公立大学法人名桜大学

 

公立はこだて未来大学と教育・学術交流協定を締結

 

協定書にサインし固い握手を交わす
山里勝己名桜大学長(左)と中島秀之公立はこだて未来大学長(右)

 

 平成27年10月22日(木)、公立はこだて未来大学の中島秀之学長、美馬のゆり教授、マイケル・ヴァランス教授、吉田亨教務課主事、高橋理沙メタ学習センターコーディネーターの5名が名桜大学を訪問し、「公立はこだて未来大学と名桜大学との教育・学術交流協定」を締結しました。調印式終了後は、本学の教職員と学生会館SAKURUMを視察、情報交換会も開催されました。

 

 公立はこだて未来大学は、函館圏公立大学広域連合が設置団体となり平成12年に開学、学生数は約1100名、システム情報科学部と大学院システム情報科学研究科があります。主に情報科学を専門とする大学ですが、本学と同様にリベラルアーツ教育と学生チューターを活用した学習支援に力を入れている大学です。

 

 平成23年、公立はこだて未来大学の美馬のゆり教授を中心とした研究チームが、学生チューターを活用した本学の言語学習センターの取り組みを視察して以降、学生による学習支援・学生支援の理論と実践について情報交換を継続してきました。その結果、平成27年2月、公立はこだて未来大学の「メタ学習ラボ」の取り組みが、日本では2番目となるITTPC(International Tutor Training Program Certification) 国際チューター育成プログラム認定の審査に合格しました。ちなみに日本初のITTPC認定施設は本学の言語学習センターでした。

 

 平成24年、本学は開学20周年記念・公立大学法人化5周年記念事業として(仮称)学生会館を建設することを決定し、公立はこだて未来大学の先進的な校舎の視察に教職員を派遣、美馬のゆり教授からも貴重なアドバイスを受けました。その結果、平成26年12月、「みえる・つながる・ひろがる」をコンセプトとした学生会館SAKURAUMを竣工させることができました。

 

 中島秀之学長からは「日本で数少ない事務組合立の大学が協定を締結することの意味は大きい。すでに交流の実績もあり、今後の両大学の発展を期待したい。」との挨拶がありました。また、山里勝己学長からは「沖縄と北海道との距離は、沖縄とフィリピンや中国北京の間よりも遠い。自然環境や文化が大きく異なる大学がお互いの良さを学びあう協定にしていきたい。」との挨拶がありました。

 

 両大学に共通する課題として「教育の質を保証する」ことがあげられます。そのためには、教員の能力開発はもちろんですが、教育支援や学習支援、データ分析をもとにした大学運営の戦略が策定できる大学職員の育成が重要となります。特に規模が小さな公立大学にとっては、教員の人数が限られているため、学習支援だけでなく、人文、社会、自然科学の分野を超えて求められるリベラルアーツ教育やメタ学習の理論化と実践、さらには地域課題解決を目的とした教育研究プログラムの開発や実践を、教員とチームを組んで担当できる「専門職」としての大学職員の育成と雇用制度の整備が喫緊の課題です。

 

 今後、公立はこだて未来大学と本学がお互いの強み・弱みを理解し、交流を通して共通の課題を解決することが期待されています。

(リベラルアーツ機構長 木村堅一)

調印式での集合写真