公立大学法人名桜大学

 

平成27年度 名桜大学総合研究所シンポジウム開催報告 ―観光環境部門―

観光環境部門
バードウォチングとエコツーリズム ~地域活性化と観光促進~ 

 総合研究所では、本学全教員を研究所員とし、「言語文化部門」「経営情報部門」「観光環境部門」「社会政策部門」「健康科学部門」「看護科学部門」の6部門に分かれて、専門的・学際的な研究活動を展開しています。このたび開催された観光環境部門によるシンポジウムについて報告します。

 

日時:平成27年9月23日(水)15:00-18:30
場所:名桜大学学生会館(SAKURAUM)3階第講義室B

【プログラム】

基調講演
 ●樋口広芳(東京大学名誉教授/慶應義塾大学特任教授)

事例報告
 ●新垣裕治(名桜大学国際学群教授)
 ●嵩原健二(沖縄野鳥研究会会員)
 ●Lim Kim Seng(シンガポール自然協会会員)
 ●Kyungwon Kim(韓国エコツーリズム協会会長)
 ●Victor Yu(エコツーリズム台湾主宰)

参加人数:90人

 

 

 70人程度と非常に多くの方々に参加していただきました。参加者は主に、エコツーリズム(以下ET)やバードウォチング(以下BW)関係者であっと思われますが、北部地域の観光協会の方々や行政、沖縄観光コンベンションビューローからの参加者もありました。

 シンポジウムの運営については、本学学生がボランティア(3人)として関わり、会場の設営や片付等を担当しました。また、シンポジウムの逐次通訳(英語→日本語)は本学の語学教育専攻学生(2人)が担当しました。

 基調講演の樋口先生には、野鳥の面白さと日本の鳥類、また、先生のこれまでの研究で取り組んでこられた渡り鳥等の講演をしていただきました。事例報告では、新垣が東南アジアでのBWの取り組みをマレーシアで行われたAsian Bird Fair大会での経験を通して講演しました。嵩原氏には、沖縄の鳥類の特徴と沖縄におけるBWの現状について講演をしていただきました。Lim氏には、シンガポールにおけるBWの現状と課題について講演していただきました。Kyungwon氏には、韓国でのBWと生息地の保全の取り組みについて講演をしていただきました。Victor氏には、ETの推進にはET協会等のNPOと旅行社と協力が重要であるとの講演をしていただきました。

 総合討論では、花井氏をコーディネーターとして、講演への質問や沖縄におけるBWを含めてのETの推進についての議論が交わされました。沖縄、台湾、韓国、シンガポールと国は違っていても、BWやETの抱える問題は共通し、共同できる要素も多いことが分かったシンポジウムでした。

    総評:新垣 裕治(国際学群観光産業教育研究学系教授)