公立大学法人名桜大学

 

授業紹介「児童福祉」:東日本大震災被災者支援関連報告会

授業紹介「児童福祉」

東日本大震災の被災者支援に関連した報告会を開催

 

 平成27年1月28日(水)、スポーツ健康学科提供科目「児童福祉(担当:竹沢昌子)」の授業の一環で、東日本大震災の被災者支援に関連した報告会が実施されました。

 はじめに、被災地を訪問した矢貫早弥さん(スポーツ健康学科4年次、沖縄県立北山高校出身)と山本芽依さん(スポーツ健康学科3年次、長崎県立諫早高校出身)による報告が行われました。矢貫さんは「現代版組踊てぃんぬむい~星結踊~」のメンバーとして、東日本大震災で被害を受けた、岩手県陸前高田市の桜まつりや仮設住宅、保育園等にて舞台活動を行っていること、また、早稲田大学の学生と共に仮設住宅に住む方々へ運動指導を行い交流していることを報告しました。「舞台活動だけでなく、大学での学びを生かすことができ、良い経験となりました。被災地については『百聞は一見にしかず』、実際に見て、感じてほしい」と話しました。山本さんは「きっかけバス」という学生が東北3県にバスで行くプロジェクトに参加し、陸前高田市で行われた「七夕祭り」にて地域の方々との交流を行ったことや、来沖した福島県いわき市の子どもたちとの交流について話し、「被災地訪問に限らず、自分自身の心が動かされることに取り組むことに意味があるのではないかと思う」と話しました。

 続いて、沖縄県中央児童相談所の児童福祉司である赤嶺真也さん(社会福祉士)が、「被災地における里親支援~岩手県宮古児童相談所の現場から~」という題で、被災により保護者を失った子どもたちとその里親への支援について語りました。赤嶺さんは平成26年4月から半年間にわたり、宮古児童相談所へ派遣されました。支援活動を通して、子どもも大人も心の傷を抱えていること、(被災者ではない)自分には何の力にもなれないのではないかと思っていたが、面談者から「被災者ではないあなただからこそ素直に話せる」と感謝されたことが印象的だったと述べました。また、現地での活動を終え、最も伝えたいこととして「被災地の暮らしは豊かになりつつあるが、心に抱えた傷はまだ癒えていません。そのことを気にかけてほしい。それから、災害はいつでも自分の身に降りかかる可能性があるということに気づかされ、防災について意識が変わりました」と生の声を伝えてくれました。


被災地の様子がスライドで伝えられました