公立大学法人名桜大学

 

授業紹介:「在宅ケア論:在宅酸素療法と看護」 看護学科3年次

 

田坂さんによる講義

 高齢在宅看護領域では在宅ケア論の授業の中で、在宅酸素療法(Home Oxygen Therapy)についての講義と実際の演習を行っています。今年は平成27年6月22日(月)に実施しました。
  講義では、帝人在宅医療株式会社の田坂克之氏を講師に迎え、在宅酸素療法の目的や効果、費用、リスクなどの基礎知識から、東日本大震災におけるHOT患者様への対応をどのように行ったかについて経験談を踏まえて講義をしていただきました。
 講義終了後の学生の感想としては、「沖縄県が日本で初めて在宅酸素療法を導入したというのは驚いた。在宅酸素療法が今回の講義で理解できた」、「酸素療法中の喫煙による事故もあり、禁煙を促すことも大切だと思った。HOTを使用する際は使用方法を指導し、正確な方法を身につけてもらう事が重要」と在宅酸素療法の歴史や使用する患者様へのケアについて学んでいました。また、「災害時に素早く対応できるようにD-MAPを利用し、実際に東北大震災の時には、迅速に酸素ボンベを供給したという話に凄いと思った」など、災害時の対応の重要性を理解することができていました。
 演習では、南西医療器株式会社の協力により、酸素濃縮装置と携帯用酸素ボンベを目の前にして使用方法の説明や注意点、アラームの対応方法、酸素ボンベの交換方法などについて説明していただき、実際に酸素カニューラを装着して、HOT患者様がどのような思いで過ごされているのかを体験しました。学生の感想としては、「機器の取扱いについて、一通りの流れを押さえることができた」、「高齢者でも簡単に使うことができるようにボタン1つで設定でき、軽量化などいろいろ工夫されていると感じた」、「実際にカニューレを体験してみて、濃度が高いのをずっと使い続けるのは使用者の負担になると思いました」「鼻に管を入れることに少し抵抗がありました。実際にHOTの機械に触れることができてよかったです。体験することで患者さんの感覚が少しわかりました。」などHOT患者様の心理面も考えるきっかけとなっていました。
 在宅酸素療法で使われる機器類を実際に見て、触れて、使用するという体験型学習により、学生が在宅での患者様の生活をより具体的に想像でき、在宅酸素療法における指導のポイントなどを学べるよい機会となりました。
 ご協力いただきました南西医療機器株式会社の皆様に厚くお礼申し上げます。
 

 高齢者在宅看護領域 : 佐和田重信  永田美和子  八木澤良子  吉岡萌  安仁屋優子

 

HOT体験中 業者によるHOTの使用方法の説明