公立大学法人名桜大学

 

平成25年度 人間健康学部スポーツ健康学科[看護臨床実習報告]

養護教諭の立場でどう関わるのかを意識しながら実習を展開

看護臨床実習総評

 平成25年度の看護臨床実習は、8月8日(木)~8月23日(金)まで、北部地区医師会病院、健康管理センター、北部福祉保健所で行いました。
 主な実習施設である医師会病院の病棟実習では、看護師の患者個々に応じた対応を通して、コミュニケーションは、すべての看護技術において、基本となるべきものであることの再確認ができました。保健所実習では、感染症対策や、生活習慣病予防対策を含む地域の健康づくりの現状を学ぶことができました。保健所は、養護教諭の重要な連携機関であり、積極的に活用連携することが、子どもの健康課題について、より質の高い保健教育ができると理解できました。病棟実習や保健所実習で再確認できたことは、人と人とのつながりを重視し、患者や地域住民のことを考えた取り組みを行い、それぞれの役割で健康支援に携わっていることでした。実習終了後の振り返りでは、知識不足等を理由に、受身で積極性に欠けた実習であったことへの反省が多くあがりました。その要因は、「事前学習の工夫」、「限られた時間の効果的活用」など実習への準備不足にあったと考えます。実習事後学習は、臨床実習の気づきや反省を踏まえ行いました。そのプロセスの中で、看護臨床実習が養護教諭につながる実習であることが再確認できたと同時に、知識・技術を深める学習方法が課題となり、再度振り返りを行いました。また、「自己の体調管理」「身だしなみ」なども反省としてあがりました。学校現場で健康支援に関わるものとして、学生個々の食生活の見直しが課題です。
 今回の実習を通して、養護の責任の重さ、学ばなければならないことの多さに不安を感じる学生や、自己成長を感じ希望に満ち、養護教諭になる決意を新たにした学生もいます。いずれの場合も、養護教諭の立場ではどう関わるのかなど、意識しながら実習展開をした結果であると考えます。養護教諭実習では学びが深まることを期待しています。
 ご多忙の中、実習を引き受けてくださり、丁寧なご指導をくださった実習施設の皆さまに深く感謝申し上げます。ありがとうございました。 

総評:前川 美紀子(スポーツ健康学科 准教授)

  
実習終了後、柴山看護部長及び金城学部長と             実習指導者の皆さまと反省会を行いました


養護教諭になるという強い気持ちを持てた看護臨床実習

3年次 松田 梨奈(沖縄県立名護高校出身)

 看護臨床実習の病院実習では、看護師さんから学んだ中で最も印象的だったのが、患者様の心の面への配慮方法です。何気ない声掛けで患者様の不安の軽減を図ったり、質問しやすい雰囲気を作ったりと、患者様やご家族の方が安心できるような対応をしていました。 近年保健室には、心の問題を抱えて訪室する児童生徒も増えてきています。子どもたちが「自分のことを気にしてくれているんだ」と感じてくれるような声掛けや、相談・質問しやすいオープンな養護教諭を目指したいと看護師さんの対応から学びました。問題解決へのアプローチ方法では、チームとして取り組むことがより効果的であることを学びました。
 健康管理センターの実習では、保健指導時のポイントとして、“~しなさい”ではなく、“できるか・できないか”自分では気付かない部分を気付かせ、そして寄り添うこと、また、相手から質問が出るような指導を心掛けることを学びました。看護行動一つ一つに意味があり、患者様の行動一つ一つに意味がある。これは学校現場においてもいえることだと考えます。児童生徒の行動一つ一つにどんな意味があるのかというのを把握できるような洞察力のある養護教諭を目指したいです。些細な言動が、相手にとって良し悪しを与えることにつながるということを忘れずに、一人一人の児童生徒と大事に接していきたいと感じました。
 保健所実習では、保健所が住民の健康に関する重要な場所、そして責任が大きい場所だということを感じ、保健所の役割は多岐にわたっているということを学びました。結核の予防やエイズの相談、障害児歯科指導、認知症家族会、断酒会、生活保護など、様々なところから私たちの生活に関わっているのだと感じ、保健所との距離が近くなったような気がしました。
 実習を終えて感じたことは、看護師と養護教諭は共通点が多いということです。今回の看護臨床実習で、養護教諭になりたいという思いがより強くなりました。