公立大学法人名桜大学

 

海外スタディーツアー(東ティモール)報告

 平成26年8月11日(月)から22日(金)までの12日間、人間健康学部の海外スタディーツアーとして、国際学群から学生6人、人間健康学部から学生5人の計11人と共に東ティモールを訪れました。その旅程の調整および現地同行者として、本学の教養教育科目「沖縄学」の講話者の一人でもある宮良多鶴子さん(ソプラノ歌手)にお願いしました。宮良さんは、東ティモールでの国際交流の経験が長く、現地での人脈が厚いため、我々は短期間の滞在にもかかわらず、国の指導者から僻地の住民まで、さまざまな立場の人々との交流が可能となりました。例えば、国家行事への参加(現大統領、首相と面会)、ノーベル平和賞受賞者であるラモス・ホルタ元大統領の表敬およびインタビュー、日本大使館での意見交換、同国国立大学での国際交流、孤児院や小学校での子どもたちとのスポーツ交流など、幅広くかつ深みのある交流をしました。海外スタディーツアーの主目的の一つは、そのツアーに参加した学生が、日本では獲得できないような貴重な体験を通じて、日常の殻を破り、新たな自己を発見するという機会を持つことです。ラモス・ホルタとの語らい、総勢600余名から大歓迎を受けた小学校でのスポーツ交流。今回のツアーに参加した学生全員が、「また東ティモールに“帰ってきたい”」と思い、現地語であるティトゥン語の勉強を始めています。今年度後期から名桜大学大学院に、東ティモールからの留学生を2人迎えていますが、彼らとの交流を通じて、今回のスタディーツアーが一過性のものではなく、継続的に東ティモールの国や国民そして文化などへの関心が継続・発展することを願っています。

総評:小川 寿美子(人間健康学部 スポーツ健康学科 教授)


 
ラウテム県の小学校にて大歓迎を受ける                ラモス・ホルタ元大統領に質問する学生
 


 

東ティモールを訪れてみて

 今回、東ティモールに訪れて経験していく中で、様々なことを感じることができました。
 首都ディリと地方では、生活環境の整備に差があり、国全体の発展がアンバランスであること、また、出会った人々は皆温かく、特に子供たちの笑顔が印象的であったこと等、自分の目で見ることができ、とても良い勉強になりました。
 現地では、発展途上国の体育やスポーツの取り組みについて調査しましたが、訪れた小学校では、体育の授業は行われておらず、語学や数学等の教育が大事だという認識が強いように感じました。一方で、休み時間や放課後等を利用してサッカーをしている子供たちの姿を見る限り、高い運動能力を持っていることが伺えました。もっと体育やスポーツなどの重要性を理解できるような機会を作っていけたらいいと感じました。
 初めて訪れた発展途上国は、見るもの全てが新鮮でしたが、そこで見えてきた問題や課題を自分なりに考えていきたいと思います。そして、次に訪れる時は、今回得たものを生かしながら、もっといろいろなことを吸収したいと思います。

佐藤 山斗(スポーツ健康学科3年次、熊本県立鹿本高校出身)


現地の小学校にて