公立大学法人名桜大学

 

「地域で医療を守る・医療を育てる」第1回シンポジウムに登壇

 

 私は沖縄県北部地域の医療環境を良くしたいと思って研究活動を続けてきました。その中で、昨年度は北部広域市町村圏事務組合(以下、北部広域事務と略)の定住条件整備推進委員会(北部地域の安全・安心な定住条件整備事業)の委員を拝命し、北部地域の医療問題に関わる活動をさせていただきました。委員としての多くの活動の中から、一つをご紹介いたします。
 平成27年3月7日(土)午後、北部会館にて「地域で医療を守る・医療を育てる」第1回シンポジウムが開催されました。そのシンポジウムには名桜大学から2人、金城やす子副学長と私が登壇いたしました。
シンポジウムは2部構成でした。第1部は事例紹介、「地域で医療を守る・医療を育てる」取り組みをしている他県の視察報告を、名護市各種団体女性代表ネットワーク協議会(以下、女性ネットと略)の岸本能子会長がなされました。報告された内容は「コンビニ受診の防止」に成功した藤枝市立総合病院の取り組みと、救急医療の崩壊、医師不足に対して住民ができることをするとNPO法人を設立した「地域医療を育てる会」について、でした。
 第2部はパネルディスカッションでした。まず私から、北部地域の医療についてDPCデータを元に簡単にご紹介した後、金城やす子副学長、北部地区医師会病院の笹倉渉医師、沖縄県立北部病院の上原正樹医師、北部広域事務の比嘉克雄事務局長、女性ネットの大城美智子事務局長がそれぞれの立場からお話をされました。特に私の印象に残ったのは比嘉克雄事務局長の話で、「地域医療を守る条例」の制定について熱く語ってくださり、行政事務職員の立場で地域の医療について真剣に考え、多くの情報を集めた上で、ご自分の立場でできる最善の行動をしてらっしゃることに感銘を受けました。その後は全体のディスカッションで、会場の参加者から病院、医療についてのより正確な、更に細かい数値情報(データ)はないのか、という質問などがありました。
 参加者数が少ないシンポジウムだったのが残念でした。今年度も、北部広域事務の主催によるシンポジウムが予定されておりますので、地域医療に興味がある方に来ていただき、一緒に地域の医療についてお話することができれば、ありがたいです。

大城 真理子(国際学群 経営情報教育研究学系 上級准教授)


パネルディスカッションの様子