公立大学法人名桜大学

 

国際学群2年次海外入門スタディツアーを実施しました

 名桜大学国際学群では平成26年8月に「海外入門スタディツアー」を実施しました。このツアーは「入門」という語が名称に入っていることからも分かるように、海外に行ったことがない2年次学生を対象としています。初めての海外(国際的異文化)体験を大学教職員が同行する形式で学び(スタディ)を支援し、学生が国際的な視野と感性をもつ重要性を理解し、次の機会には自ら国外に行き、行動できる力を育成するために行われたものです。
 4月23日のツアー参加者募集説明会には多くの学生が集まり、募集に際しては40人を越える応募者があり、選抜と抽選とを経て31人がツアー参加学生として決定され、事前学習会を10時間以上開催しました。事前学習会には外務省長谷川大輔氏による特別講座(http://www.meio-u.ac.jp/newstest/2441-2014-07-31-00-10-00.html)も含まれています。
 ツアーは3ツアーあり、それぞれの行先と日程、参加者は以下の通りでした。台湾(8月10日から15日の6日間、学生6人、教員2人)、ミャンマー(8月19日から23日の5日間、学生10人、教職員2人)、そしてタイ・マレーシア(8月19日から23日の8日間、学生15人、教員3人、地域の高校教員1人)です。初めての海外でありつつ充実した深い経験ができるツアー日程でしたが、各ツアーに同行した教職員には現地の専門家が含まれており、どのツアーにおいても傷病者なく安全に全日程を終えることができました。
 帰国後のふりかえり(事後学習会)では、ツアーに参加した学生に共通して、体験学習ならではの視野の広がり、学習意欲の向上、他の学生にも海外体験してもらいたい気持ちの高まりがみられました。またすべてのツアーで現地の大学生との交流があり、国際共通言語としての英語力の重要性を学生は実感できたようです。大学生としての学びが実現できたツアーとなりました。

総評:国際学群2年次海外入門スタディツアー担当教員
大城 真理子(国際学群 経営情報教育研究学系 上級准教授)

国際学群2年次担当主任  
木村 堅一(国際学群 経営情報教育研究学系 教授)


   
台湾コース               タイ・マレーシアコース               ミャンマーコース
(高雄市立歴史博物館にて)       (タイのフワラムポーン駅にて)         シュエダゴンパコダ(寺院)にて
 


台湾と沖縄をまたにかけて

 台湾コースの目的は「日本と台湾双方に存在する『琉球』をまたにかけて、海外への親近感だけでなく、日台をめぐる歴史・関連性を『自身に関わる歴史』として身近に感じる」というものでした。
 台湾に到着すると、そこに歴史的関係から日本を感じつつも、日本と違った雰囲気を感じました。初日から台湾人学生の案内のもと、現地の台湾人の暖かさを感じながら「高雄」「小琉球」「台北」などを巡りました。中でも「中国―台湾」「日本―沖縄」の歴史的関係性を深めた「琉球漂流民殺害事件」に関わる現場に足を運ぶことができたのは、大きな学びの機会でした。歴史の教科書でそれらの事件を学んでも「自身に関わる歴史」としては足元が浮いたようなとても遠いものに感じられましたが、その現場に足を運び、目にすると私たちが「その歴史を踏みしめて今を歩んでいる」ことを実感しました。
 今回のスタディツアーでは、期待以上の感動を得ることができ、自国・地域と歴史的関わりの深い国・地域へ足を運び知ることの素晴らしさを学ぶことができました。

伊禮 千夏(沖縄県立具志川高校出身)


  
台湾最古の博物館、国立台湾博物館(台北市)           台湾の三大観光名所の一つ中正紀念堂(台北市)
 


ミャンマーで学んだこと

 ミャンマーは、アウンサン・スーチー氏の解放など軍事政権から民主化への変化によって現在では日系企業の進出も多くみられ、急速に発展している国の一つです。
 現地では、ヤンゴン外国語大学の学生との交流、現地日本人の方々との出会いがあり多くの刺激を受けました。4日目に訪れた寺小屋では、日本の遊びを通して子供たちと交流することができました。多くの子供たちに歓迎してもらいましたが、ミャンマーにはまだ寺小屋にも通えない子供がいるのが現状です。国の発展が著しく進んでいる一方で、このような貧困層の格差を感じました。ミャンマーに行って感じたことは、私たちが普段の生活の中で勉強できていることは、当たり前ではないということです。それを改めて現地に訪れて肌で感じることができ、私たちの今の環境は両親や先生方、周りの方々の多くのサポートがあってのものだと再確認しました。今後は、周囲の方々への感謝を忘れずに今回のツアーで学んだことを生かし様々なことにチャレンジしていきたいです。

玉城 妃奈子(沖縄県立知念高校出身)



  多くの子供たちと触れ合えた寺小屋


国境を感じる旅

 このツアーの主題は「国境を感じる旅」です。私たちは、普段国境を意識することの無い日本で生活しています。しかし、今回のツアーで私たちは列車に乗って陸路で国境を越える経験をしました。国境にある駅で一度列車を降り、パスポート、荷物、そして指紋をチェックされ、また同じ電車に乗り込む。日本ではできない新鮮な体験でした。私の中で最も印象的だったのは煌びやかな装飾が施されたタイの寺院です。日本の厳かな雰囲気の寺院とは異なり、様々な色のタイルや仏像で彩られており、息をのむような美しさでした。そしてタイの学生たちと友達になれたこと、これは私たちにとっていい刺激になりました。彼らとのつながりは、私たちの今後の人生で宝となると思います。他にも料理や市場、文化の違いなど、ここには書ききれない経験をたくさんしました。それでも私たちが見たのはそれぞれの国のほんの一部でしかないので、また機会があったらタイやマレーシアに訪れてみたいです。

渡邉 一弥(静岡県立富士宮西高校出身)


 
  美しい寺院に感動                                         クアラルンプール独立広場にて