公立大学法人名桜大学

 

平成27年度国際学群3年次[インターンシップ報告]

 国際学群インターンシップを終えて

 国際学群では、大学で学んだ知識と理論を実社会における実習を通して、体験的、実践的に検証することにより、職業人としての自覚を促し応用力を養うことを目的として、インターンシップを実施しています。実習に先立ち、受講生たちは「インターンシップ基礎」にてビジネスマナー等の実習に対する心構え、自己分析、業界・企業研究、そして履歴書作成などを学びました。今年度は、この「インターンシップ基礎」に6専攻全てより158人の受講者があり、うち149人の学生が88機関への実習先で実践を行いました(実習期間:8月10日~21日、実習機関によっては別日程で実施)。

 このインターンシップは、開学当初の平成8(1996)年度より、卒業要件として設定し実施し、今年度で20年目を迎えました。沖縄県内外の、行政(各県市町村)、マスコミ、金融機関、製造・流通業、情報・通信業、観光・旅行業、そして医療機関等の受入先の皆さまからの本学の教育研究活動に対する、格別のご高配を賜った結果であると考えております。ご協力いただきました関係各位に厚くお礼申し上げます。

 また、学生の皆さんも、アルバイトとは異なった社会人としての責任ある行動とは、働くとは、地域や社会に貢献する仕事とは、など実習課題を掲げ、2週間という限られた期間でしたが、実習に臨みました。各職場では業務内容にとどまらず、社会人の先輩として人生観や仕事観など直接伺う機会もあったと充実した実習を終えてきております。その成果報告会も10月28日(水)に実施されました。当日は17機関23人のご出席がありました。学生らの報告に対して、コメントやアドバイスも積極的にいただき、学生生活の中で取り組むべきことは何かを考える良い機会になったと思います。8つの報告会場より最優秀報告者が2人ずつ選出され、代表して以下の学生らにコメントをもらっています。参照いただければと思います。

 最後になりましたが、受入れいただいた実習先の皆様、お忙しい時期に学生の受入れ、ご指導いただき、心よりお礼申し上げます。また基礎ならびに実習の準備、事務作業等ご協力いただいた教職員の皆様にも感謝申し上げます。ありがとうございました。

 

総評:国際学群平成27年度インターンシップ担当
林 優子(経営情報教育学系 上級准教授)

報告会の様子
受入先の方々や後輩も見えました

最優秀報告者一同

 

すべての人から「ありがとう」言われる会社

実習先:株式会社沖縄債権回収会社
座間味 良斉(経営専攻3年次、沖縄県立球陽高校出身)

実習最終日に実習成果を報告しました
(前列左端が筆者)

 

 今回、私は株式会社沖縄債権回収会社で実習を行いました。

 沖縄債権回収会社はバブル経済崩壊後、債権に関する特別措置法によって誕生した民間の債権回収会社です。金融機関の不良債権の委託・譲渡を主な業務とし、企業や個人の再生事業にも取り組んでいます。つまり、沖縄債権回収会社の仕事は不良債権の処理に困った金融機関を助けると同時に、債務者の立場を最優先し、無理なく返済できるように手助けをすることです。沖縄債権回収会社のおかげで、いままで貸付側と債務者側では一方的なやり取り(債務回収)しかなかったものが、両者にとって好ましい状態に持ち込むことができる様になったのです。

 私はこの実習を通して、沖縄債権回収会社は「債務者にとってのヒーロー」であり、沖縄の債権の流動化に貢献する、「経済の縁の下の力持ち」という印象を強く受けました。

 実習中は各部署に配属され、債権回収業務を体系的に学ぶことができました。実習に臨む前に事前学習でそれなりの知識を詰め込んだはずでしたが、まだまだ知らないことが多く、たくさんの学びのきっかけを得ることができました。

 今回のインターンシップを経験することで、社会に必要とされる人材、社会で活躍できる人材とは何か知ることができ、かつそのシステムがこの名桜大学に備わっていることを理解することができました。

 沖縄債権回収会社で実習を行うことができて本当に感謝しています。ありがとうございました。

 

 

顧客との信頼関係を構築するためには

実習先:株式会社リウコム
上間 健之祐(情報システムズ専攻3年次、沖縄県立浦添工業高校出身)

直に指導を受ける筆者

 

