公立大学法人名桜大学

 

数理学習センター後期プロジェクト実施報告書

数理学習センター後期プロジェクトで実施されました2つの新しい取組を紹介いたします。
2月10日の「2013年度数理学習センタープロジェクト発表会」において報告された内容です。


Ⅰ「数学や科学を身近に感じよう!」 

 やんばるの自然や生物に詳しい地域の方々(退職教師)も講師にお招きし、MSLCのチューター及び本学の学生に数学や科学を身近に感じてもらうとともに、やんばるの自然のよさや環境問題における興味関心を高める目的で、11月から1月にかけて以下の7回の講座を実施いたしました。  今後も内容を検討しながら継続して取り組んでいきたいと考えています。


第1回 11月 8日(金) 

①数の不思議  ~数学と芸術と自然現象~ 講師:高安美智子(数理学習センター長)

 「数に支配されている」「数の規則性により社会や自然が成り立っている」という印象を受けてしまいそうになったが、美しいもの・ことには理由がありその真理を追い求めると数字で証明されることも、また一つの美だということに感動した。しかしむやみやたらに数に惑わされないように気を付けようと思う。


 

第2回 11月15日(金)②天体現象を学ぶ ~天体観察会~    

講師: 志良堂清明氏(元高等学校教諭:物理  名護市宮里在住)

 ②天体現象を学ぶ  星々の世界(宇宙)への案内                           
1 宇宙というところ 2 宇宙からの便り 3 星々を見る   4 宇宙への興味を広げる  今夜の夜空は何だろう?あの時、キレイな星を見たなぁと童心に帰ることができた。UFOを見つけて宇宙人を捕えるという夢を叶いたいと思った!!安田くんが非常にくわしいことが一番の発見だった。ありがとうございました。


第3回 11月29日(金)  ③数の不思議 ~数の並びと速算~ 講師:高安美智子

~身近な物理現象を考える~ 講師: 宮城圭介(数理学習センターチューター)

 
数がこれほどきれいに並ぶのはすごい!数字には、沢山の面白い計算方法があるということに気づかされた。









 めちゃ楽しかった!!PET最高〜♪
ペットボトルも、科学をつかって考えられてつくられていると知って面白い。
 

第4回 12月 6日(金)  ④物理を楽しむ ~実験を通して物理現象を学ぶ~ 

講師:比 嘉 恵 一氏(元高等学校校長:物理 名護市屋部在住)

 世の中の全ては物理で解き明かせるような気がしてワクワクしてきました。気圧の力を利用すれば、私にも彼女ができるでしょうか?クリスマスまであと少しです!ぜひ教えてください。
身の回りの道具で非常におもろい実験を見せてもらいました。何でもない当たり前の身の回りの現象にもっと興味を持とうと思いました。




第5回 1月 9日(木)  ⑤原子力と放射能 

~福島第一原発事故について考える(1)  講師:比 嘉 恵 一 氏

 原発について安易に考えていたが、とても深刻な問題なのだなと実感した。これを自分たちが将来に残さないようにするために、できることは少ないかもしれないが、何かやっていこうと感じられる時間になった。 ニュースや新聞などでは取り上げられていない問題についてもわかりやすく教えていただきためになりました。私は原発推進派の意見をきく機会があったのですが、やはりこのような話をきくと原発の恐ろしさをしり、日本はすぐにでも脱原発の方向へとすすむべきだと思いました。





第6回  1月16日(木) ⑥原子力と放射能

~福島第一原発事故について考える(2)~ 講師:比 嘉 恵 一 氏

 自分の知らないことを多く知ることができて良かった。誤認の知識も多くあったので、これを多くの人に伝えていこうと思った。 福島原発事故は起こってはならない事故ではあったが、これから、脱原発の方向に日本が進んでいく良い機会にもなったのかなとも思いました。とても勉強になりました。ありがとうございました。






第7回 1月23日(木) ⑧やんばるの自然 ~やんばるの自然を映像で見る~ 

講師:友 利 哲 夫 氏 (元高等学校教諭:生物 名護市宮里在住)

 沖縄ってすごいんだなーと思った。 やんばるの森に興味があったのでこういう機会はとてもうれしかったです。 小さな沖縄に貴重な生物が数多くいるとは思っていなくて、その数におどろいたことと、原始的な生物の多さにおどろいた。  他の離島にも固有の生き物がいるのか、気になったので少し調べて見ようかと思います。







Ⅱ 名護高等学校「数学苦手克服講座」

 今回は、直接現地に行って学習支援で地域貢献をしたいというチューターの強い要望があり、3人のチューターが名護高校に出向いて11月から2月にかけて学支援活動を行いました。新しい取り組みでしたが、チューターも受講生も意欲的に継続して実施することが出来ました。  高校生にとって大学生から指導を受けることは、とても新鮮でやる気につながったという声も聞かれました。発表会では、高校生の意識の高揚、数学力向上を感じるとともに、チューター自身のやる気、達成感が感じられたという報告内容でした。

2月10日のプロジェクト発表会の報告内容から抜粋し紹介いたします。




名護高等学校視聴覚教室にて「数学苦手克服講座」初日

   
個人指導を受けている様子                                  どれだけ力が付いたか確認テスト実施


二つのMSLC新規プロジェクトを振り返って

(1)「数学・科学を身近に感じよう!」

 地域の優れた人材を講師に迎えて、地域の自然や福島原発事故と放射能の問題などについて講話をしてもらいました。学生に地域の自然に興味・関心を持ってもらうとともに、環境やエネルギー問題等について意見交換等の場を設け、知的刺激を与えることができたと思います。もっと多くの学生に聞かせたい充実した内容で有意義な講座となりました。


(2)名護高等学校「数学苦手克服講座」

 学生が積極的に企画し実践したこの学習支援の取組は、チューターの目指した地域貢献の一つであり、高校生と大学生がともに学ぶ高大連携の取組にもなったと思います。 受講生のアンケートでは、「数学が好きになった。大学生による授業という形が新鮮で楽しかった。詳しい説明で分かりやすく楽しかった。次回も開講して欲しい。」というコメントが多数ありました。また、学習時間が増えたという調査結果が出ていました。
 講師を務めたチューターからは、「高校生たちに授業とは違うスタンスで指導するということを心がけ、たくさんの思いや勉強法、数学の面白さを伝えることができた。目標の数学苦手意識の改善に貢献できたのではないかと思いまます。」という感想が延べられました。チューターの思いが伝わり、地域の高校生が、名桜大学に関心や意欲を持って入学してくれることを期待したいと思います。

数理学習センター 高安美智子