公立大学法人名桜大学

 

H27年度 第2回 高齢者・在宅ケア情報交換会報告

 

 テーマ:有料老人ホームにおける医療ケア・看取りケア

 今回は、7月18日(土)に名桜大学から車で5分くらいの為又の住宅地にある「てぃだかん館」さんのご協力を得て、施設紹介・見学と共に、有料老人ホームでの貴重な看取りの事例を紹介していただき、情報交換を行いました。

 参加者は28名で、所属は病院、訪問看護ステーション、デイサービス、小規模多機能、訪問介護、大学等で多岐にわたり、職種は医師、看護職、介護職、大学生、大学院生と、施設も職種も多彩な顔合わせとなりました。

 施設紹介では、合同会社・コスモエンジェルの代表により、まず施設理念である尊厳について説明していただき、DVDで日々の取組みの紹介を行い、実際に施設内居室も見学させて頂きました。

 今回のテーマである「有料老人ホームにおける医療ケア・看取りケア」について、看護師よりまず事例の紹介があり、実際に看取りを行っている各施設の参加者の方々から意見を伺いました。『積極的な医療・処置を行わない有料老人ホームで、もし医療・処置を行うことになったら・・・。』そこから見えてきたことは、まず法的な基準の確認、看取りに関する施設方針の必要性、揺れ動く家族や親族の思いの確認、医師や専門分野の人への相談、ケアマネのコーディネート力の発揮などで、新たな課題をも含ませ、多職種ならではの奥深さ、幅広さを感じる意見交換となりました。また、認知症の人の看取りケアとして、事前意思だけでなく日々の関わりの中から見えてくる利用者の思いを汲み取ったケア、その後の家族へのグリーフケアに至るまで、参加者の看取りへの繊細な思いと日々の取組の成果が集結し、いずれ我が身のこととしても真摯に向き合える場となりました。

 事例を提供してくださいました「てぃだかん館」のスタッフの皆様、参加してくださいました皆様に感謝いたします。

 次回の情報交換会は、9月26日(土)を予定しています。

高齢者在宅看護領域:八木澤良子、佐和田重信、吉岡萌、安仁屋優子、永田美和子