公立大学法人名桜大学

 

第7回名桜大学国際学群公開シンポジウムを開催しました

第7回名桜大学国際学群公開シンポジウム

移民・デカセギ・亡命・ホスト社会―ラテンアメリカとアジアの事例から―
 

   日 時 : 平成27年6月6日(土)13:00~16:00

   場 所 : 多目的ホール

   基調講演 : 「キューバ亡命:21世紀からの回顧と展望」
      アラセリ・ティナヘロ 氏(シティーカレッジ・オブ・ニューヨーク 人文芸術学部 教授)

            「20世紀初頭ペルーにおける日本人」
              加藤 隆浩 氏(南山大学 外国語学部 教授)

   パネルディスカッション : 
                                     アラセリ・ティナヘロ 氏
              加藤 隆浩 氏
              田島 久歳 氏(城西国際大学 国際人文学部 教授)
              酒井 アルベルト 氏(琉球大学 法学部 准教授)
              住江 淳司 氏(名桜大学 国際学群国際文化教育研究学系 教授)
              李 鎭榮 氏(名桜大学 国際学群国際文化教育研究学系 教授)

   コーディネーター :
                            菅野敦志氏(名桜大学国際学群国際文化教育研究学系上級准教授)

 

アラセリ・ティナヘロ氏による基調講演

 
 学生をはじめ地域の方々、他大学の教職員など多くの方々に足をお運びいただき、約300人の来場者がありました。前半に講師2名による基調講演、後半にパネリスト4人によるパネルディスカッションが行われました。アラセリ・ティナヘロ氏はアメリカ合衆国におけるキューバ移民について講演され、アメリカにいるキューバ移民が高額な国際電話料金を支払ったり、キューバに暮らす家族や親族に様々な物資を送ったりすることで、目に見えないかたちでキューバの経済を支えているとのことでした。加藤隆浩氏には、ペルー日系人に対するホスト社会の反応が時代とともに変化するその動態についてご講演いただきました。
  パネルディスカッションでは、田島久歳氏はブラジルが移民によって構成された国家であり、日系人を研究するにはホスト社会を知る必要性があることを発表されました。住江淳司氏はロンドリーナ市の沖縄移民の歴史と文化包摂について発表されました。酒井アルベルト氏は多くの南米日系人が「デカセギ」として日本に在住しており、エスニック・メディアから「デカセギ」のモデル・ストーリーが読み取れることを発表されました。李鎭榮氏は韓国における華僑が国籍にまつわる困難な問題を抱えていることが発表されました。
  それぞれ異なる地域の移民についてのお話しでしたが、来場者はメモを取りながら熱心に発表に聞き入っていました。時間が足りず、ディスカッションしていただけなかったことは残念でしたが、移民研究を深めていくためにはホスト社会について知ることが必要不可欠であることを示すという、本シンポジウムの目的は十分に達成できたといえるでしょう。
 

総評:上原なつき(国際学群国際文化教育研究学系准教授)
 

加藤隆浩氏による基調講演 熱心に聞き入る参加者 パネルディスカッションの様子

 

パネリスト
アラセリ・ティナヘロ氏
パネリスト
加藤隆浩氏
パネリスト
田島久歳氏
パネリスト
住江淳司氏
パネリスト
酒井アルベルト氏
パネリスト
李鎭榮氏
コーディネーター
菅野敦志氏