公立大学法人名桜大学

 

アジア国際学生会議(Global Partnership of Asian Colleges)~GPAC2015 in 台湾

 

 

 アジア国際学生会議(通称GPAC)は、アジア太平洋の地域の発展と友交関係の構築に貢献する国際的リーダーの育成を目的としたプログラムです。韓国、日本、台湾、中国、ベトナム、イスラエルの各国の学生が学術交流や文化交流を通じて親睦を深め、国際感覚を養います。
 今年は、8月23日(日)から29日(土)、台湾の台北市でGPAC2015が開催され、本学から10人の学生が参加しました。GPAC2015参加学生から寄せられた総評および体験記と、GPAC2015を担当した高嶺司国際交流センター長の所感を紹介します。

 

 

未来のアジアとの架け橋となれる絆

GPAC2015副リーダー 照屋奈穂(国際学群2年次、沖縄県立読谷高校出身)

 GPAC2015は、台北の国立政治大学で行われました。国立政治大学(台湾)、ソウル国立大学(韓国)、西南財経大学(中国)、ベトナム国家大学(ベトナム)、CMAS(イスラエル)、名桜大学、慶応義塾大学、早稲田大学、千葉商科大学(以上日本)の計9大学が参加し、大学ごとの論文発表や、参加学生で編成される多国籍チームで課題に取り組みました。

 名桜大学チームは、観光経済分科会で英論文発表をしました。私もプレゼンターとして発表しました。とても緊張しましたが大きなミスもなく、審査の教授陣から好評をいただきました。今まで頑張って練習してきたことが発揮でき達成感を味わいました。

 閉会パーティーでは、台湾の学生スタッフが劇やダンス、歌を披露してくれました。とても面白く、完成度の高い出し物ばかりで会場がとても盛り上がりました。また、GPAC2015の模様がスライドショーで流れた時は、皆感動で涙が込み上げてきました。台湾の学生は、パーティーだけはなく、自由時間やGPACの最終日にも市内を案内してくださる等、その親切さにはとても感動しました。

 GPAC2015を通して最も感じたことは絆の大切さです。1週間と短い期間でしたが、このプログラムで友達になれた人たちとは、これからも強い絆で結ばれると思いました。お別れの時は、台湾の学生がホテルで見送ってくれ、私たち名桜大学の学生も台湾の学生もお互いに涙を流し、「また会おうね!」と約束を交わしました。

 実際に、私たちが台湾から帰国した5日後に、台湾のGPACメンバーが沖縄を訪問してくれました。夢のような出来事でしたが、こうやって国を超えた絆が、今後もずっと続き、未来のアジアとの架け橋になれば良いなと思います。最後に、指導をしてくださった高嶺先生、メーガン先生、ノーマン先生、そして引率してくれた国際交流センターの伊佐さん、協力して下さった沢山の方々に対して、心から感謝の気持ちを申し上げます。

 

 

大変だったGPAC準備期間−英論文作成の苦しみ、学び、達成感

GPAC2015副リーダー 比嘉和佳奈(国際学群2年次、沖縄県立名護高校出身)

 私たち2015年GPACチームは“Professional Baseball Team Camp as a Valuable Tourism Resource for Okinawa: A Case Study of the Economic Effects of the Hokkaido Nippon-ham Fighters’ Spring Camp in Nago City”というテーマで論文を作成しました。メンバーの大多数がGPAC未経験者で、何も分からない状態で5月からスタートしました。論文作成のために資料集めをし、取材に行き、名護にあるホテルやレストラン、そして名護市民の方々にもご協力をいただきながら、試行錯誤の中で論文を作成していきました。論文を作成する過程では、意見の食い違いやメンバー同士のぶつかり合い、徹夜からの疲労など、追い込まれる場面が何度もありました。一番苦労したことは、手元にある情報の活用方法でした。メンバー皆で協力して集めた情報は増えて行く一方でそれをどこにあてはめ活用していけばよいのか、その情報は何を示しているのか、全員がその情報の意味や重要性などを理解することはとても難しいものでした。論文作成のみに携わってくれたメンバー、惜しくも台湾に行けなかったメンバー、誰もが一生懸命に取り組み、自分の役割を見つけながら、悩み、苦しみ、そして楽しみ、今回のGPACに参加していました。GPAC参加するにあたって、時間、お金などを費やすことが沢山ありましたが、私たちはそれらには代えられない大切なものを得ることができました。それは“仲間”です。今回のGPACで出会った仲間がいたからこそ、最後まで諦めずに論文を作成することができ、辛いことも乗り越えられてきました。英語を使った論文作成はメンバー全員が想像していたよりもはるかに困難な取り組みでしたが、涙あり、笑いありのGPACに参加できたことを心から嬉しく思います。

 

 

