公立大学法人名桜大学

 

H26年度国際学群国際文化・語学教育専攻[ 現地実習 沖縄報告 ]

平成26年度国際学群 国際文化専攻・語学教育専攻[ 現地実習報告 ]

現地実習沖縄コース総括

 今年度は9月6日(土)から23日(月)までの期間、北は奄美の与論島から南は八重山の西表島までをフィールドにして実施しました。
 初日は宮城都志子先生にヤンバルの野草についてご講義いただいた後、実際に名護城周辺に自生している野草を摘み取り、調理・実食しました。まさに五感をフルに使う実習内容でスタートしました。
 8日から与論島へ行き、国指定重要無形民俗文化財「与論島八月踊り」の見学をメインに島内の史跡を巡見しました。八月踊りの芸能には日本本土の狂言が含まれており、あるいは泡盛ではなく焼酎が飲まれている等、琉球文化と日本本土文化が融合する境界の島であり、境界の文化圏であるということを目の当たりにしました。
 15日からは、今度は南へ移動し宮古島へ渡りました。まず宮古上布の染織体験として、苧麻から繊維を取りだし糸として紡ぐ工程を体験、また琉球列島全体に甚大な被害を与えた1776年の明和の大津波の痕跡とされる巨大な津波石を見学、そして来年から国内最長となる伊良部大橋が開通する前の伊良部島へフェリーで渡り、通り池や史蹟を巡見しました。
 18日からは八重山へ移動し、西表島のマングローブ林や由布島を見学、石垣島では唐人墓や桃林寺、宮良殿内等の史跡を巡見、20日の夜は国立石垣島展望台を訪問・見学したほか、石垣出身の学生の実家に招いてもらい、参加者全員おいしい郷土料理をいただきました。
 この他、沖縄国際大学ヘリ墜落現場や辺野古テント村を訪問し、歴史・民俗的な施設だけではなく、現代沖縄・日本が抱える問題について現場で考える機会を得ました。学生も個々さまざまに学び感じとる様子が見られ、相応の実習成果を得ることができたと考えています。
 最後に体調管理を万全に行い、各史蹟等でしっかりと事前調査発表をし、かつ全体を通して明るく楽しい雰囲気で実習を盛り上げてくれた参加学生全員に感謝します。また、昨年に引き続き共に引率していただいた屋良健一郎先生に感謝します。

総評:照屋(てるや) 理(まこと)(国際学群 国際文化教育研究学系 上級准教授)


 
石垣島宮良にて                                  恩納ナベ歌碑前にて
 


 

南北琉球文化圏をあるく

山田 あかり(国際文化専攻3年次、沖縄県立コザ高校出身)

 私たち沖縄コースは、引率の先生を合わせ15人で現地実習をしました。沖縄コースのテーマは、「南北琉球文化圏をあるく」でした。琉球文化圏とは、かつて琉球国において育まれた歴史や言語、文学や民族といった文化を共有した地域のことで、北は鹿児島県奄美諸島から、南は沖縄八重山諸島までに広がる圏域をいいます。
 私たちが今回あるいた琉球文化圏は、本島南部から始まり、与論島・本島北部・恩納村・うるま市・伊計島・渡名喜島・宮古島・伊良部島・石垣島・西表島・由布島・竹富島・那覇市と多くの離島に実際に足を運び、歴史と文化について学びました。
 現地実習に行くにあたり、沖縄の文化・社会・歴史を講義で学びましたが、現地に実際に行くことで、講義の時とは違うそれぞれの感情・思考が生まれたと思います。私は初めて与論島に行きましたが、沖縄の離島とほとんど変わらず、車の鹿児島ナンバーに違和感がありました。与論島では、与論十五夜踊りに参加してきました。予習をして参加したのですが、予想をはるかに超えた神聖な祭りだと感じました。また、沖縄本島と離島での共通点・相違点をしっかり自分たちの目で見て、肌で感じることで多くのものを得たと思います。
 18日間にも及ぶ現地実習で、私は生まれ育った沖縄のことを学ぶことができたと思います。それと同時にこれからの未来を担う私たちはもっと学び、知識をつけ、平和な未来へつないでいかなければならないと強く思いました。



9月11日・辺戸岬にて