公立大学法人名桜大学

 

「第二回台湾研究世界大会」(WCTS)参加記

 平成27年6月18日(木)から20日(土)の3日間にかけて、「第二回台湾研究世界大会」(The 2nd World Congress of Taiwan Studies)がイギリスのロンドン大学東洋アフリカ学院(SOAS)を会場に開催されました。本国際会議は世界的な台湾研究の研究成果の発表・公開ならびに台湾研究者の国際的ネットワークと制度化の進展に寄与するものとして、第一回大会は台湾の中央研究院で開催され、今回は第二回目となる大会でした。

大会会場にて筆者

 筆者は主催側の要請により、大会3日目午前に行われたラウンドテーブルセッション「比較の視座からみる台湾研究」のなかで、「日本における台湾研究(1995-2014)」と題した報告を行いました。司会は中央研究院社会学研究所の蕭新煌所長が務められ、他の発表者は施芳瓏(ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス)、朱雲漢(国立台湾大学)、ササ・イステニク(リュブリャナ大学)でした。会議はすべて英語により進められましたが、英語で日本の台湾研究の状況が紹介される機会があまりなかったこともあり、フロアからは多くの質問を受けました。
 3日間におよんだ大会では3つの基調講演、4つのラウンドテーブルおよび午前・午後を通じて16もの多種多様な分科会が設けられました。それ以外にも、台湾に関する音楽演奏や映画上映会も開催されるなど、大変な盛り上がりをみせた今回のイギリスでの台湾研究世界大会は大成功を収めたといえます。
 諸事情により今回は筆者が唯一の日本側の参加者となりましたが、台湾の隣に位置する沖縄の大学から来たということで、他の参加者からの注目・関心度は非常に高く、沖縄と台湾の関係の深さと認知度の高さを本世界大会の参加を通じて改めて感じた次第です。日本の台湾研究のレベルは、その量と質をみても高いレベルにあることから、今後も日本の台湾研究の成果がこのような国際会議において発信されていくことを期待したいと思います。

菅野敦志(国際学群国際文化教育研究学系上級准教授)

 

 


左から、施芳瓏(ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス)、 朱雲漢(国立台湾大学)、
筆者 ササ・イステニク(リュブリャナ大学)
〈大会事務局提供〉