妥協のゆるされない学生との真剣勝負

GPAC2015担当 国際交流センター長 高嶺司

 担当して2回目となる2015年度のGPAC in Taiwanが無事終了しました。学生にとって準備期間は、苦労、疲労、はがゆさ、葛藤、衝突、そして涙涙の半年間だったかと思います。それゆえに、本番での経験と達成感は、学生にとってこれまで味わったことのないレベルのものとなりました。大きく成長してくれました。私にとっては妥協のゆるされない学生との真剣勝負、今回も何とかミッションを無事完了でき、ほっとしています。最後までついてきてくれた11人の輝きへ感謝。メーガン・クックルマン先生、ノーマン・フィーウェル先生、菅野敦志先生、国際交流センター職員の皆さんはじめ、ご支援いただいたすべての教職員の皆様、そして、特に今回、生のフィールドワークに快く協力していただいた名護市の企業・団体の担当者の皆さまへ感謝申し上げます。

 

GPAC2015の参加者全員で。
国立台湾政治大学にて
日ハム名護キャンプの
経済効果について英論文発表

フェアウェル・パーテイーを終えて
 

 


 

GPAC体験記

 

私は、初のGPACでリーダーという大役を務めました。そして、全員がGPAC初経験という中で「皆の良いところをだそう」と心掛けて、本番へ向けた数カ月の準備をしました。様々な壁にぶち当たることもありましたが、メンバー一人一人がチームのために考え行動することができ、本番の英論文発表では好評を得ました。余興大会でも賞をいただくことができました。また、多国籍チームでアジアのトップ大学の学生とプレゼンのための共同作業をする中で、彼らの専門知識や語学力のレベルの高さを感じ、自分がこれから何をしなければいけないのかをすごく考えさせられました。GPACは、とても苦労し、自分を追いつめなければなりません。しかし、決して不可能ではありません。この経験を通して学んだことを、これからの大学生活で形にしていきます。最後に、自分を支えてくれたメンバー、高嶺先生、メーガン先生、ノーマン先生、および国際交流センターの皆さんに心より感謝申し上げます。

GPAC2015派遣チーム代表 若杉大介(国際学群国際文化専攻3年次、大分県立大分鶴崎高校出身)

 

 

GPACに参加したことは私にとってvaluable resource for meになりました。論理的思考能力に欠け、英語力は高くなく、時事問題にもうとく、専門知識という面で不足していることが多くある私は、情熱だけでこのGPACに参加していました。GPACを通して新しい自分との出会い、最高の仲間や先生との出会い、情報提供していただいた方々との出会いなど、多くの出会いがあり、その出会いは私にとって宝物になりました。GPACに参加することができて、心から良かったと思います。Thank you all of the GPAC members, Professor Takamine, Professor Meghan, Professor Norman and other students and staff whom I met through GPAC program. I’m so happy to meet you and very appreciate your cooperation and hard works. Thank you so much and I love you.

比嘉和佳奈(再掲)

 

 

本番へ向けた数カ月の準備は苦労の連続でした。英論文を皆で書くことや、全員の意見を合わせること等とても大変でしたが、メンバーと協力し合って論文を完成させることができ、とても嬉しかったです。本番では、プレゼンターを務め、完成させた英論文を、多くのアジア各国の大学生や先生方の前で発表しました。とても緊張しましたが、大きなミスもなく発表することができ、これまで沢山苦労してきた甲斐があったし、とても達成感がありました。また、台湾、韓国、中国、ベトナム、イスラエルの大学生とも交流し、また、期間中はホテルの同部屋に滞在し、寝食をともにしました。英語でのコミュニケーションができ、友達も作れてとても楽しい思い出になりました。他大学の学生の英語力や知識レベルの高さには圧倒されました。しかし、今後の大学生活でさらに自分の好きな英語の勉強を頑張り、様々なことに挑戦したいとの決意を新たにすることができました。

照屋奈穂(再掲)

 

 

GPACに参加して、アジアやイスラエルの大学生からものすごく刺激を受けました。英語力はもちろん、発想力、知識量など驚かされることばかりでした。私自身、これから大きく成長できる契機になったと思います。英語で論文発表したりディスカッションするだけでなく、台湾観光したり、コミュニケーションを取ることで、東アジアの学生と深く交流することができました。特に嬉しかったのは、GPACで友達になった国立政治大学の学生20人が、GPAC終了後に沖縄に遊びに来てくれ、私たち名桜大学メンバーと深く交流したことでした。今後も長くこの友情を大切にしていきたいと思います。GPACは、6カ国9大学からの集まった大学生が、深く交流するとても貴重な機会だと思います。この経験を生かしてもっと世界に視野を広げ、留学も経験したいと思います。

岩間なつみ(国際学群2年次、愛知県立御津高校出身)

  

 

「自分を変えたい」ただその一心で参加を決めたGPAC。メンバーに知り合いがほとんどいなく、不安とドキドキの中始まりました。最初は、右も左も分からず、勉強会前は必ずお腹が痛くなりました。しかし勉強会に参加していくうちに少しずつ自信を持てるようになり、英論文作成にも積極的に貢献できるようになりました。準備期間中は、何度もディベートを重ね、ぶつかり、時にはくじけそうになりました。しかし、最終的には、足りないところを全員で補いあって、納得できる英論文をつくりあげることができました。本番では、今までの成果を出しきり、発表に対して好評価が貰えました。また、アジアのトップ大学の学生と過ごす1週間は、異文化交流、英語力の高さ、ショッキングなことも含め、本当に刺激的でした。このGPACで得た経験を、これからの生活に還元していきたいと思います。参加して本当に良かったと心の底から思う体験でした。

