公立大学法人名桜大学

 

平成27年度 南部平和学習の旅

       

 平成27年7月12日(日)、T☆Pro(教職行事実行委員会)主催の「南部平和学習の旅」を実施しました。本学で教職課程を学ぶ学生を中心に、23人の参加者でした。まず、沖縄戦と戦後の沖縄の歩みを学ぶために沖縄県平和祈念資料館を訪問し、次に、糸数アブチラガマの中に入りました。ここで、戦時下の壕の追体験をしました。米軍ヘリ墜落事件が起こった沖縄国際大学では、基地周辺の生活を実感しました。参加した学生は、今回の「南部平和学習の旅」で、沖縄戦の悲惨さと県民の戦後の苦難の生活について考える機会となりました。
 以下、参加した学生の声です。 

                                T☆Pro顧問 嘉納英明   


今年は、戦後70年という節目の年であり、より多くの人に戦争・沖縄戦について知ってほしいという思いから、教職課程履修者以外の学生にも声を掛けました。今回は、沖縄県平和祈念資料館、糸数壕、沖縄国際大学を1日掛けて見学しました。特に、戦時中避難所や南風原陸軍病院の分室として使われていた糸数壕に実際に入ることで、資料を読むだけでは得られないものを五感で感じてもらえたのではないかと思います。また、平成16年8月に沖縄国際大学に普天間基地のヘリコプターが墜落した際のモニュメントも見学し、基地問題という現代の沖縄が抱える問題にも触れるなど、戦争の今と昔を見られる沖縄だからこそのツアーになりました。今回の平和学習が、戦争や平和について考えるきっかけになってもらえれば嬉しいです。      

T☆Pro長 金田 健吾(スポーツ健康学科3年次、宮崎県立宮崎北高校出身)
 

今回の平和学習は、私に「沖縄戦」というものを深く考えさせるものとなりました。以前、沖縄戦について恐怖という感情を持っていました。しかし、今回、沖縄戦の始まりから終わりまでを物語った資料や映像、実際に使用された壕を目の前にしてみると恐怖という感情では収まらず、悲しみ、苦しみ、不安、責任などいろいろな感情が溢れてきました。戦時中の生活は、私の想像を絶するものでした。真っ暗な壕の中で暮らし、濁った水を飲み、家族や友人を失い、生きることで精一杯の日々。私たちが当たり前にやっていることは、戦時中の方にとって一つ一つが貴重でした。今の生活を当たり前だと思わず、感謝しようと強く思いました。
  今、沖縄戦を体験した方が少なくなっており、悲惨な記憶が薄れていると思います。そこで、私たちにできることは、次世代に伝えていくことです。これは私たちの使命であると思います。沖縄戦についてさらに学び、真実を伝えていきたいです。平和な世の中になるように願って。                     

永野 瀬菜(国際学群1年次、鹿児島県立大島高校出身)

 


沖縄県平和祈念資料館前にて