公立大学法人名桜大学

 

学習支援・学生支援のあり方についてワークショップを開催しました

 

 平成27年3月17日(火)、名桜大学総合研究所および学生会館SAKURAUMにおいて、美馬のゆり氏(公立はこだて未来大学)、鈴木克明氏(熊本大学大学院)、渡辺雄貴氏(首都大学東京)、高橋理沙氏(公立はこだて未来大学)による「学習センター(LC)研究チーム」を迎え、「高等教育における学習支援・学生支援」に関する意見交換会ならびにワークショップが開催されました。本学と美馬氏をはじめとするLC研究チームとの交流は、平成23(2011)年12月から始まり、今年で4年目を迎えました。その間、名桜大学は新校舎・学生会館SAKURAUM建設の情報収集を目的として公立はこだて未来大学を3度視察しました。LC研究チームは、本学との情報交換の成果をもとに、公立はこだて未来大学メタ学習ラボのCRLA認証を実現しました。このたびの意見交流会・ワークショップは、お互いの実践成果を確認するとともに、今後のさらなる交流連携を維持する目的で実施されました。
 まず木村堅一名桜大学教養教育センター長(現職はリベラルアーツ機構長)より「名桜大学の学習支援・学生支援」と題し、大学を取り巻く環境の変化に適応するための手段の一つとして、先輩後輩コミュニティを基本とした学習センターの事例が紹介され、平成21年度から教養教育カリキュラムの改革と同時に進められている新入生支援・学習支援・キャリア支援といった入学から卒業までを同一コンセプトに基づき学習支援・学生支援を行う包括的な取り組みの現状と課題が紹介されました。その後、平成26年12月に完成した新校舎・学生会館SAKURAUMに場所を移動し、実際に学習支援・学生支援を行っている現場を視察、各団体代表から活動報告を受けた後、学生を囲んでの意見交換会も行われました。
 その後、本学教職員・学生を対象としたワークショップが開催されました。美馬のゆり氏からは、ピアチュータリングを取り入れた高等教育における統合型学習支援において、国内外の事例をもとに、大学生の3段階成長モデルとその育成支援システムの開発について解説いただきました。鈴木克明氏からは、授業におけるアクティブラーニングを促進するための授業時間外のICT活用のモデルをご提案いただきました。渡辺雄貴氏からは、日本の高等教育における学習支援体制の要件を整理するためには、海外の多くの事例を分析する必要があり、現段階における学生支援体制の共通の枠組みについてご提案いただきました。高橋理沙氏からは、本学言語学習センターに続き、我が国で二番目にCRLA認証を受けた公立はこだて未来大学メタ学習ラボの事例をもとに、学習センター運営の現状と課題についてご紹介いただきました。
 最後に、名桜大学とLC研究チームとの交流を維持・発展させていくとともに、このたび得られた学習支援に関する新しいアイディアを、実際の実践の中で検証していく取り組み、特に効果検証の必要性を確認し閉会いたしました。

総評:木村 堅一(名桜大学リベラルアーツ機構長)

 
新校舎・学生会館SAKURAUMの視察                                         学生を囲んでの意見交換会
 

 
本学教職員・学生を対象としたワークショップ                                       意見交換会を終えて