大澤可奈(国際学群2年次、静岡県立清水西高校出身)

 

 

振り返ると、何よりも本番へ向けた準備期間が一番辛く、メンバーにも多くの迷惑を掛けました。一度は辞退しようと考えたこともありました。しかし途中で辞めたらメンバーへの責任や自分への後悔だけが残りチームへ何も貢献できず、ただチームと自分から逃げているだけだと思いました。あの時メンバーが自分を受け入れてくれたからこそ辞めずに本番まで参加できました。また本番では英論文発表のプレゼンターを務めることができ、大勢の人前で話す楽しさを感じました。それと同時に、英論文作成やPPT作成など陰で支えてくれたメンバーの大切さを痛感し、その支えがあったからこそ堂々とプレゼンをすることができました。本当に感謝しています。最後に、台湾で出会った他大学の学生から多くの刺激を受けました。特に、自分を表現することの大切さ、また他者と協調することの大切さを学ぶことができました。これらを自分の中に落とし込み、これから多くの学生に伝えていきたいと思います。

軍司春香(国際学群2年次、茨城県立勝田高校)

 

 

東アジア各国を代表する大学生が集まり、意見を交わすGPAC に参加したことは非常に貴重な経験になりました。読んだこともない英論文を他大学に通用するレベルで書き上げることができるか、現地でうまくコミュニケーションがとれるか、不安ばかりでした。眠れない日々、仲間との衝突など、いくつもの壁にぶつかり何度もくじけそうになりました。しかし、メンバーそれぞれが互いを支えあって論文を仕上げ、台湾での発表は他大学に全く引けを取らない素晴らしいプレゼンになったと思います。余興も名桜チームの仲の良さと、豊かな個性で会場全体を巻き込むほどに盛り上げました。また、ホスト校である台湾の学生とは涙を流して別れを惜しむほどに親しくなりました。多国籍で編成されたコンペティションでは、他学生の知識量、発言力に息を呑むばかりで、自分はいかに知見がないかを痛感しました。この経験を糧に私は残りの限られた大学生活で、学んだことを全て吸収し成長していきたいと思います。

鈴木伸(国際学群2年次、岩手県立一関第二高校出身)

 

 

私は看護学科唯一の参加でした。看護学科は国際学群と比べると授業数が多く、レポートの提出も多いです。また看護学科の必修科目の影響でGPACの毎週の勉強会に参加することも困難でした。論文作成過程では作業が難航することがとても多かったのですが、その分、メンバーと濃密な時間を過ごすことができました。また台湾では海外の大学と交流するといった貴重な体験ができました。しかし、英語を使って自分の考えを伝えることがうまくできず悔しい思いもしました。GPACには看護学科からでも参加することができます。私はGPACに参加して本当に良かったと思います。

川名友明(人間健康学部看護学科1年次)

 

 

GPAC 2015では、様々な面で貴重な経験をすることができました。まず論文の書き方から学び、テーマを論理的に文にして述べていくことにとても苦労しました。しかし、そこでもチームのメンバーがそれぞれ個人の得意な面を生かし、情報を集めて英論文作成に取り組んだことで、チーム一丸となって取り組むことの大切さを学びました。また、時にメンバー同士の意見の食い違いがあり、衝突することもありましたが、他人の意見を尊重し合うことの大切さも学びました。本番ではプレゼンターとして、ジェスチャーを使ったり、聴衆にアイコンタクトを送ったりと練習成果を発揮することができました。台湾では、様々な国籍の学生との交流を通して、自分の視野を広げることもできました。これらの経験ができたことに感謝し、今後の自分の成長にもつなげていきたいと思います。

佐久川七星(国際学群1年次、沖縄県立読谷高校出身)

 

 

最初は自分自身の考えの甘さ、英語力が低いことで英論文作成の際に沢山迷惑をかけ悔しい思いをしました。英論文作成は皆で苦労して仕上げた結果、本番ではとても良い形で終えることができ、本当に嬉しかったです。多国籍で形成するチームのプレゼンでは私も発表者の一人となり、良い経験ができました。世界のトップレベルの学生を見て、自分の語学力や知識量は、まだまだ足りないと気付くことができました。海外の友人を作り、チームワークの大切さ、沢山の刺激を受けたことを今後の留学で生かしていきたいです。GPACは準備の段階ではとても苦しいけど、本番を終えると達成感があり沢山のものを得ることができるプログラムだと思います。皆さん是非チャレンジしてみてください。

山川賢也(国際学群1年次、沖縄県立向陽高校出身)

 

 

今回、名桜大学の学生の一員として私の出身国である「臺灣(台湾)」で開催されたアジア大学生会議「GPAC」に参加させていただけたことは、私にとってかけがえのない経験となりました。GPACでは、様々な国の優秀な学生と交流を深めることができ、またアジア経済についてもより深く知ることができました。その他にも開催期間中には、日本、台湾の両国における友好関係促進に貢献できたのではないかと自負しています。

郭育志(交換留学生)