 私は、株式会社リウコムにて2週間実習を行いました。志望理由は将来の就職先にIT業界を考えており、多くの企業や官公庁の基幹システムの開発運用保守に携わっているリウコムにてどのようなシステム開発が行われているのか興味があったからです。また、情報システムズ専攻に所属しているので情報技術が世の中でどのように活用されているのかをシステム開発の側面から考える良い機会になると思い志望しました。

 実習を通して、プロジェクト管理の重要性やシステム開発の手法について学ぶことができました。質の良いサービスを提供するために情報セキュリティーマネジメントやプロジェクト管理を行い顧客との揺るぎない信頼関係を構築していると理解しました。また、全ての部署で実習を行いシステムの企画から開発、運用保守に至るまでの流れを理解することができました。実習中、特に印象に残ったことは、社員の方々とお話をする機会が多くあり、仕事の話や学生時代の話、就職活動の話等を聞くことができたことです。そのおかげで、現在抱いている社会人に対する印象とのギャップを埋めることができました。

 最後に今回の実習でお世話になった皆様、実習を通して学んだことを今後の学生生活や就職活動に生かしていき、課題である開発スキルの向上や他分野の資格検定取得に積極的に取り組んで行きたいです。

 

 

「机上」から現場へ~ホスピタリティの世界~

実習先:北谷ホテルアンドリゾート株式会社ヒルトン沖縄北谷リゾート
牟田 郁也(観光産業専攻3年次、長崎県立口加高校出身)

ベルボーイ業務を体験中
(右端が筆者)

 

 私は、北谷ホテルアンドリゾート株式会社ヒルトン沖縄北谷リゾートで実習を行いました。志望動機は、興味のあるホテル業界で実習を行い、職業に対する適性や将来設計を明確にしたいと考えたためです。

 実習では、ドアマンとベルボーイ業務を体験させていただきました。業務の中で、海外ゲストから質問を受けることも多くありましたが、ゲストと社員の方との会話からフレーズを抜き取り、それを覚えて自ら対応することができました。

 実習を通じて、自分の行動一つでホテル全体の印象に関わるため自分の精神状態がどうであれ、自分の感情をコントロールしてゲストに対して笑顔で対応することを忘れてはならないと実感しました。言い換えると、社会人は常に誰かに評価されるということを意味しており、責任の重さを痛感しました。これは、ホスピタリティ業界ではもちろんのこと、他業界でもいえることだと思います。

 また、海外ゲストと関わる中で、その国の文化、時事、経済状況等に関する知識不足が浮き彫りになりました。しかしながら、笑顔で挨拶をする、笑顔でゲストに話しかける、するとゲストも笑顔で反応してくれる。こういった接客にやりがいを感じ、楽しんでいる自分を発見できたことは大きな収穫でした。

 最後に、短い間でしたがヒルトン沖縄北谷リゾートの皆様、大変お世話になりました。この経験を今後の学生生活に生かし、さらに飛躍していきたいと思います。

 

 

 

地域に選ばれ続ける琉球銀行

実習先:株式会社琉球銀行
有枝 北斗(経営専攻3年次、鹿児島県・希望が丘学園鳳凰高校出身)

インターンシップ成果報告会にて

 

 今回、私は株式会社琉球銀行で実習を行いました。志望理由は、以前より銀行業に興味を持っており銀行業務を体験してみたかったこと、沖縄県内最大の規模を誇っている琉球銀行が選ばれ続けている理由について学びたかったことの二点です。

 実習は、初めに各部署の方々から講義形式で銀行の仕組みや役割について学び、その後支店実習で現場を体験、終盤は提示されたテーマについてグループ研究を行い発表するという流れで行われました。

 実習を通して私が最も印象に残った点は、利用者や地域と銀行の距離の近さです。会話にはその地方に古くから伝わる方言を用いたり、地域の祭りごとに積極的に参加したりと想像していたよりも地域と密接に関わり合っており、地域の利用者からの信頼がとても厚いことがわかりました。そして、琉球銀行が地域から選ばれ続けている理由は、行員の対応・システムの品質・社会貢献活動の三本の柱が存在し、利用者が気軽にそして信頼して便利なサービスを受けることができるためであると考えました。

 今回の実習で、積極性や問題解決能力などの課題が浮き彫りとなったので、今後はこの課題をしっかりと克服し、将来は利用者と地域の発展の手助けができる人材になりたいです。

 最後に、お忙しい中このような貴重な体験をさせていただきました株式会社琉球銀行の皆様に心より御礼申し上げます。今回学んだこと生かしてこれからの学生生活や就職活動に精進して参ります。