公立大学法人名桜大学

 

平成27年度国際学群海外インターンシップ報告

平成27年度国際学群海外インターンシップ報告

グローバルな人材を目指そう!

 国際学群実習科目「海外インターンシップ」の目的は、学生の海外企業等における実習並びに生活を通し、国際感覚と国際的ビジネスマインドを養い、世界に羽ばたける人材を育成することです。沖縄の地理的優位性を活かし、国際化の進むアジア諸国のホテルや旅行会社で研修を行っています。

 今年度は、8月から9月にかけての3~4週間、台湾のホテルロイヤルニッコータイペイと沖縄ツーリスト台北事務所、マレーシアのグランドブルーウェーブホテル・シャーアラム(各1人)に計3人の学生を派遣しました。また、海外研修の出発前には、4人の担当教員や外部講師などによる座学形式の事前学習と県内企業(沖縄ツーリスト名護支店、ホテルマハイナウェルネスリゾートオキナワ)を対象とした5日間の事前研修を行いました。研修終了後には、国内外での研修の成果を報告書にまとめ、大学祭の海外インターンシップ報告会で発表しました。

 海外インターンシップの成果として、①進路選択の幅が広がること、②外国語のスキルが向上できること、③異文化への理解が深まることなどがあげられます。海外インターンシップはこうした成果を得る貴重な機会となります。本年も受け入れ企業から、参加学生全員にお客様への積極的な対応、社員との健全な人間関係などについて、とても良い評価をいただきました。

 例年、「海外インターンシップ」の参加学生は観光産業専攻に所属するケースが多かったですが、今年度は観光産業に関心を持つ他専攻の学生が参加しました。今後の課題として、他専攻を含めた多くの学生に参加を呼びかけ、観光関連科目の履修を促すことにより、「海外インターンシップ」の円滑な運営を行っていきたいと考えています。

 

総評:鈴木 富之(国際学群 観光産業教育研究学系 准教授)

 

名桜祭の海外インターンシップ報告会(平成27年10月24日)

報告会にてインターンシップの成果を発表する東江さん、奥濱さん、玉城さん(左から)

 

学んだこと

派遣先:グランドブルーウェーブホテル・シャーアラム(マレーシア)
東江 萌(観光産業専攻3年次、沖縄県立コザ高校出身)

 

 グランドブルーウェーブホテル・シャーアラムでは、フロントやレストラン業務をはじめ裏方の業務なども体験させていただきました。ホテル内にはムスリムに配慮された様々な設備やサービスが整っており、日本では見ることのできないマレーシア独特のホスピタリティを学びました。

 実習中は「ホテルの一員として見られている」ことを意識し、従業員に指示されたことだけではなく、何が求められているかを考え率先して行動することを心掛けました。英語やマレーシア語でうまく話せず苦労することもありましたが、従業員の方は積極的な姿勢を認めてくださり、様々な体験をさせていただきました。

 実習の成果は、社会人として働くイメージができたことです。また、ホテルの業務内容だけでなくマレーシアの文化を肌で感じられたこと、海外から見る日本というものを知ることができたのも大きな収穫でした。チャンスを与えてくださった方々に深く感謝いたします。

 

修了書を手に

 

将来つながった研修

派遣先:ホテルロイヤルニッコータイペイ
奥濱 友紀(語学教育専攻3年次、沖縄県・沖縄尚学高校出身)

 

 私は4週間にわたり台湾のホテルロイヤルニッコータイペイにて研修を行いました。ホテル業に興味があり、将来海外で働いてみたいと思ったため、海外インターンシップに応募しました。

 この4週間でハウスキーピング、ベルサービスとホテル内にある3つのレストランでの研修を行いました。日本語が話せるスタッフもいましたが、英語による業務内容確認がほとんどでした。中国語が全く話せない私に優しくかつ丁寧に教えてくださいました。5つの部署を回ったことによりたくさんのスタッフの方と話す機会があり、辛いことがあっても毎日充実した日々を送ることができました。

 研修中で学んだことは、チームワークの大切さです。それぞれの部署が毎日仕事を始める前にミーティングを行い、1日の流れや注意点などを確認しあって仕事に取り組んでおり、たくさんスタッフの方とコミュニケーションを取っていたのが印象的でした。

 オフの時はMRT(地下鉄)に乗って買い物をしたり、スタッフの方と一緒にご飯を食べに行ったりするなど、とても楽しく過ごすことができました。研修で得たものを生かし、これからの就職活動に励みたいと思います。

 

最終日フロント前にて

  世話になったスタッフのみなさんと

スタッフの方と

 

沖縄から世界へ

派遣先:沖縄ツーリスト台北事務所
玉城 妃奈子(観光産業専攻3年次、沖縄県立知念高校出身)

 

 現在、台湾は沖縄県の外国人観光客の中でも最も入域が多くみられる地域の1つであり、県内の観光産業における重点市場になっています。旅行会社での業務を学ぶとともに、今後も増加することが見込まれる台湾人観光客は沖縄の観光においてどのようなことを求めているのかを学ぶために、今回台湾でのインターンシップを希望しました。

 研修先の沖縄ツーリスト(以下、OTS)台北事務所では、所長と他の関連企業への集金業務の同行や、沖縄から台湾に来た団体ツアーの添乗員アシスタント、実際に台湾の観光地を回る観光研修など、事務所内よりも屋外に出て様々な場所で研修することが多かったです。またOTS台北事務所では日本語を使って業務を行いますが、ミーティングや事務所内での会話は中国語であり、できるだけ中国語で会話するように心掛けました。

 今回の海外研修を振り返ると、国内に留まっていたままではできない貴重な体験ができました。旅行会社で働く上で必要なスキル、沖縄の観光産業の現状と動向、そしてなにより、海外にいることで見えてくる沖縄の優れた面やまだ不十分な面を知ることができました。慣れない海外での3週間の研修期間は、大変なこともありましたが、「郷に入れば郷に従え」といったことわざのように、違う文化や相手のことを理解し受け入れることの重要性を学び、精神的にも成長することができたと感じます。この経験を踏まえ、これから始まる就職活動において国内のみならず海外も視野に入れながら、様々なことに挑戦し続けていきたいです。

 

与那覇所長(右とOTSスタッフの方と

 

添乗員アシスタントをした下地中学校の
国際交流団の皆様と