公立大学法人名桜大学

 

国際看護学Ⅱの海外研修を実施

 看護学科ではタイの保健医療状況を知り国際看護の実際を学ぶことを目的に、平成26年9月6日(土)~13日(土)まで国際看護学Ⅱの海外研修を行いました。研修先はタイ東北部のウボンラーチャーターニー県で、履修学生は2年次の6人です。
 シェア=国際保健協力市民の会と現地NGOであるHSF(Health and Share Foundation)の協力により、地域病院や県病院、看護学校の訪問、HIV陽性者グループ活動への参加、村でのホームステイ等を行いました。学生は6月から始まった事前学習当初、なかなか実感が湧かないようでしたが、現地での活動には全員が協力して積極的に参加し、ホームステイでも多くの村人と意欲的に交流を深めていました。
 学生は、今回の海外研修を通して日本と異なる生活や文化、人々を取り巻く医療環境を実感し、自分自身の価値観を揺さぶられるような経験をしながら多くの学びが得られたと思います。海外研修に参加した学生の今後の成長を期待しています。

総評:佐和田 重信(人間健康学部看護学科 助教)
   八田 早恵子(人間健康学部看護学科 助教)




日本国外の医療・福祉の状況や看護に触れる

 今回のタイ海外研修では、参加学生が全員初めての海外ということもあり、準備の段階から分からないことだらけで最初はとても不安でした。しかし、たくさんの方々のサポートのおかげで、とても充実した8日間を過ごすことができました。現地では、地域や郡、県、各レベルの病院訪問や、看護学校への訪問、そしてシェア=国際保健協力市民の会とHSFのAIDSプロジェクトの活動参加を通して、タイの保健医療事情を知ると共に、国際保健協力活動の実際を学ぶことができました。また、各訪問先では、自分たちで考えたアクティビティも行いました。すごく喜んでくれていて嬉しかったです。3日間のホームステイでは、ホストファミリー、そして村の人たちも盛大に歓迎してくれました。言葉の壁があり、コミュニケーションにはとても苦労しましたが、本当の家族のように接してくれて、とても嬉しかったです。今回の海外研修を通して、実際に日本国外の医療・福祉の状況や看護に触れることができ、自分の価値観や看護観が大きく変わりました。特に衝撃だったことは、国民の医療格差が大きなところです。日本は保険制度が整っていて、皆ほぼ同じ医療を受けることができますが、タイでは貧富の差に応じて行ける病院、受けられる医療に差が出てきます。貧富の差が当たり前である文化を目の当たりにし、こういう文化もあるんだと受け入れようとしましたが、戸惑いを隠しきれませんでした。しかし、自分たちが生きてきた日本の世界しか知らなかっただけで、世界にはいろいろな文化があり、生き方があるということや日本の生活は恵まれているということを実感することができました。この海外研修を通して、自分の未熟さを改めて認識し、向上心をもっていろいろなことに挑戦し、多くの経験をしたいと思いました。たくさんの学びを今後の自分たちの看護観やいろいろな活動に生かしていきたいと思います。

看護学科2年次:長崎 明日香(沖縄県立普天間高校出身)、戸髙 友布(大分県立佐伯鶴城高校出身)、
嘉数 波紀(沖縄県・昭和薬科付属高校出身)、大久保 友貴(山口県立宇部高校出身)、
我那覇 朱音(沖縄県立具志川高校出身)、石坂 美紗樹(沖縄県立読谷高校出身)


 
HSF事務所前にて、スタッフの皆さんと                   Ubon Nursing Collegeにて、看護学生との交流

 

Ubon Nursing Collegeにて                           ケマラートの寺院にて

 
Community Health Promotion Hospitalにて                                     ナータン村にて


Ubon Nursing Collegeにて