公立大学法人名桜大学

 

大学の世界展開力強化事業_タイのチェンマイ大学を訪問しました

 平成26年2月後半に8日間の日程でタイ北部にあるチェンマイ大学を訪問しました。これは本学大学院国際文化研究科が参加している「大学の世界展開力強化事業-アジアの平和・人間の安全保障大学連合(PAHSA)」の事業の1つで、今年秋に日本から派遣される大学院生の研修及び短期留学のホスト機関となっているチェンマイ大学政治公共政策学部の事前視察を目的としたものです。
 訪れた同学部ではPAHSA事業の担当教員であるUdomchoke Aswimalkit副学部長をはじめ、Pairat Trakarnsirinont学部長、Thnyawat Rattanasak公共政策学科長、その他教員や事務局長など、チェンマイ大学側の多くの教職員と会談を重ねることができました。これらの会談を通して感じたことは、チェンマイ大学関係者が世界展開力強化事業による大学院生の交流プログラムに限らず、日本の大学との学部生交流や教員研究交流を含めた幅広い国際交流の機会を模索しているということでした。よって久しぶりとなる本学との交流再開をとても歓迎している様子が伺えました。
 チェンマイ大学はタイでも有数の広大なキャンパスをもつ総合大学で、学内移動には車やオートバイや自転車が利用されていました。いたる所にヤシの木や原色の花々が咲き乱れ緑豊かな美しい環境でした。学生寮も設備が充実していました。チェンマイの街も比較的治安が良く、社会インフラも整っており、住みやすい印象をうけました。人々もとてもフレンドリーで誠実であり、日本人学生の留学先としては最適だと感じました。
 ところで私の滞在中にタイの首都バンコクではインラック現政権に対する反政府デモや暴動が活発化している状況でした。それについてチェンマイ大学政治公共政策学部の教職員と話をしたところ、この対立の当事者であるインラック首相と野党指導者ステープ氏は、ともに同学部の卒業生だということが判明しました。なんとも複雑なタイ政治の一面を垣間見た思いでした。

総評:高嶺 司(大学院 国際文化研究科 上級准教授)
 

   
チェンマイ大学教職員との会議の様子                 同大学政治公共政策学部の玄関前にて