公立大学法人名桜大学

 

英国セントラル・ランカシャー大学のRa Mason博士が高嶺ゼミでTutorialを実施

英国セントラル・ランカシャー大学のRa Mason博士が高嶺ゼミでTutorialを実施

 

  国際学群国際文化専攻高嶺ゼミでは平成26年12月9日(火)に、英国のセントラル・ランカシャー大学国際関係学科アジア太平洋研究専攻のRa Mason博士をゲスト講師に招き、英語による「Tutorial」を実施しました。「Tutorial」とは英連邦圏(英国、豪州、ニュージーランド等)の大学で行われている教育法で、ディスカッション、討論、そして時にはゲームを用いることで、設定した学術的テーマを少人数で深く学んでいく授業法です。教員と学生の双方向コミュニケーションを重視する点、学生の積極的参加を前提とする点において、日本の大学でも徐々に普及しつつある「アクティヴ・ラーニング」や「PBL学習」と似たものです。

  今回実施されたTutorialの中心テーマは「アジア太平洋の安全保障」で、その中で日本や沖縄が直面している諸課題(サブテーマ)について活発なディスカッションや討論が展開されました。印象的だったのは、授業中Mason博士が初対面の9人の受講生をたえず「名前」で呼んでいたことでした。これは決して彼の記憶力の良さによるものではなく、学生に記名してもらった紙のネームプレートをテーブルに置いていたからです。名前で呼ばれる方が学生もやる気がでるので、ちょっとした工夫の大切さを実感しました。

  また、必ずしも英語が流暢とはいえない受講ゼミ生を、徐々に活発な英語ディスカッションの世界へと誘うコミュニケーション技能は実にみごとなもので、Mason博士の英国での豊富な教育経験を伺わせるものでした。最初は緊張気味だったゼミ生も、無意識のうちに授業に引き込まれてしまい、ごく自然に発言できている様子でした。英語が得意な学生は英語で通し、英語が苦手な学生もbroken English で必死にがんばっていましたが、ついには日本語で発言しはじめたりと、実に和気あいあいとしたものでした。ゼミ後は、昼食を共にしながら談笑する機会もあり、ゼミ生もよりリラックスした雰囲気のなかでの懇親を楽しんでいました。

  ゼミに加えて、Mason博士には「国際関係論」の講義も担当していただきました。英語での専門科目講義を初めて受講する学生にとっては、とても刺激的な経験となったのではないでしょうか。

総評:高嶺司 (国際学群国際文化教育研究学系上級准教授)
 

    
活発なディスカッションが行われました