公立大学法人名桜大学

 

H26年度鈴木ゼミ3年次フィールドワーク―沖縄本島南部巡検&北中部巡検

平成26(2014)年度 鈴木ゼミ3年次フィールドワーク
―沖縄本島南部巡検&北中部巡検―

 


南部巡検。おきなわワールドにて(2014年6月)

  国際学群観光産業専攻の鈴木ゼミでは、地域が持つ自然条件、歴史文化条件、社会経済条件などに注目し、地域資源を活かした観光地域づくりについて学んでいます。今回のフィールドワークは、いろいろな場所を巡り、地域的特色を観察する活動である「巡検」を行いました。巡検では様々な事象が取り上げられるため、学生が地域の見聞を広げることができると考えられます。沖縄本島南部地域には平和祈念公園やひめゆりの塔などの戦跡地、首里城や斎場御嶽などの世界遺産、国際通りや牧志公設市場などの商業集積地などが、北中部地域には恩納村を中心とする海浜リゾート、異国情緒あふれるコザなどがあります。個性豊かな地域資源を多数有する沖縄本島は、地理教育の適地といえます。

 巡検の事前学習として沖縄の歴史(沖縄戦、戦後の沖縄)、伝統文化と伝統芸能、食文化、観光の地域的特徴について、ゼミ内で発表会を行いました。また、現地発表のレジュメをまとめた冊子をつくりました。第1回の南部巡検は平成26年6月に行い、3年次のゼミ学生15人が参加しました。南部巡検のコースは、斎場御嶽→おきなわワールド→国際通り→牧志公設市場・やちむん通りの順です。第2回の中南部巡検は平成27年1月に実施し、留学中の学生を除く14人が参加しました。中南部巡検では、恩納ガラス工房→コザゲート通り→中央パークアベニュー→コザ銀天街→海中道路と浜比嘉島→金武町新開地を視察しました。現地では、学生がこれらの地域の特徴について発表しました。おきなわワールドではスーパーエイサーやヘビとの写真撮影、恩納ガラス工房では琉球ガラスづくりを体験し、牧志公設市場では新鮮な海産物を、金武町では名物タコライスに舌鼓を打ちました。最後に事後学習として巡検で得た情報を発表し、どのように観光振興を行うべきかについて議論をしました。

 「観光」現象を理解するためには、座学の授業だけでなく、現地で五感を働かせて学習・研究する必要があります。今回の巡検教育を通じて、研究活動(卒業研究など)の種をみつけてほしいと願っています。

 

総評:鈴木 富之(国際学群 観光産業教育研究学系 准教授)


現地発表の様子(2014年6月)
 

ヘビとの記念撮影(2014年6月)
 

琉球ガラスづくり(2015年1月)

北中部巡検。海の駅あやはし館にて(2015年1月)

 

参加学生の声

 沖縄県本島中部の観光を学ぶために、沖縄市を中心に巡検を行いました。事前に文献やインターネットから収集した情報を冊子にして、コザゲート通り、ミュージックタウン、パークアベニュー、銀天街商店街を巡りました。そこで、観光地域の成り立ちやその背景、商店街の取り組みなどを学習することができました。例えば、近年、若いアーティストたちが銀天街商店街を訪れるようになり、制作活動や地元住民との交流を行っています。また、アートフェスティバルの会場としても利用され、「アートのまち」としても認知されはじめています。今回の巡検を通して、地域活性化(まちづくり)や観光地づくりのあり方など、視野を広げることができました。

 

清末雅人(観光産業専攻4年次、福岡県立青豊高校出身)