公立大学法人名桜大学

 

第20回 日本保育園保健学会 優秀賞受賞


  日本保育園保健学会では、第20回学術集会(2014年度)においてはじめて表彰制度が設けられました。その第1回目に優秀賞をいただくことができました。テーマは「保育園における障害児や医療的ケア児の受け入れと課題」でした。保育園看護師に関する研究の成果報告として行ったものです。
 保育園は、一般的には健康な幼児の保育を行う場所と捉えられています。しかし、急増しているアレルギー児への対応や病児・病後児などの医療的な支援が必要な子どもへの支援もまた多く求められるようになってきました。そのため、保育園では看護師を配置し、医療面の支援や医療的情報の提供、指導や相談活動を行っています。しかし、看護師の配置が義務化されているわけではなく、さらに業務についても明確な基準が示されているわけではありません。そのため、医療的なケアを要する子どもの保育実践に向け、保育園看護師の配置と看護師へのサポートをテーマに、文部科学省の科学研究費助成を受けて研究を進めてきました。八重瀬町をフィールドに介入研究を進めてきましたが、全国的にみても保育園看護師の配置の実態やどのような業務役割があるのか、十分な調査が行われていません。そこで、全国2000カ所、沖縄県331カ所の調査を行い、その結果をまとめて発表し、さらに看護師配置の推進に向けた提言を行いました。
 今回の発表に対し、学会から優秀賞をいただきましたが、保育園看護師の配置に向けた研究的な取り組みはまだ十分ではありません。今後も継続的な研究が求められていると痛感しています。
 本研究は、科学研究費(基盤C:24593397、研究代表:金城やす子)の助成を受けて実施したものです。

金城 やす子(人間健康学部 看護学科 教授)


 
表彰式(平成26年10月24日)               研究フィールドの八重瀬町保育園看護師、八田早恵子先生、
                                         合わせて3題の演題を発表しました