公立大学法人名桜大学

 

平成27年度国際学群 国際文化専攻・語学教育専攻[現地実習 日本コース報告]

現地実習日本コース総評

 今年度の日本コースは、9月6日(日)から20日(日)にかけての14泊15日で実施しました。参加者は男性3人と女性1人の計4人でした。訪れた都道府県は兵庫、大阪、京都、東京、神奈川です。

 実習地やテーマは前期開講の「地域文化演習」(水曜2限)で学生と話し合いながら決めました。学生が考えたテーマは「都めぐり」、目標は「大阪の難波宮、京都の平安京、そして現在の東京。歴代の首都が存在していた三都を巡る。自らで計画し、三都市の昔日から現代にかけての歴史ある建造物を実際に訪れ、資料を目の当たりにすることで、今までの教科書を開くだけの世界を飛び出し、実物でしか得られない感動、興奮、知的好奇心を肌で感じるものにしたい」というものでした。

 9月6日(日)は那覇空港から神戸空港へ渡り、北野異人館などを散策しました。翌7日(月)と8日(火)は大阪の史跡の巡見。大阪歴史博物館の充実した展示を見た後、難波宮跡や大阪城を訪れ、大阪の歴史を学びました。

 9日(水)から12日(土)の午前中までは京都に滞在しました。京都市内および宇治の史跡を色々と見て回りましたが、宿坊である智積院会館に宿泊し、朝のお勤め等に参加したのが学生にとって印象的だったようです。

 12日(土)の午後から最終日20日(日)までは東京の上野に宿泊しました。東京では、江戸時代の史跡をまわると共に、東京大学の史料編纂所や日本史学研究室を見学し、古文書を見せていただく機会にも恵まれました。古文書の実物を間近で見ることができるというのは現地実習の醍醐味でしょう。

 なお、今年は戦後70年ということで、千鳥ヶ淵戦没者墓苑や靖国神社も見学地に含め、戦争について考える機会を持ちました。また、新聞記者の方を講師に迎え、記者の仕事や各新聞による報道の違いについて学びました。

 現地実習を通して、学生が目標に挙げていた「実物でしか得られない感動、興奮、知的好奇心」を少しでも感じることができたのだとしたら、うれしいです。

総評:屋良 健一郎(国際文化教育研究学系 准教授)

 

 

平等院鳳凰堂にて

国会図書館新館の地下で

 

大阪、京都、東京の3都市を中心に巡る

米須 夏希(国際文化専攻3年次、沖縄県立辺土名高校出身)

 

 私たちは、大阪、京都、東京の3都市を中心に巡り、その土地のさまざまな歴史にまつわる建物や場所を見てきました。

 その3都市はかつて日本の政治の中心地として栄えていたこともあり歴史的なものがたくさん残されていました。

 特に宿坊という宿泊施設も備えた寺に泊まって、朝の修行を体験できたことはとても印象深かったです。朝の修行には私たち以外にも泊まっていた人々や、近所の方など思ったより多くの人が集まっていて仏教が身近にある本土の人々の暮らしを垣間見ることができたような気がしました。

 また、東京では国会図書館へ行き、図書館内の施設の見学や実際に書籍の貸し出しを体験しました。私たちが4年生になり卒論を書くことになったとき、名桜大学以外の図書館から文献を探す機会が訪れたら国会図書館を使うことがあるかもしれないとアドバイスをもらったので貸し出しカードも作りました。

 そして、実習中はとてもたくさんの人から、名所の案内をしていただいたり仕事についての話を聞かせてくださったりと、お世話になりました。

 今回の実習は、私にとって驚きの連続でした。生まれも育ちも沖縄ですので今まで日本の文化にあまり馴染みがなく、自分が日本のことについて知らないことが多かったことに気付かされました。また普通に旅行に行くのとは違い、その土地の歴史を調べたり話し合ったりとメンバー全員で作り上げる実習だからこそできた貴重な体験なのだと思います。

 

 

 

京都御所にて(京都)

鶴岡八幡宮の流鏑馬(鎌倉)

猿島にて(横須賀)