公立大学法人名桜大学

 

平成27年度国際学群 国際文化専攻・語学教育専攻[現地実習 教育支援現地実習報告]

教育支援現地実習総評

 平成27(2015)年7月に公表された中央教育審議会(以下、中教審と略す)教員養成部会による「これからの学校教育を担う教員の資質能力の向上について(中間まとめ)」では、教員養成段階での「学校インターンシップの導入」が挙げられました。教員の資質を向上させる方策として、「学校現場での数多くの経験を積む」ことが重視される方向性を中教審が示したといってよいでしょう。

 国際文化教育研究学系語学教育専攻において平成19(2007)年から実施され、本年度で9回目となった教育支援現地実習は、上述した「中教審が示した方向性」を先取りしていた取り組みだといえます。

 この実習は、第一点目に、「地域の学校で教育ボランティアを行うことで、地域の教職員を補助し、貢献すること」、第二点目に、「大学の教職課程では学ぶことのできない学校の組織、学校が抱える諸問題、実践的な教授法等を理解すること」、第三点目に、「児童生徒とのふれあいおよび教師の指導に対する理解を深めること」、第四点目に、「職業における厳しさを体験することにより、責任感、自立心を育成すること」の四点を目的として行われているものです。

 本年度は、8月31日(月)~9月18日(金)に3年次の語学専攻学生7人が、5つの学校にて本実習に取り組みました(名護商工高等学校<飯島礼菜さん・佐田彩佳さん>、屋部中学校<藤春亮哉さん>、名護中学校<小林竜平さん>、大宮中学校<砂川麻鈴さん・吉浜亜理寿さん>、異文化間コミュニケーションセンター付属日本語学校<松田奈利子さん>)。

 実習生は、朝のあいさつ運動から、放課後の部活動まで教育実習生とほぼ同様のスケジュールを経験し、授業の見学や授業等での学習支援、体育会等の行事の補助、久志駅伝・地区陸上大会にむけた指導補助、学校内外の環境整備、放課後や週末の部活動指導の補助等、多方面にわたって学校を支援する取り組みを行いました。 

 実習後、10月28日(水)4限に211教室において実施した「2015年度 現地実習報告会」では、「学校での業務の多さ」、「生徒を指導することの難しさ」、「学校現場で起こっている問題とそれへの対応」、「現場の先生方の生徒に対する情熱」、「生徒とのふれあいから産み出される喜び」等々、それぞれの実習生が本実習を通して学び、感じ取ったことが報告されました。また、「教師になりたい」との思いをより強くした学生、「教師にはなりたいが自らの力量が不足している」と認識した学生等、とらえ方はさまざまでしたが、教職をめざす上での現状と課題を認識する貴重な機会となったことが報告されました。このような報告から、本実習が目的としていた諸点が一定程度達成されたことが確認できると考えています。

実習生が、本実習で学び、感じ取ったことを総括し、今後、進むべき道を検討、決定することを望みます。

 本実習中に、大変、お世話になりました、各学校の校長・教頭先生をはじめとする教職員の皆様に深く感謝申し上げます。皆様のご協力によって実施することができた本実習を通して、実習生たちは大きな成長を遂げたと確信しております。

総評:板山 勝樹(国際文化教育研究学系 上級准教授)

 

実際の教育現場で学び・体験できたことに感謝

砂川麻鈴(語学教育専攻3年次、沖縄県立八重山高校出身)

 

 8月31日から9月18日の約3週間、大宮中学校で教育支援実習をさせていただきました。

1.実習内容

 朝出勤し、掃除をして、朝のあいさつ運動をし、その後担当のクラスで朝の会とCT(チャージタイム)に参加しました。1週目は見学、2週目からはCTの音読や朝の会を担当させていただきました。朝の会では、ただ話すのではなく生徒の様子を見つつ、進めていかなければならず、担当の先生からアドバイスをもらいながらやらせてもらい、良い経験になりました。

 放課後は、初日に部活見学をさせていただきました。2日目からは、取り戻し学習を目的とした1年生の補習を監督し、担当でない他のクラスの生徒とも関わることができました。

 また実習期間中運動会があり、運動会本番では、リレーやダンスなどの競技に一緒に参加することができ、授業とはまた異なった生徒の姿を見ることができて、とても感動しました。

2. 授業見学

 授業見学では、主に1年生の授業を見学させていただきました。英語の授業が中心でしたが、国語や数学、音楽などの他の教科の授業にも参加することができました。授業の中に単語カードやフラッシュ教材を取り入れるなどの工夫がされており、とても参考になる授業でした。大宮中の先生方の授業だけでなく教育実習生の授業にも参加させていただき、机間指導やデモンストレーションなどの授業サポートもしました。

3. 教育支援実習を終えて

 今回の実習を通して、先生方の仕事は授業だけでないということを改めて知ることができました。そして、教員の方々や生徒と関わることができ、共に学校生活を過ごし、教師になりたいという思いが強くなりました。一方で、机間指導などをして、教えることの難しさも感じましたが、教育実習生や教員の授業を見て学んだことなど今後の授業や教育実習に生かしていきたいと思います。今回の実習で実際の教育現場に入り、学び、貴重な体験ができたと思います。とても感謝しています。

 

大宮中学校1年2組の帰りの会

運動会に向けての運動場整備作業