念撮影